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ミニマリスト

みにまりすと

必要最低限の物資で暮らそうとする人たちのこと。
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概要編集

必要最低限のものだけで暮らす人や、極限まで断捨離実践した者が行きつくライフスタイルである。


物欲で心を満たすのでは無く、周囲の環境を整え、落ち着ける事で心の豊かさを満たす生き方で、2010年頃から出てきた言葉である。

大量消費を行う現代において、物を手に入れても精神的な充足を得られず、大量の情報や物を追いかける事に生きづらさを感じる人に支持されている。

環境問題などに共感する人も、必要以上に物を消費をしないこのスタイルを選ぶことがある。


ただし、すぐに物が手に入る(何かを手放してもすぐに手に入るので問題が無い、溜め込む必要が無い)と言う環境のある無しは大きくコンビニなどのインフラの整った都市部ならではのライフスタイルである。


なお、ミニマリストと対極の生活スタイルをマキシマリストと言う。


メリット編集

1K、1ROOMといった間取りでも、部屋をスッキリ保てて掃除に手間もかからず生活空間が広く保てるメリットがあり、必然として汚部屋になり辛い。

自然と整頓された部屋になるため、集中力の増加やストレスの低下などが見込めたり、必要な物しか買わないためお金が貯まりやすくなり、自分の時間をきっちり取れる。

部屋の統一感や雰囲気も一定に保ちやすく、模様替えする際も労力が少ない。

どこに何があるのか把握し易く、失せ物が出辛く、また必要な物がすぐ見つかるのもメリット。


必要な物を厳選する中で、自分に本当に必要な物は何か、自分は何が好きなのか?と自身を見つめ直すきっかけにもなる。


特に近年は本や音楽はデータ化がされている事が多く、ノートパソコンかスマホ1台で事足りてしまったり無線LANやWifiの発達により部屋内のケーブルを少なくする事も可能となったためにミニマリストとしての生活スタイルは取り易くなっている。


デメリット編集

一方で物を買う際に本当に必要か悩んでしまい時間がかかってしまったり、物欲の低下により金銭の使い道が見つからないあまり、仕事に対するモチベーションが低くなってしまう事もあるほか、物が増えたり、少しでも雑然となるとストレスになってしまう事もある。

また、ミニマリストを目指す余り、物を捨てて減らす事に執着してしまい、必要な物すら手放してしまう事もあるので本末転倒にならないよう注意したい。

必要以上に物を持たないと言う事は緊急時に必要な物が無いケースになるのもデメリットになりえる。


物を増やす事自体がストレスになってしまう為、子供が生まれて何か欲しがっても買わないと言う選択を押し付けてしまう事もある。

確かに何でもかんでも欲しがった物を買うのは良い訳では無いが、子供の頃に欲しかった物が手に入らなかった反動で、大人になった途端に何でもかんでも買う様になった、物を手放せなくなったと言う人もいる。


ミニマリストは物を減らし心の充足を得ると言うスタイルなのだが、中には「物を減らす=ミニマリストとしての高みに近づける」と言う勘違いの思考から強迫観念に陥り、何でもかんでも捨ててしまい結果として心に余裕がなくなる人もいる。

あくまでミニマリストとは、自身の心の安寧、充足を得た上で人生を豊かにするのが目的である。

ミニマリストは格付けでも、誰かと競う物では無い。

ミニマリストと言う肩書を得ようとするあまり、精神に余裕が無くなるのは完全に本末転倒の行動である。


また、結婚や同居した際に相手が物を増やし過ぎてしまうとイライラしたり、自分が行う様に整理整頓のついでに、勝手に物を捨ててしまったりとトラブルの種になる事もある。

同居や結婚の際は生活スタイルなどについて相手と良く相談した方が良いだろう。


ミニマリストであった人物編集

秋山好古


関連タグ編集

断捨離

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