プエルタサウルス
ぷえるたさうるす
2005年にプエルタサウルス・レウイリと命名されたティタノサウルス類の竜脚類で、その名は発見者であるパブロ・プエルタとサンティアゴ・レウイルに由来する。
化石の発見された地層は議論されたものの、現在は約7600~7000万年前のセロ・フォルタレーサ累層とされている。共存した恐竜には同じ大型のティタノサウルス類であるドレッドノータスがおり、白亜紀末でもアルゼンチンでは大型竜脚類の多様性に富んでいたことがうかがえる。
ティタノサウルス類の中でもアルゼンチノサウルスやパタゴティタンと同じロンコサウリアに分類されているが、現在までに見つかっている化石は頚椎と胴椎が一つずつ、そして二つの尾椎のみと、全身の僅か1.6%程であり、まだまだ謎の多い恐竜でもある。
しかしながら、胴椎は高さ106cm・幅168cmにも達し、現在までに命名されている恐竜としては最大であり、近縁種にも匹敵する史上最大の恐竜の一つでもある。発見当初は全長35~40m・体重80~100tに達したと考えられていたが、近年ではスケールダウンして全長27~30m・体重50~70t程だったとする説が濃厚である。
アルゼンチノサウルスに比べると知名度は低めだが、『ARK:Survival_Evolved』におけるティタノサウルスのモデルとなるなど、知名度は高まりつつある。
- The Isle
海外で配信されているオープンワールド式のサバイバルゲームである同作では、操作できる恐竜の中で最大最強の種として登場している。
同年に開催された『恐竜博2023』において頸椎と胴椎が展示されことから、タイアップとしてマイプとともに主役に抜擢された。
なお劇中ではマイプと共存したことになっているが、確かに両種ともサンタクルス州から発見されたものの、プエルタサウルスの産出したとされるセロ・フォルタレーサ累層の方が若干古い時代(カンパニア期末からマーストリヒト期前半)とみられ、共存はしていなかったとみられている。