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バンブルビー

ばんぶるびー

『トランスフォーマー』シリーズの登場人物。
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概要編集

タカラトミーの変形玩具シリーズ『トランスフォーマー』に登場するキャラクター。作品によってその容姿や設定などは異なるが、多くは黄色いボディが特徴のオートボットの戦士として登場している。



なお、バンブルビー(Bumblebee)とは元々英語で「マルハナバチ」のことを意味し、その体色から、自動車等で黄色い車体に黒いラインのことをバンブルビーストライプと呼ぶこともある。彼が登場する作品において、黄色いボディや小柄な少年のような姿で描かれるのはこれが由来していると思われる。


日本語版では長らくバンブルという「ビー」を省略された名前で呼ばれていたが、2007年に公開された実写映画版での登場以降、原語版に合わせた「バンブルビー」の呼称が使用されている。


pixivにおいても、映画版以降のタイトルで登場した彼にこのタグが使用される傾向にある。なお、当記事で解説する歴代のバンブルビーは、日本でその名称が適用されている作品のみに限定していく。


日本語版では『QTF』と『アドベンチャー』での好演を契機に、バンブルビー=木村良平というイメージが定着。以降は全ての作品において同氏が声を充てており、2024年現在6人のバンブルビーを担当している。


IDW編集

バンブルビー

IDWパブリッシングより出版されている『More than meets the eyes』を始めとするアメコミにも定番キャラクターとして登場。初代からの人気キャラクターなので出番も多いのだが…

以下、ネタバレ注意






ショックウェーブが引き起こそうとした全宇宙を巻き込めかねない預言“ダーク・サイバトロン”の実現…それを巡る戦いにてバンブルはショックウェーブの攻撃を受け戦死してしまう。だがこの戦いの結果、バンブルビーと交流していたある男の心境に重大な変化をもたらすのだった。


実写映画版編集

バンブルビー

CV:(第1作目)マーク・ライアン/吹:加藤亮夫

(第5作目)エリック・アーダール、J・T・ウォルシュ/吹:小原雅人長谷川敦央

スピンオフ映画)ディラン・オブライエン/吹:木村良平

実写映画シリーズではシボレーカマロフォルクスワーゲンビートルなどに変形する若きオートボット戦士のバンブルビーが登場。喋る事が出来ず、カーラジオの音声を繋ぎ合わせることでコミュニケーションを取っている。第1作目ではチームの末っ子的な立場だった。


外見上の特徴は黒のストライプが入った黄色のボディ、胸部に来るカマロのフロント、そしてハチの翅のように背中に配されたドア。目は他のTF達に比べてつぶら。頭のヘルメット状の部分は戦闘時に顔面に移動してマスクになるほか、平たく短い角は少しだけ可動する。武装はプラズマキャノン、マシンガン、ロケット、ミサイルなどを内蔵しており、非戦闘員だったG1版バンブルビーとは違い、これらの武器を駆使してディセプティコンに果敢に立ち向かう。


詳細については実写バンブルビーの記事を参照。


アニメイテッド編集

BBB

CV:バンパー・ロビンソン/吹:岸尾だいすけ

アニメイテッド』に登場するオプティマス部隊の最年少メンバーで、小型の覆面パトカーに変形する。背が低い事にコンプレックスを持っているが、後述の性格が幸いして地球の人々と馴染みやすく特にサリとは仲が良い。


歴代一ノリが軽くフレンドリーだが、非常にお喋りなお調子者。しかし真面目な時は誰よりも勇敢に敵へと立ち向かう。また、自分のスピードには自信を持っており、スピードキング謎の青いレーシングカーなどを相手にした際はかなり張り合っていた。


かつてエリートガードを志望した時にワスプと出会うが、ロングアーム(その正体はショックウェーブ)に騙され、意図せず無実の彼をスパイ容疑者に仕立て上げてしまう。このためワスプからはかなり恨まれている。


日本語版では『ビーストウォーズ』でお馴染みの岩浪美和が脚色を担当している上に、原語版でもお喋りキャラだったせいなのかアドリブが多く、アニメ本編では一方的に攻撃される痛さと怖さを教えてやろうかァ‼︎』や『バンブルビー、行きまーす!』等、聞き覚えのある某国内ロボットアニメのセリフを多用。第9話ではopの一部を歌ったりするなど、こいつに似ている所が多い。WEB予告版ではとある有名軽音部のパロをやったことも…。


第2話の予告でオプティマスプライムの名前が長くて覚えづらい事から「コンボイで良いじゃん!」とぶっちゃけている。因みに次作『トランスフォーマープライム』では第14話web予告でラチェット「プライムってさぁ、昔コンボイって名前だったよな」と似たようなネタをやらかしている。ちなみに両作品の予告に出ていたキャラクターの中の人達はコンボイの名が使われた時期のトランスフォーマー作品に出演済である。


War for Cybertronシリーズ編集

CV:ジョニー・ヨング・ボッシュ

日本未発売のテレビゲーム『War for Cybertron』シリーズに登場するバンブルビー。見た目はG1シリーズのデザインをアレンジしたような外観だが、本作ではセイバートロン星が舞台である為、地球のビークルではなくセイバートロン星のビークルに変形する。


オプティマスと共にディセプティコンと戦う兵士であるが、続編の『Fall of Cybertron』では負傷により喋れなくなる。なお、この二作は公式に『トランスフォーマープライム』の前日談という設定になっているが、矛盾点も多い為に実質形骸化してしまっている。その為、二つの世界観の繋がりを明確にした小説が後に発売された。


プライム編集

Start your engine!

CV: ウィル・フリードル

『トランスフォーマープライム』に登場する地球人ラフ・エスキベルと仲良しの少年兵。オートボットメンバーの中で唯一、劇中で車名が明らかとなっており、アーバナ(Urbana)500と呼ばれるスポーツカーに変形。


実写映画版と同じく発声器官の異常により喋る事が出来ない為、電子音を発してコミュニケーションを取っており、この電子音の通訳はラフにしか出来ない。チームでは最年少であり、感情表現が豊かで、地球人の子供達(特にラフ)との遊び相手もしている。若者らしく、音楽やゲームに大きな関心を持っている一方で戦闘では勇猛果敢に戦う。ボクシングのような格闘術やロボットダンスを披露した事もある。


その一方でウィルスに侵されたオプティマスプライムの治療法を探すべくアーシーと共にディセプティコンの戦艦ネメシスに潜入し、治療法を手に入れた際にはメガトロンに一時的に意識を乗っ取られ、皮肉にもメガトロンの復活を促してしまったり、トランスフォーマーのスキャニング能力や変形機構を司るトランスフォームコグをテロ集団メックに抜き取られ、一時的に変形能力を喪失してしまうなど、数々のピンチに見舞われる事態も多々あった。


実写映画版同様本編の彼は言葉を発する事はできないが、2012年8月の26時45分~28時45分に放送された『超ロボット生命体トランスフォーマープライム 深夜の完全変形2時間スペシャル』ではくまいもとこの声で喋っていた。


ビーストハンターズ編集

※以下、海外展開『ビーストハンターズ』のネタバレ注意※






アメリカを中心とした海外諸国でのみ放送された続編『ビーストハンターズ』(日本未公開)では、最終回でメガトロンの一撃を喰らって死亡したかのように見えたが、亡骸がオメガロックに落ちたことで蘇生(おまけに発声機能まで回復)を果たし、マトリクスセイバーでメガトロンを倒すという奇跡の逆転劇を見せた。


放送当時に海外で発売されていたバンブルビーの玩具は実写映画『ダークサイド・ムーン』に登場したレッカーズさながらに元の車種の原形をとどめないまでに装飾を施した刺々しいデザインに変更されているが、『ビーストハンターズ』本編では前作とデザインは変わらず、黒のカラーリングをベースに黄色のストライプが施されている。


レスキューボッツ編集

日本未放送の『レスキューボッツ』では、上記の『プライム』と同一人物であり、オプティマスと共に登場している。当初はプライムと同じく喋らなかったが、シーズン4の再登場時では普通に喋れている。


キュートランスフォーマー編集

CV:木村良平

キュートランスフォーマー』では2014カマロ・コンセプトに変形。ロボットモードでの頭部は実写映画版を彷彿とさせるマスクスタイルになっている。また、G1バンブル風の姿に変形するバージョンも存在する(ちなみに車種はダイハツコペンであるが、脚部にG1版のモチーフであるフォルクスワーゲンビートルの意匠が見られる)。


アニメではメインキャストの一人として登場。仮想年齢は24歳。上官であるオプティマスプライムや敵であるはずのロックダウンと共に、日本のサービスエリアやイオンモール前で雑談を展開する。三名の中では、小芝居を挟みつつも議題に合わせた模範的な意見を出すことが多い。オプティマスの意見に対してはやや辛口であり、テンションが上がると上官に対してもタメ口になることもしばしば。また、姿によって一人称が異なり、バンブルビーの姿の時は「僕」バンブルの姿の時は「オイラ」となる。


ゲームアプリ版のCMにも登場。コッテコテの関西弁口調のホイルジャックの横でゲームをプレイし、失敗するたびにやかましくツッコまれている。ちなみに第12話のみオプティマスとロックダウンが不在だったため、第一期で全話に登場している唯一のキャラクターでもある。


第二期では、ラジオのゲストとして登場した『クッキングパパ』の荒岩一味(当然ながらCVはシリーズ第一作目と関連深いこのお方)に対して「トランスフォーマーってご存知ですか?」とカマをかけた質問をするなど怖いもの知らずなところも見せている。


アドベンチャー編集

Bumblebee!

CV:ウィル・フリードル/吹:木村良平

アドベンチャー』ではなんとTFアニメ初の主人公に昇格。原語版では『プライム』、『レスキューボッツ』、『ビーストハンターズ』のバンブルビーと同一人物とされているが、日本語版では特に言及されていない。


なお、歴代アニメ作品で主人公的ポジションを務めていたオプティマスは第1話時点では消息を絶ち行方不明となっているが、原語版シーズン1・エピソード14(日本語版シーズン2・14話)にてオプティマスの行方が明らかになった。


地球での戦いを終えた後、サイバトロン星へ帰還し警察官(交通パトロール部隊の隊長)として務めている。前作での功績を考えると、本来ならもっと出世していても良い筈だが、本人曰く「いろいろ事情がある」らしい。それでも英雄の一人であることには変わりなく、彼の姿を見て驚きの声を漏らすサイバトロン人も少なくない。


ある日、部下である士官候補生ストロングアームと共に、街中で暴走行為をするサイドスワイプを補導しに出動するが、突如現れたオプティマスの幻影に導かれるまま、博物館で眠っていたスペースブリッジを利用して再び地球に降り立つ。指示を無視して付いてきたストロングアームとサイドスワイプ、更に同時期に地球に不時着していたフィクシットグリムロックらと合流し、成り行きでオートボット達のリーダーとなり、偶然出会った少年ラッセルとその父デニーの所有する廃品置き場を拠点とし、再び地球に滞在することになる。自己主張の強いチームメイトの単独的な行動に振り回されるなど、チームリーダー故の気苦労を早くも経験することになる。


前作では地球人の子供達と一緒になって遊んだりするなど何処かあどけなさを遺した性格であったが、本作では慎重で責任感の強いやや大人びた人物に成長している。それでも、ざっくばらんとした言葉遣いや皮肉を織り交ぜたジョークを漏らすなど若者らしい一面を見せることも。また、地球での滞在経験から地球の文化にもそれなりに精通し、特にカウボーイの生き様に憧れを抱いている。出動時の掛け声はいまいち嵌りきらないらしく、毎回メンバーに生暖かい視線を送られている。(余談だがHub公式サイトには「ビーが延々とキャッチフレーズの試行錯誤を続ける」というショートムービーがあったりする)


過去の戦線での経験からか、現状を分析し無闇な突出を避ける冷静さを持ち合わせているが、偉大なリーダーであるオプティマスの存在や周囲に被害を広げたくないという責任感からか、問題を一人で抱え込もうとする節が見られる。


日本語版の声優は同時期に放送されていた前述の『キュートランスフォーマー』で同じくバンブルビーを演じていた木村良平が担当。QTFでの終始軽いノリの子供っぽい性格とは対照的な、苦悩しながらも仲間を導こうとする若きリーダーを見事に演じ分けている。、日本では最も多数の作品でバンブルビーを演じている声優となっている。


サイバーバース編集

BUMBLEBEE&WINDBLADE

CV:ジェレミー・レヴィ/吹:木村良平

サイバーバース』でも主人公を務める。ビークルモードは黄色いスポーツカー。主な武器は、当たった相手を短時間麻痺させる非殺傷武器のスティンガーソード(手が変形することで現れる)と、手持ちのレーザー銃。


何らかの事情で自らの名前も含めたほぼ全ての記憶を失っており、地球で気ままに暴走行為を繰り広げていたが、ウィンドブレードに発見されたことで、自身の記憶とかつてオプティマスから受けたある大きな使命を思い出していくことになる。


近年のバンブルビーの設定に則り、サイバトロン星での戦いでメガトロンに発声装置を破壊されたためにラジオをチューニングして会話するが、脳内空間や破壊される以前の時系列を描いたエピソードでは、普通に喋っている。ラジオがないサイバトロン星では、発声不可能となって以降はプライム版のように電子音を発していた。シーズン2からは特に説明はないが、普通に喋れるようになっている。


殆どの記憶を失っていることもあり、歴代の中でも特に無邪気な子供のような性格。記憶を失う前は、戦闘中でも軽口を叩きながらも、動けなくなった敵を助けて見逃すというオプティマスから学んだ高潔な精神を持った戦士だった。


ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー編集

CV:ジョー・ゼア/吹:木村良平

NETFLIXにて配信されているオリジナルアニメ『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』では、同トリロジーの玩具のデザインほぼそのままの姿での登場となった。


第1部『シージ』の時点ではオートボットに所属しておらず、どちらの陣営にも属さないエネルゴンハンターという立ち位置として登場。ホイルジャックをエネルゴンの在処へ案内している最中、偶然にもスペースブリッジを発見したところをシーカーズとメガトロンに発見され、処刑寸前の所をオプティマスに助けてもらったのを機にオートボットと出会う。


当初は戦わずに生き残りたいと考えており、オプティマスの勧誘も断ったが、ウルトラマグナスが残したアルファトライオンプロトコルを受け継いだのを機にオートボットとして戦うことを決意する。元々一匹狼だったためかアウトロー達の文化にも精通しており、基地を動かすのに必要な天然のエネルゴンのある闇市場やそれを牛耳るサウンドブラスターの事も知っていた。終盤ディセプティコンの策略によりアルファトライオンプロトコルを失うも、最後までオートボットとしてオプティマスと共に戦い続け、彼らと共にアークに乗り込みサイバトロン星を後にした。


アーススパーク編集

CV:ダニー・プーディ/吹:木村良平

アーススパークでは主人公をテランたちに譲り、自らはテランを指導する教官役となる。オプティマスらが所属しているG.H.O.S.T.からは訳あって身を隠している模様。

終戦後しばらくは身を潜めていたが、ツウィッチとスラッシュの救出作戦の際に援軍として現れ、マンドロイドに洗脳されていたインセクトロン達をボコボコにした。

その後はオプティマスの指示でテランの指導のためにマルト一家が暮らすウィトウィッキーへやってくる。中々いうことを聞かないツウィッチとスラッシュに手を焼くが、子牛のフワミミちゃんの救出を通じてテランたちと信頼関係を築き、マルト家の面々とも家族同然の間柄に。

以降はテラン達に様々な訓練や教育を施す。基本的に訓練は真面目だが、やはり元気いっぱいなテランに疲れ、進捗確認に来たアーシーに体よく訓練を押し付けるなど割といい加減な部分も。

また、戦争以前から親友だったブレークダウンを探すべく密かに人間主催のカーレースに出場し続けており、ウィトウィッキー近くのレース場で発見するもG.H.O.S.T.の罠により正体が露見してしまう。ブレークダウンが囮を買って出た事によりその場は切り抜けるも、テランを匿っているマルト家にG.H.O.S.T.が介入することを防ぐ為逃亡する。

その後はオプティマスの命で行方不明となっていたグリムロックを捜索するべく、かつてマルト家が過ごしていたフィラデルフィアに潜伏、レーザービークフレンジーが主催する地下闘技場に出場していた。


顔立ちはG1の面影を残しつつも全体的なフォルムはサイバーバースのそれに近い。

ビークルモードはランボルギーニマクラーレンなどのデザインに近い近未来的なスーパーカーである。戦時中はG1他各作品でお馴染みのビートル風の乗用車にトランスフォームしていたが、ひそかにドラッグレースでブレークダウンと一緒にいたのがGHOSTの人間にばれたのとの交流も相まって現在のスポーツカーをスキャンし直した模様。



関連タグ編集

トランスフォーマー オートボット トランスフォーマーのキャラクター一覧

MTMTE アニメイテッド トランスフォーマープライム ビーストハンターズ レスキューボッツ トランスフォーマーアドベンチャー キュートランスフォーマー トランスフォーマーサイバーバース ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー

トランスフォーマーアーススパーク

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