グンマー
ぐんまー
群馬県とはおそらく違う。……はず。
その生態は謎に包まれており、「電子機器が使用できない」「成人式ではバンジージャンプが行われている」「たった2人のグンマー兵に軽傷を負わせるのに、7000人余のトツィギ兵が戦死した」、といった噂が絶えない。
雅称は、『グンマー帝国』。
首都はマエバシとされるが、これは山間部族と平野の民との間に結ばれた和平協定の上での妥協ともいわれ、本当の政庁並びに経済基盤はオオタ・シティーに集中していて、オオタ・シティーは世界レベルの工業技術を保有していると噂される。
しかし、これらの情報の多くは推測も含み、誰一人として生きて帰った者がいないため、その多くは謎に包まれているとかいないとか。
- グンマー国境を守る戦士(想像図)
- 帝国領内の風景(伝聞)
元はネット上で発祥したギャグ。群馬県とは関係の無い秘境っぽい写真(ただし、毛無峠だけは本物の群馬県)に嘘コメントを散りばめたもの。戦争ネタでは栃木県ならぬトツィギがグンマーの敵として設定される場合が多い。
語源
なお、グンマーという単語そのものの語源として有力なのは以下のコピペと考えられている。
夜中に町をプラプラしてたら警察に捕まった。
パトカーが俺のそばに止まって警官が2人出てきて俺を囲んだ。
警「ドゥーユーハヴパスポート?」
俺「ノー」
すかさず確保される俺。
警「ニホンゴワカル?」
俺「はい」
警「どこから来たの?」
俺「…ぐんま」
警「ミャンマー?」
俺「ぐんま」
警「グンマーね。ビザは持ってるの?」
俺「持ってないです」
警「はい、じゃあパトカー乗って」
パトカーに乗る俺。
警「名前は?」
俺「山田太郎(仮名)」
警「日系人?」
俺「日本人です」
警「え?」
俺「日本人ですよ」
警「…えっ?」
俺「免許証見ます?」
免許証を見せる俺。絶句する警官。
警「…すいませんでした…不法入国の人かと思って…」
警「…あの、その、お顔とかが、ちょっと外国の方みたいだったので…」
俺「帰っていいすか?」
警「…はい…。お気をつけて…」
それでやっと解放された。その日を境に俺のあだなは「ネパール」から「グンマー」になった
元々このコピペ自体は、(例えばネプチューン名倉潤のような)東南アジア系の外国人に間違えられる「俺」の滑稽さをメインにしたものなのであるが、文中で警官が(頭の中での決めつけがあったとは言え)国内の県だと想像もつかないような対応をしたことから、後々の立場にも繋がっているとも言える。
ちなみに実在した王国でグンマ王国(現在のエチオピアの一部)というものがある。
ギャグ、パロディとはいえ現実の群馬県民や元ネタと思われるミャンマー人及び東南アジア人にとって気分のいいものではないので、特に外国人労働者が多い群馬でこのネタを使用することはやめたほうがいい。
知名度ランキングなどのネタでは、常に下位常連であることが多いなど、一部の群馬県民は自虐的に自分たちの県を扱うこともままあるが、あくまでそうした範囲での冗談であり、分と立場をわきまえての使用を心がけたい。
ちなみに知事は「それだけ自然豊かな証」、「未開の地=これから発展する余地がある」と好意的なコメントを出している。
群馬は田舎なのか
都道府県の人口ランキングだけでみれば、群馬県の人口は全国19位(2019年度)と中の上程度であるから、決して想像を絶する田舎ではない。
また、日本最大の経済圏である首都圏に含まれている以上、その恩恵は大なり小なり受けているし、最大の都市高崎市は二路線の新幹線のジャンクションとなっており、実はこれは政令指定都市以外では唯一のものである。
主たる反論としては、首都圏の端くれなのにその程度か、というものもあるが、逆に言えば首都圏では馬鹿にされても他には…というプライドを持つ群馬県民もいるようである。
しかしながら、例えば人口順で言えば下から数えた方が早い香川県などは人口密度ではTOP10近くに位置するほどであるなど、人口だけでは必ずしも都会度を測れるわけではない(逆の例では北海道は8大都市のひとつ札幌市を有し10位以内の人口を有するが、それこそ有史以来人の手が入っていないエリアまで(知床の一部など)存在するなど田舎というレベルを超越した地区も存在する)。
何より日本で最初の機械製糸場である『富岡製糸場』や隼、疾風を生み出した『中島飛行機(現SUBARU)』、家電では二位にダブルスコアつける業界絶対王者『ヤマダホールディングス』など、誰もが聞いたことあるような世界有数レベルの企業が多数存在している。
群馬県内でも吾妻郡の一部など町村部ほど田舎であるし、上述した高崎など立派な都市もあるのだから、一概に群馬だからと色々言えるわけでもないし、他県は「人口が少ないから」一律に見下せるものでもない。
結局、群馬=田舎というのはイメージに過ぎず、またその反論すら偏った考えによるものが大きいことを考慮すべきであり、それらを踏まえて出来るだけ中立的に見るべきだろう。真面目に考えるならば。
↑グンマー帝国とナガォノ辺境領の国境『毛無峠』。(注:実際に存在します)荒涼としている原因はこの地でかつて創業していた硫黄鉱山の鉱毒のせい。
ちなみに実写版『翔んで埼玉』でさらにこの看板設置場所を秘境感マシマシにされてしまった。
しかも「この先の群馬県内において当局は命の保証は一切しない。 国土交通省」という看板まである始末。もちろんこんな看板は毛無峠には実在しない。
ちなみに県魅力度ランキングで下位だったことを理由に県知事がガチギレ、法的措置という言葉を使って威嚇、でもって失笑された。
秘境を描いた作品に、ネタ的な意味でこのタグが付けられる。
また、群馬県を舞台にした創作作品をテーマにしたファンアートでも、
- 群馬要素が強い。
- (作品内の)日常的ではない(概ね修羅の国系)。
といった場合に、このタグが追加される事がある。
いずれにせよ、本物の群馬県の要素が欠片もなさそうな場合、混乱防止のために「群馬県」タグの併用は控えた方がよいかもしれない。
- 『No.10 クラウドホース』
バトルスピリッツにおけるグンマー。緑のネクサスで榛名=サンと榛名湖を模しており、そこを大量の馬がさながらアフリカのサバンナに生息するヌーの如く群れをなして疾走しているという何ともカオスな光景。しかも先頭を飾るのはシマウマ。紛れもなくアレのパロディである。極め付けはゴーレムクラフトなど特定のマジックを使えばスピリットとして扱える。ちなみに『No.』シリーズは都道府県を模したネクサスであるため、北海道から沖縄まで全47種ある。
- 『ぐんまけん』
パズドラにおけるぐんまのやぼうとのコラボで登場したモンスター。どうみてもグンマーそのもの。これじゃあ群馬じゃなくて群魔じゃないか!ちなみにコラボ元のゲームは地球に飽き足らず12星座系も支配しちゃおうという何ともぶっ飛んだゲームである。
- 大河ドラマ『花燃ゆ』
歴代一二を争うと恐れられるスイーツ大河の金字塔。歴史や偉人を題材とした叙事詩や戦記という意味合いが強い大河ドラマをホームドラマに寄せるというだけで高評価よりも疑問符がつきまとっていた同作だが、それ以上に後半の群馬編は県民の心胆を寒からしめる出来栄えであった。既に江戸時代から『日本のはたどころ』として京都の西陣と並び称された桐生の桐生織など養蚕を背景にした商工業を発達させていた群馬の実情なぞ一切考慮せず、『老農』船津伝次平以下の当時の群馬県民とその風土がまるで貧しさの中に閉じこもった非文明圏のそれかのように表現されたフィクション世界が展開されたからであった。これに対する視聴者の感想の中には「群馬県とグンマー帝国を取り違えているんじゃないのか!?」といったものも見られ、当の群馬側の関係者も期待していたほど経済効果が無かったこともあって、現在は半ば黒歴史として扱われている。
- 『群魔圏』
ミストトレインガールズに登場する地域。魔物が当たり前のように跋扈していたり、『ナマズ長者』たる者が領主を務めていたりと、グンマー的なエッセンスがふんだんに用いられている魔境。過去のイベント「ウェルカム・トゥ・群魔圏(グンマーランド)」では調査に行ったトレインナイトの何人かが(人格だけ)赤子になったりと、魔境の片鱗を見せつけてきた。方言訛りが凄まじい、能天気で大飯食らいな穀潰しの田舎っ娘であるイソベはここの出身。
後に登場した花魁なヘビ獣人であるナンジャイはここの長者だったらしい…
- 『翔んで埼玉』
実写映画版では謎の怪生物が闊歩しているだの、探索隊が行方不明になる程の秘境にも程がある群馬県が登場。
秘境感で有名な毛無峠がプテラノドンらしきものが飛び交う等かなり秘境感をマシマシにされている。
しかし、この群馬県にはある秘密が隠されていた。
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