ライダーコアID
らいだーこああいでぃ
『仮面ライダーギーツ』に登場するキーアイテムの1つ。劇中では「IDコア」と呼ばれる。
各仮面ライダーのライダーズクレストが刻まれたデザイアグランプリ参加者の個人識別符号端末。
デザイアドライバーの中心にあるソケットにセットするとゲームへのエントリーが完了。その後、パーソナライズが行われ、クレストに対応したライダーのエントリーフォームに変身できる。つまり、変身後の姿はコアIDに由来しており、プレイヤー毎に固有のモノである。
『よろずや!?ミッチー親方の一日』で明かされた情報によると、このクレストに描かれる動物は、変身者の性格や行動などから、デザグラ運営によって割り振られている模様(『ギーツエクストラ 仮面ライダーゲイザー』でも実際に、プレイヤーの情報を聞いたニラムがコアIDのクレストを選定している様子が描かれている)。
ナビゲーターのツムリからビックリミッションボックス001に入れてデザイアドライバーとともに手渡しされる。
なお、コアIDごとに相性に優れた大型バックルが存在している。例えばギーツならマグナムフォーム、バッファならゾンビフォームなど、本人の気質とのシナジー効果で相性の良いバックルがそれぞれ異なる(無論、状況次第では相性の良いバックルよりも別のバックルを優先することもある)。
またMOVIEバトルロワイヤルでデザイアドライバーを使用した仮面ライダーリバイがリバイスドライバーレイズバックルを使用した時にはリバイスフォームではなくレックスゲノムに変身した事から、レジェンドライダーのコアIDだとそのライダーのレジェンドバックルが1番相性が良く、そのライダーの基本形態に変身するようになっている。
致命傷を受けるとヒビ割れ、仮面ライダーは消滅、所持していたレイズバックルが残る。脱落の場合はデザイアドライバーもその場に残るがIDコアは自動的に青く光り消滅する。脱落確定時は単に消えるのではなく、運営によって没収されているようだ。
なお、致命傷を受けずにIDコアを直接破壊された場合(半壊、全壊問わず)、2度とプレイヤーとして選ばれることも変身することもできなくなり、脱落扱いになる(半壊コアの場合は変身そのものは可能)。このルールが明言されたのは慕情編であるが、世界が一新されたと同時に意図的にルールが改変されたかは不明(それまでは致命傷を受けたと同時にIDコアが自動的に破壊されている)。少なくともデザイアロワイヤルの開幕に道長は関与していないので道長によるものではない。尚、英寿はこのギミックを知っていた。
創世編ではグランドエンドの影響もあってIDコアは限られた人物のみが持つことになった。
現時点で最終回以降(ファイナルステージや劇場版等)もIDコア(とレイズバックル)を持っていることが確認できるのはギーツ、タイクーン、ナーゴ、バッファ、パンクジャック、ナッジスパロウ、ハクビ、ギャーゴ、ロポ、ケイロウの10名である。
記憶デバイス「アドクレスト」により個別認識以外にもスコアや各行動等、グランプリ参加者の情報を記録するストレージ装置としても機能している。
「ドライバルロック」と呼ばれる機構によってデザイアドライバーに固定されており、激しい動作を行っても外れる事はない。ただし、簡単に手で取り外すことができる
「コアIDに触れた事で記憶が呼び覚まされる」と記述されている解説や描写から察するに、(全ての記憶かはともかく)リセットされた記憶も内包しているモノと思われるが、ソレ程膨大な情報が詰まったデバイスを運営側が管理・所有している事は、参加者の状況が運営に筒抜けになっているに等しい様で、参加不参加すら一方的に決定するある種"管理社会めいた世界観"を象徴するアイテムとも言える。
なお、コアの所有者以外が触れた場合でも世界改変が行われる前の記憶が蘇る(※)。そのため、DGP参加者でない人物に手早く情報を共有する手段としても使われる(謀略編ではルール違反として咎められたが、その後の展開の都合上特例として見逃された)。
また、自分のドライバーを紛失してもIDさえ手元にあれば他の参加者のドライバーで変身出来る(ただしこの機能は仇になることもある)。
本編に登場した仮面ライダー
劇場版・スピンオフ・Vシネマ限定ライダー
ご当地ギーツ(ファイナルステージ)
変身体未登場の仮面ライダー
その他のコアID
→モブライダーを参照。
デザイアドライバーにセットしてもICチップやピンによるキャラクター毎の固有識別等は無いが、作中での使用頻度からなりきり度が高く、DXレイズバックルシリーズと共に本作のコレクションアイテムの1つとなっている。
ドライバーの装填部分が発光する仕組みであり、光が当たると「アドクレスト」に該当すると思われる集積回路のような模様が内部に浮かび上がる。
一方で、光を透過する以外にはスイッチやピンが存在しないため、それ以上の連動はできない構造となっている。
後発で主要キャラのみ台詞入りの「サウンドコアID」が登場したが、こちらはコア自体を手動で押すことでコアからセリフが鳴るのみであり、従来の台詞入り連動アイテム(いわゆるメモリアルアイテム)のようなベルトの操作に自動で連動する仕組みではない。
また、内部に追加のユニットと押すギミックを仕込んだ反動で通常のコアより厚くなっており、この仕様で一部の大型バックルは干渉するので同時使用は不可能。
このため、完全上位互換というわけではなく連動には通常版の方が適しており、実際に放送終了後の恒例メモリアルアイテムとしてこのIDとは別で台詞入りのプレミアムDXレイズバックルが発売されている。嘗ての聖剣ソードライバーの音声アップデート版の様な、放送中に台詞入りアイテムを出す試みと言えるかもしれない
「ライダーコアID」としてドライバーやレイズバックルに付随する形で発売やキャンペーン配布となっており、レイズバックルの様に単体販売はされていない。
- ギーツコアIDは2022年9月3日発売の「変身ベルト DXデザイアドライバー」に付属。
- バッファコアIDは2022年9月17日発売の「DXゾンビレイズバックル&レイズバックルホルダー」に付属。
- パンクジャックコアIDは2022年10月29日発売の「DXモンスターレイズバックル」に付属。
- ナーゴコアIDは2022年11月12日発売の「DXビートレイズバックル」に付属。
- バイスコアIDは2022年12月2日から東映オンラインストアにて発売された「MOVIEバトルロワイヤル」のプレミア特典付き前売り券に付属。
- タイクーンコアIDは2022年12月3日から開催されるキャンペーンの商品購入の先着特典。「DXニンジャレイズバックル」には付属しない。
- レター以外のライダーは2022年12月19日から予約開始の「仮面ライダーコアIDセット」に封入され、リバイのコアとシロー、ギンペン、バッファのひび割れたコアもこのセットに付属される。
- シーカーコアIDは2022年12月27日発売の「DXパワードビルダーバックル&ギガントバックルセット」に付属。
- ナッジスパロウとロポのコアIDは2023年2月7日発売のテレビマガジン増刊号「仮面ライダーギーツとあそぼう! 激闘」に付属される。
- レターを含む未発売だったライダーは2023年5月22日から予約開始の「仮面ライダーコアIDセット2」に封入され、GMライダー2人と今井透が変身していたライダーの名前が判明した。ナッジスパロウのひび割れたコアもセットに含まれるが、レターとトゲッチのひび割れ版は無い。
- 2023年2月28日に「DX仮面ライダーサウンドコアIDセット」が予約開始。セット01にはギーツとタイクーン、セット02にはナーゴとバッファのコアがそれぞれ販売された。なお、「サウンド」コアIDということで、コアを押し込むとそれぞれのキャラクターのボイスが鳴る特別仕様となっている。
- ギャーゴコアIDは2023年7月18日から予約開始の「DXファンタジーレイズバックル」に付属。
- クロスギーツコアIDは2023年7月24日から予約開始の「DXXギーツレイズバックル」に付属。
- 2023年7月24日には「サウンドコアIDセット03」が予約開始。こちらではダパーンとパンクジャックのコアが付属。
- ギーツワンネスコアIDは、『4人のエースと黒狐』の入場者特典として立体化。後に円盤の限定版にサウンドコアIDが付属。
- 2023年7月31日には「サウンドコアIDセット04」が予約開始。こちらではナッジスパロウとハクビのコアが付属。
- ジエンドライダーコアIDは2023年8月27日〜8月29日の間にメモリアルレイズバックル(マグナム&ブースト以外)の早期購入特典として付属。
- 大阪ギーツ等のご当地ギーツサウンドコアIDセットは「仮面ライダーギーツ ファイナルステージ DXファイナルステージサウンドコアIDセット版」にて付属。シールでそれぞれ4種再現可能。
- ドゥームズギーツコアIDは2023年10月10日から予約開始の「DXドゥームズギーツレイズバックル」に付属。
- 2024年3月に予約開始されたDX仮面ライダーギーツサウンドコアID(英寿&ツムリver)+仮面ライダーコアIDセット03収録のターボン、ブラーリ及びレター、トゲッチのヒビ割れたコアIDにより劇中で明確に登場したコアIDは全て商品化された。
- 仮面ライダーの個別の変身アイテムとしては珍しく、どれを使用しても音声やスーツ胴体部は共通となるアイテムである。このため、個別となるライダーズクレストと頭部さえ新しくすれば、いくらでも新しい仮面ライダーを生み出すことが可能である。
- 玩具開発インタビューによると「レイズバックルとIDコアの2種類を集めるとなると膨大過ぎる為、こちらは音声を統一し見た目のなりきり度のアクセサリーと割り切った」とされている。結果的には見た目に拘る熱心なファンにしか必要の無いアイテムとなり、しかも大半は数分~数話の短い期間で退場する(長くても1クール)。
- また、デザイアドライバーは腰に巻くと真上からではIDコアが見えなくなってしまう為、上述の音声が変わらない点を考慮しても普通に遊ぶ分には何も問題ない様に設計されている。
- シンプルなため食玩やガシャポンで販売可能であり、そうした商品展開を希望する声も多いが、「主要のライダー以外のコアを子供が欲しがるとは思えない」や「マニア向け過ぎて大人にしか需要が無い」と指摘する声もある。
- 比較される事が多い戦極ドライバーのプレートと比較すると発売ペースはこれでもかなり早い方であり、放送終盤までに発売されたプレートは鎧武、バロン、龍玄、武神鎧武、これに店頭キャンペーンの斬月を加えた僅か5名のみであった。
- 販売順に関しては、作品内での扱いに対して順番がかなりちぐはぐになっている。
- ギーツ(1号ライダーで1番)
- バッファ(2番目)
- パンクジャック(9番目に登場したライダーだが、玩具化は3番目)
- ナーゴ(4番目)
- バイス(5番目)→発表こそ5番目だが実際に購入者の手に渡るのはタイクーンのコアより少し後。
- タイクーン→2号ライダーでありながら6番目である上に、キャンペーン限定品(しかも先着)
- ……と、特にタイクーンのコアは入手手段とタイミングがあまりにも限られていたため、入手できなかったファンや後から玩具を集め始めたファンからは悲しみの声が上がっていた。
- 公式サイト等一部では「IDコア」とも表記され、どちらが正しいのかは不明。現状、玩具では主に「ライダーコアID」、本編では「IDコア」と呼称される。
注意事項
- IDコアと同じ色のバックルが相性が良いと思っている視聴者は多いが、現時点では公式はそう明言していない。
- 実際、相性が良いと言われているナーゴとビート、パンクジャックとモンスターは色が一致していない。そもそも色によっては同じ色と言えるバックル(特に大型バックル)が存在すらしない色も多い。
オリジナルライダーコアID:二次創作タグ
- カードデッキ:類似品。
- ゼロノスカード:桜井姓の緑な2号ライダーが使用する記憶と強い結び付きのあるライダー変身アイテム。
- 仮面ライダーコア:こいつは無関係。
- コアメダル:コアの名を冠する変身アイテム。上述の仮面ライダーコアは特殊なコアメダル(とガイアメモリ)によって顕現する他、仮面ライダータイクーンの変身ポーズはこの作品の主人公が変身するライダーのオマージュ。
- フェイスプレート:戦極ドライバーのバックル左側に装着された"取り外し可能なライダーの横顔が描かれたパーツ"。玩具では装着するプレートによって4種のサウンドの内どれが鳴るかが決まっている。劇中では「ライダーインジケータ」の表示板で「アーマードライダーへの変身を認証した事を示している」設定。つまり「変身後の姿が決まったからインジケータに表示される」訳であり、コアIDとは似ている様で実は真逆。
- 聖剣ソードライバー:柄の「エンブレム」をリードして交換する事で3種類の聖剣に切り替わり、どのライダーになるかが決まっていた。但し、玩具限定の仕様であり、劇中のエンブレムは着脱出来る代物では無い。
- ルーブクリスタル:発光パーツで囲まれたデバイスの中心部に装着する変身アイテム繋がり。こちらは展開ギミックがあり、認識も2パターンある。
- VSビークル:コアIDとレイズバックルのように2パターン存在する収集アイテム。
- ゴセイカード/ゴセイヘッダー:上記のVSビークルよりもこちらの方がコアIDとレイズバックルの関係性に近い(規格が違う収集アイテムという意味で)。
- デスノート:特撮では無く漫画由来で変身アイテムでもないが、「触れると関連する記憶が戻る」事で有名なアイテム。
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破損したライダーコアIDは、ジャマーガーデンにいるアルキメデルの元に集まっている。デザイアグランプリの運営と連絡が取れる立場の彼は、世界を脅かす存在のはずのジャマトの幼体を愛情込めて育てている。
また、アルキメデルが初登場した回ではメイドや執事の格好をしたポーンジャマトがデザイアドライバーを用いたジャマトライダーに変身している。
謀略編以降、中ボスクラスのジャマト(ジャマトライダーやルークジャマト等)の一部個体が、それぞれかつてIDを破壊されたライダー(参加者)達の言葉(当然人間の日本語)で話しており、関係が疑われる。
それらの個体と対峙した桜井景和/仮面ライダータイクーンや吾妻道長/仮面ライダーバッファも疑問に思っていた(特に景和は当時のゲームマスターにその疑念を問いただしていたが、真相を教えてもらえなかった)。
16話ではデザグラの正体が、リアリティライダーショー(いわば「逃走中」に似たテレビ番組形式)だった事が生存者達(浮世英寿、景和、鞍馬祢音と我々視聴者)に明かされた。つまり、ジャマトはデザグラの為に生み出されている可能性がある。
一方で、ジャマーガーデンにIDが破壊されて退場した道長の身体が転送された際、アルキメデルは退場者の彼(のID)を「新しい肥料」と称した事から、やはりプレイヤーの死体とIDを与える事によってジャマトは育つ(そしてIDの本来の持ち主の口調に似通う)事が推測され、実際に24話ではオーディエンス向けの緊急特番の解説により、ジャマトの出処や生産目的も含めてその考察が正解だった確定した。仮面ライダーは怪人と同質の力で戦う事が昭和から続く恒例要素であるが、コアIDはいわば仮面ライダーの力をジャマトが得るための媒体の一つになっている。
だがアルキメデルの「まだ息がある(イレギュラー)」と言う反応から、本来なら息がない(死んだ)状態、もしくはライダーコアIDの状態で転送されると思われる。
彼曰く、「(道長の状態は)ゾンビレイズバックルを使いすぎた効果」だとのこと。
また、道長が半壊したバッファコアIDで変身しようとした際は、装填したドライバーは動くには動くがコアIDが破損状態のためかなり動作が不安定であり、時折青白くスパークし音声も「D-D-D-DRIVER」「E-E-ENTRY」とノイズが入ってバグったようなものになっている。
道長は(恐らく半壊したせいで接触不良が起きていたのだろうか)、ドライバーに填めたコアIDを力任せにぶっ叩くという強引な方法で変身した結果、変身したエントリーフォームの左複眼にはヒビが入っており、バッファムレータも変色してボロボロになっていた。
その後、33話からの慕情編に際し特に説明なく回復し、複眼やムレータも元に戻っている。『ジャマ神となり願いを叶えたから』『正規のゲーム参加者として改めて参戦したから』など考えられる理由こそ存在するものの、その理由については公式では言及されていない。
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