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ボルテスV

ぼるてすふぁいぶ

『超電磁マシーン ボルテスV』に登場するスーパーロボット。
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概要編集

超電磁マシーンボルテスV』に登場するスーパーロボット。

ボアザン星の侵攻に備え、ラ・ゴールこと剛健太郎博士が妻の光代と妻の恩師である浜口博士の協力で建造した。


ボルトクルーザー、ボルトボンバー、ボルトパンザー、ボルトフリゲート、ボルトランダーの5機が合体して完成する、身長58m、体重600tのスーパーメカ。飛行速度はマッハ20。第一話の時点でパイロットの声紋登録が行われたので、他の人物には操縦出来ない。前作でも採用されている超電磁エネルギーで起動し、攻撃・防御共に超電磁フィールドでまかなっているが、装甲自体はコン・バトラーVのものより強固なものとなっているため深刻なダメージを負ったことは数えるほどである。また脳波操縦システムも採用しているが、あくまで補助的なものであるため合体システムには連動していない仕様である。

ルイ・ジャンギャルは終盤になって、ボアザン星人の技術が関わっていると推測した。

最終回ではワープ装置が備え付けられ、単独でのワープが可能となった。


「最後まで諦めず戦い続ける」という剛健太郎の拘りが反映されていて、パイロットの脱出装置が付いていない(一応コックピットはカプセル状になっており、その状態で各マシンに搭乗するが、自立脱出できる仕様とはなっていない)。

前作では「5人の心を一つにすることが大事」という博士の名言を大切にしパイロットに考慮された機体設定だったのに・・・。


合体ロボという構造を駆使して、4号5号を切り離して上半身だけで戦ったり、全身が拘束されても5号機だけ切り離して拘束を解除してもらう、といったドッキングアウト戦術を使って戦った事もある。これは前作では設定上できなかった演出である。


前作ではアニメで映えるように土壇場で主役ロボットのデザインを変更したため、玩具再現が困難になってしまったので「今回はデザインを変えるな!」という厳命を受け、玩具メーカー主導でデザインが進められた(スタッフからは『烏天狗』と呼ばれていたとか)。更には土壇場になって必殺技が射撃から剣に変更されたので「剛健一は射撃の名手」という設定が浮いてしまう羽目にもなっている。しかし劇中ではそれを逆手にとって健一が大次郎に剣術を教えてもらい天空剣を使いこなす訓練をするシーンがある。

映像化・立体化こそされていないが、初期に描かれたイメージイラストでは、ボルトクルーザーの翼部分を盾のように左手で持っていた(このビジュアルは後に、戦隊ロボへ引き継がれる事になる)。


主な武装編集

天空剣

胸のパーツを外して両刃剣に変形させ、「天空剣・Vの字斬り」の叫びと共に獣士を撃破、といういわゆる必殺剣パターンの始祖である。基本的に上段の構えから斜めに振り下ろしV字に切り返す「Vの字斬り」が主だが、上段からそのまま縦に振り下ろす「唐竹割り」や十字に斬り裂く「十文字斬り」などのバリエーションがある。


ボルテスバズーカ

右手首から砲身が伸びて、左手で右手を握るようにして撃つ砲撃武器。健一の精密な射撃により百発百中の腕前を見せる。元はこの武器が必殺技だったが、上記の変更によって天空剣が必殺技となった。


ガトリングミサイル

両前腕から発射される多弾頭ミサイル。状況に応じて基地から転送され、装備される仕組みである。


チェーンナックル

両腕から発射するクロー付き分銅。リーチを生かした攻撃や敵への拘束に使用される。


超電磁ストリング(ス)

ベルト部分から取り出すムチ。超電磁ヨーヨーのような電磁の糸と言うわけではないが、そこから超電磁フィールドを発生させることが可能なためそう呼ばれている。それを応用し防御に使用した時もあった。超電磁ゴマとの併用が主だが、単独での使用も多い。


超電磁ゴマ

最も使用頻度の高い武器。腹から射出するコマ(独楽)を超電磁ストリングを用いて操る、攻防一体の武器。


グランドファイヤー

バックル部分が左右に開きそこから火炎放射を放つ。劇中では超電磁ゴマとの併用も行っている。


超電磁ボール

ド・ベルガンが持参したマキシンガル合金の装甲を持つ鎧獣士に対抗する為に装備された、装甲を劣化させる超電磁加重砲。消費エネルギーが莫大なので、天空剣を展開した際に発生する落雷(天候が変わるレベルの熱を放出されることで起きる現象)を使ってエネルギーを充填・増幅する。

初使用時ではボールを放つことによりエネルギーが著しく減少し、機能が停止するという事態が起きた。エネルギーシステムの改良はなされたもののそれでも不安定な状態なため、最終的には謎の鷹メカによって与えられたコントロールシステムによってようやく安定使用が可能となった。

かくして後半戦は、天空剣から放つ超電磁ボールで相手を拘束、装甲を劣化させてから斬るといういわゆるホールドスタイルに変化する。


ボルテスⅦ編集

初出典は2000年発売のアンソロジー『スーパーロボットコミック 超電磁ロボ コン・バトラーV&超電磁マシーン ボルテスⅤ&闘将ダイモス』で長谷川裕一作の『超電磁マシーンボルテスⅤ』の最終話からの続編を想定して描いた第41話「逆襲する貴族」、後に同氏の『超電磁大戦ビクトリーファイブ』と『ゴッドバード』にも登場した強化型の「ボルテスⅦ(ボルテスセブン)」。

胸部アーマーと脚部になるボルトローラーと背部と肩アーマーになるボルトスピナーと合体する。合体時の叫び声は「ブイ・ツートゥギャザー」。

各武装が強化されている上に左右に分かれているボルトスピナー円盤部は合体して超電磁重(ヘビー)ゴマとして使用できる。機動力は若干落ちるものの強固な装甲は敵の攻撃を受けつかないほど。出力も通常の倍以上となっている。

必殺技は天空剣とヘビーゴマとの併用で敵を切り崩す「一文字崩し」。

アンソロジー、『ビクトリーファイブ』、『ゴッドバード』に登場して、初登場からすでに20年以上も経っているため、ファンの間では定番化しているのだが、玩具などの立体化やスパロボシリーズへの参戦が一度もされていないので、立体化とスパロボ参戦が望まれている。

ちなみに“Ⅶ”である理由は、アンソロジーで正体は隠しているが生きていたプリンス・ハイネル、そして敵としてマリーネというハイネルの双子の妹、剛兄弟にとっては腹違いの姉が登場している、なので“敵対しているマリーネと和解して最終的に5人+ハイネル+マリーネの7人で操縦することを想定している”と思われる、しかしアンソロジーは41話の一話のみなので実現しておらず、『ビクトリーファイブ』と『ゴッドバード』にはマリーネ自体が登場していないので現時点で7人乗りのボルテスⅦは実現していない。

ここから逆算すると

『5機のメカによる合体とファイブという名前も元々は剛5兄弟が乗る為の機体だから』と言える。

余談編集

スーパーロボット大戦30ではDLCで参戦したが、加入場所はなんとフィリピンマニラ

ボルテスVがフィリピンでは凄まじい人気があるからではと推察されている。


関連項目編集

関連原作キャラ編集

剛健一 峰一平 剛大次郎 剛日吉 岡めぐみ

関連人物・会社編集

聖悠紀:キャラクターデザイン

大河原邦男スタジオぬえ:メカニックデザイン

関連外部作品キャラ編集

相良宗介マオクルツテッサカリーニンフルメタルパニックのキャラクター。『スーパーロボット大戦DD』のクロッシング・パイロット第4弾にてボルテスVに搭乗する。メインパイロットは宗介で残り4人はサブパイロット。

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