ミシェイル
みしぇいる
マケドニア王国の王位継承者で、ミネルバとマリアの兄。クラスは「ドラゴンナイト」。
他のマケドニア人と同じ赤い髪を長く伸ばしているのが特徴。
服装は黒い服を纏って描かれることが多い。
『紋章の謎』以降の設定では初代国王である「アイオテの再来」の異名を持つ、冷徹で誇り高い野心家。
マケドニアはアカネイア聖王国の援助を得た奴隷出身のアイオテによって建国され、たゆまぬ努力で豊かな国となってもなおアカネイアの干渉を受けていた。自国を見下すアカネイアに服従する父・オズモンド王を常々歯痒く思っており、再興したドルーア帝国と手を組んでアカネイアを滅ぼし、その後グルニア王国の名将カミュと手を結んでドルーア帝国をも滅ぼす野望を抱く。
だがその野望故に、アカネイアの軍事力を盲信する父王と対立、更に後継ぎをミネルバに変えるというガーネフの流した噂に唆され、オズモンドを暗殺して王位に就く。この件でミネルバからは精神的に離反される。
暗黒戦争後、戦死したと思われていたがマリアに匿われ密かに生き延びていた。
クーデターによって監禁されたミネルバを救出し、さらにガーネフにさらわれたマリアを救出するため単身行方を追う。
最期は、ガーネフから奪い取ったスターライトの魔道書をマルスに託して死亡した。
DS版ではSFC版とは異なりマルスより先にミネルバに彼の待つ村を訪問させてから改めてマルスで彼の待つ村を訪問してスターライトの魔導書を託され、ミネルバが生存した状態でそのマップをクリアするとマルス軍に加わる。
エンディングでミネルバと和解した事が告げられる。
箱田真紀による漫画版では、ショーゼンと戦い瀕死に陥ったアベルを救い、自軍に引き入れる。
またガトーより「マルスとは対極にある」「(マルスとミシェイルの)どちらかが恐らくは後々の歴史を変えていく」と評されている。
暗黒竜と光の剣
『暗黒竜』『新・暗黒竜』22章、『紋章』17章「天空を駆ける騎士」の敵将。
敵将ユニットの中では数少ない、攻めに出るタイプ。
銀の槍を装備し、ステータスも高い。
FC版では弓であっさり落とされるが、SFC版以降は特効を無効化する「アイオテの盾」を所持している。
紋章の謎
敵でも味方でもない存在として登場。ユニットカラーは敵である赤。
ただしイベントシーンのみの登場のためMAP攻略中にウロチョロされることはない。
DS版で加入すると銀の槍と手槍を所持し、槍のほかに斧を装備可能。能力は全般的に高めだが、運が極端に低い。
野望の王 ミシェイル
「我はミシェイル。
マケドニア王ミシェイルだ。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/飛行 |
武器 | オートクレール(専用) |
奥義 | 烈雷 |
A | アイオテの盾 |
C | 守備の威嚇 |
2017年3月の大英雄戦で登場。
ステータスは攻撃守備は高いが速さと魔防が低い。
オートクレールはキラー武器効果と同じ。☆4で習得するスキル「アイオテの盾」で原作同様飛行特効を無効にし、高い守備で弓を物ともしない立ち回りが可能で概ねそれ以外は特徴がない。
速さが遅いのが仇となっていて火力不足気味が歪めない。
2017年12月のアップデートで錬成武器対象に。効果はミネルバと同じで一応火力面は改善した。
野望の春祭り ミシェイル
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 槍/飛行 |
武器 | 黒兎の槍+ |
補助 | 入れ替え |
A | アイオテの盾 |
B | 攻撃速さの干渉3 |
2023年3月の超英雄でミシェイル初。去年のイースター祭で参加したマリアの発言から参戦する兆しがあったが本当に来た。戦渦の連戦の報酬として配布される。
通常版とステータスを比べると攻撃と守備は大幅に上がって速さも少しだけ上がるが苦手の魔防は下がっている。
黒兎の槍は自分のHPが25%以上の時は戦闘中、攻撃守備+5かつ最初に受けるダメージを40%軽減。引き続きアイオテの盾を持ってきている。
しかし速さが遅いのと魔防の低さは据え置きで魔法相手ではどうしようも出来ない。Bスキルとはあまり噛み合っていない。アイオテの盾も今の環境では使い勝手が悪いので継承は必須になる。
B04-047「マケドニア王 ミシェイル」
ブースターパック第4弾に収録。イラストは鈴木理華。
スキル「アイオテの再来」は味方の飛行・竜ユニットを強化するもので「プリンセス ミネルバ」などの戦闘力を高めることができる。
「マケドニアの妹姫 マリア」がスキル「マリアの想い」でミネルバ・ミシェイルの戦闘力を上昇させるので、3ユニットを併せて使うとよい。
父王を殺害し王権奪取するも作品内では頻繁に殿下呼ばわりされている。
王を自称しているものの陛下と呼んでもらえない王子。
マケドニア貴族のマチスからは、彼の妹レナに拒まれたことを恨んで彼を前線に送ったと思われているが、求婚もマチスの配置も政略の一環であり、兄妹への悪意はないとインテリジェントシステムズの旧公式サイトで語られていた。
DS版ではこのくだりが削除されたが、ヒーローズのレナのセリフではこの設定が無かったことにされているわけではないともとれるような内容のものがある。
SFC版発売後しばらくして『ファミ通』(当時の出版社はアスキー)内で『FE通信』が連載。
同連載内で人気投票が行われ、ランキングには入らなかったものの「意外にこんな人の人気も」と別枠にて写真つきで紹介された。
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