「水と生きる」
概要
日本でいち早く総合的な洋酒の国内での大量生産や供給に乗り出した。
大阪府島本町や山梨県北杜市などにウイスキーの蒸留所、山梨県甲斐市などにワイナリーを有する。
現在はノンアルコールの清涼飲料水においてもコカ・コーラに次ぐ国内シェア2位を誇る。
また積極的に国際市場に参入しており、今日では世界5大産地ウイスキーの一角となったジャパニーズウイスキーの一大供給元となっている他、世界各地の有名ウイスキーメーカーなどを傘下に収めて日本国内外の流通に大きく携わっている。
1899年2月にワインメーカー「鳥井商店」として設立された。
創業者である鳥井信治郎は米穀などを扱う大阪の商店の次男として生まれ、10代で薬や酒を扱う問屋に丁稚奉公に出た際に洋酒の知識を得る。
その後ワインを扱う商売を始め、外国産ワインを原料にした「赤玉ワイン」を開発し大ヒットに繋がった。
1921年に「寿屋」に改名し、1929年には初の国産ウイスキー「サントリーウヰスキー白札)」(現在のホワイト)を開発した。
1961年に寿屋から現在の社名の「サントリー」(太陽(Sun)+鳥井(tory)に変更。
2009年にはグループの再編が行われて、持株会社のサントリーホールディングス株式会社が設立された。
現在の本社はサントリーホールディングスが大阪府大阪市北区に、その子会社で事業会社のサントリー株式会社が東京都港区に所在する。
現在使用されている水色のロゴ「SunTRY」は水をモチーフにとして地球の生命と喜びが込められている。
それまでは青色の「SUNTRY」、楕円にカタカナ表記の「サントリー」ロゴが使われていた。
創業家一族が株の大半を有する「オーナー企業」の代表格ともいわれており、同様の会社の中でも極めて規模が大きい会社の一つ。
歴代の社長も創業家の鳥井家・佐治家(創業者鳥井信治郎の次男が佐治家の養子となった)からの輩出が長らく続いた。
代表的な商品(正規輸入品も含む)
- C.C.Lemon
- なっちゃん
- デカビタC
- ピックル
- はちみつレモン
- 燃焼系アミノ式
- ジェットストリーム
- 冒険活劇飲料サスケ
- 鉄骨飲料
- 熱血飲料
- カンフー
- バブルマン
- ダカラ/グリーンダカラ
- ペプシコーラ(日本ペプシコから譲渡)
- オランジーナ/レモンジーナ
- サントリー烏龍茶
- 伊右衛門
- 山崎
- 白州
- 響
- ローヤル
- スペシャルリザーブ
- サントリーオールド
- ホワイト
- 角瓶
- トリス
- レッド
- 知多
- ザ・マッカラン
- ボウモア
- バランタイン
- カネマラ
- タラモアデュー
- ジム・ビーム
- メーカーズマーク
- カナディアンクラブ
- サントリー From Farmシリーズ
- デリカメゾン
- 赤玉スイートワイン
- プレミアムモルツ
- 金麦
- カロリ。
- ほろよいシリーズ
ノンアルコール(ビールテイスト飲料)
関連項目
:男子バレーチーム
:創業者の鳥井氏をモデルとした洋酒メーカーの社長が重要人物として登場。
:かつて日本での運営会社がサントリーグループであったファストフード店。
:アニメ化の際に公式にタイアップ。