概要
それぞれの詳しいことについては該当記事を参照。ここでは入試について解説する。
出願について(一般入試)
共通テストが終わった後から出願が始まる。前期、中期、後期と最大3校出願できる。
一般入試
国公立大学の場合、ほぼ全ての大学で共通テストが必須である。その入試科目も国語、数学①②、外国語、理科、社会、情報Iの計6教科8科目が必須。理系は理科発展2科目+社会1科目、文系は社会2科目+理科基礎2科目選択がメジャー。但し大学によっては数学②や理科、社会が不要な所もある。また、数は少ないが現代文のみを点数にするところもある。
そして共通テストが終わった1ヶ月後の2月25日(と26日)に前期二次試験が実施される。ここでの科目数は様々だが文系の場合英語+国語+社会(or数学)、理系の場合は数学+英語+理科がメジャー。難関大学の場合は二次試験でも理科2科目を要求しているところも多い。しかし社会2科目を課すのは東大以外存在しない。
これから分かる通り、国公立大学は全教科のバランスを求めている。私立と違い苦手だからと言って国語や数学を避けることは基本的に出来ない。
特に難関大の場合共通テストでしか使わない科目(理系で言う国語、文系で言う理科基礎等)に高い比重を置いてる所も多く、それらの大学では二次試験の難易度も高いことから二次比率が高いところだからといって共通テストはバカに出来ない。
しかも東京一工や医学部などの場合二段階選抜によって一部の受験生はここでシャットアウトされる。そういう意味でも共通テストは対策しないといけない。
二次試験は全問記述式で課す大学が多い。
正統派の問題が多く、私大に比べて奇問・悪問は少ないとされている。
もし前期試験に落ちたら3月12日に行われる後期試験というチャンスがある。
後期は科目数が少ないところが多く、中には面接だけだったり筆記試験を課さない大学も存在する。
しかし後期は前期と比べてボーダーが高く、上位大学不合格層がごぞってやってくるためかなりハイレベルな争いとなる。
倍率に関しては欠席者も多いことから仮に7倍となっても実際は1.2倍程度になることもある。
中期試験に関しては一部の公立大学が実施している。
推薦入試
AO入試、学校推薦型選抜など。
共通テストを利用する入試もあれば、利用しない入試もあり様々。
併願対策
国公立を受験する際には国公立後期や私立を併願する場合がほとんどである。
私立に関しては共通テスト利用や共通テスト併願を受験することをおすすめする。前者は個別試験を受けなくてもいい上、後者は科目数が少ないことが多いため負担が下がる。私立志望の受験生で共通テストを受けない者も多いため、倍率が低いことも多い。
一応、普通に私立一般を受けても問題は無いが、私立大学はクセの強い問題を出す所もある為、それの対策に手が回って国公立への対策に割けないという事にならないように。