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エクスカイザー

えくすかいざー

エクスカイザーとは、テレビアニメ『勇者エクスカイザー』の登場人物、および勇者の一人。
目次 [非表示]

私のことは、君と私だけの秘密ということだ


CV:速水奨


基本データ編集

ロボットモード

全高10.3m(飾り含む)
重量32.6t
跳躍力142.2m
走行速度82.4km/h

ビークルモード

全長5.2m
最大速度398.3km/h

体力6 知力8 速度5 攻撃力5~7 耐久7 地位10 勇気10 器用度7


概要編集

宇宙警察カイザーズのリーダーを務める宇宙警察官。

高い指揮能力や統率力を備えており、宇宙警察の後輩に当たるレイカーブラザーズ、それに他の惑星で活動していたマックスチームをスカウトし、カイザーズを設立。

本来は身体を持たないエネルギー生命体であるが、地球上では星川家の自家用車である白と赤を基調としたスポーツカーに融合しており、ガイスターによる事件発生時などには秘密裡に現場へと急行、ロボット形態へと変形し彼等に立ち向かう。


性格編集

優しく誠実な人柄と、警察官としての強い使命感とを併せ持つ好青年で、自身より遥かに年下のコウタに対しても、時に彼の悩みに対して異星人としての視点から助言を与えつつ、また時には逆に自らが人間や地球に関する事柄についてアドバイスを受けるなど、地球上における唯一ともいうべき「親友」として、良好な関係を築いている。

また言葉は分からないながらも、星川家の愛犬であるマリオとも仲がよく、後述の通り出動の際に手助けしてもらったり、ガレージにいる間コミュニケーションを取ったりもしている。このコウタとマリオが、地球上においてエクスカイザーと深く関わる数少ない存在である。


ガイスターに対しては、「ガイスターの悪党ども!このエクスカイザーが許さん!」と毅然とした姿勢で相対する一方、たとえ悪人であろうとも生命を尊重し、そして警察官であるがゆえに命を奪うことは良しとせず、あくまでも彼等を逮捕し司法の手に委ねることを至上任務としている。そのスタンスは、ガイスターのボスであるダイノガイストとの最終決戦に至るまで通底されることとなる。


地球文化への興味編集

地球外から来たエネルギー生命体であるがゆえに、エクスカイザーも含めたカイザーズの面々は地球における文化や常識、人間の生活習慣や身体機能についての知識を有しておらず、また感覚的に理解し難い部分も多々存在する。

妊娠中の女性の腹の中にいる赤ちゃんを、寄生生物と誤認してしまったり、またコウタが級友でいたずらっ子の市村コスケにカイザーブレスを取られてしまった際、「ガイスターよりタチが悪い」とのコウタのボヤキに対し、より悪質な犯罪者と認識して自ら取り返しに行こうとしたり(※)と、時にはややもすると突拍子もない誤解や誤認に及ぶこともない訳ではなく、前述の通りコウタからのアドバイスでそれらを都度都度修正し、地球や人間にまつわる知識を深めていくこともしばしばである。


それゆえに、地球上で接した「宝」に対して、深い感銘を受けることもまた多い。主だった例としては次の通りである。

  • 星川家が花見に出かけた際、自らも初めて目にした桜吹雪を前に「これは確かに素晴らしい・・・」と感激した様子を見せており、もっと美しい場所があることを知ると「マリオ、私達もそこに行ってみようか!」と一緒に移動したりしていた。
  • 本を知った時には「時代を超えて人に伝えることができる素晴らしい発明品だ!」と賞賛。また多くの客を楽しませた遊園地に関しては「長い間、人間達を楽しませてきてあげたんだなぁ・・・」と長い歴史を感じ取る。
  • 発見された遺跡に関しては「その時代に生きる人々が、別の苦労と戦いながら乗り越えてきた証」と分析。
  • 初めて観る雪を分析し「この小さな結晶が、純白の世界を彩っているのか・・・地球というのは神秘な惑星だなぁ・・・」と感動した様子を見せていた。

(※ この時は流石にコウタから止められたため、コスケが寝ている間にブレスを利用し、説教に及んでいたりもする)


能力編集

ビークルモードでは、普段は星川家のガレージ、もしくはジンイチの勤め先である新聞社の駐車場にいることが多く、エクスカイザーは日々レーダーや車載ラジオを利用し、さらにコウタからもたらされる情報などを通して、ガイスターに関する情報収集を欠かさず行う。一方で、意外な人物の願いを聴いてしまった時は「うーむ・・・わからないわけでは、ないが・・・」と少々困惑する様子も見せている。

ガレージにいる際は、大抵の場合専業主婦のヨーコが在宅中でもあるが、出動の際にはコウタやマリオが注意を引き付けることで、彼女に気取られることなく現場へと急行している。一度だけヨーコが運転したこともあるのだが、その際「今日は、ママさんの日なんだろう? だから、ママさんの思いどおりに走ってあげたいのさ」と気を遣った。

ガイスターの出現を察知し出動する際には、ボンネットに獅子のマークが現れ、リア周りもブースターノズルが付加されるなど形状が変化。さらにダッシュボード周りも転回することで、獅子の顔を模したコンソールなどが現れるようになっている。この状態でキングローダーと連結・牽引することも可能で、オープニング映像の他作中でも一度この状態で走行したこともある。


ロボットモードでは、その胸部に「ブレストチェンジ」と呼ばれる機能が実装されており、非戦闘時のV字型のエンブレムから、戦闘時にはこれを反転させて内蔵されている獅子の顔が出現(※)。この獅子の顔からは、眉間から「インパクトフラッシュ」と呼ばれる逆三角形の光線、口から火球の「フレーミングノヴァ」をそれぞれ放つことができる。

この他の武装は主に腕周りに集約されており、前腕のスリットからは小型ジェットミサイルの「ジェットブーメラン」と、三方手裏剣の「スパイクカッター」を射出できる他、両肩後部のタイヤは「ショルダーボム」として相手にぶつけることも可能となっている。これらの武装と、変形機構をも活用した機敏なアクションを駆使して戦うのが、エクスカイザーの基本的なスタイルである。

さらに攻撃以外の能力として、腕から非実体型の「フォトンリング」を放って相手を拘束したり、額の角からは「フォーミングビーム」と呼ばれる、物体を修復する働きを持つ光線を照射でき、コウタと初めて遭遇した際には戦闘の巻き添えで壊れてしまった、彼の祖父の形見であるカメラを修復してみせた。


(※ 第1・2話のみ、変形シーンのうち「ブレストチェンジし、胸にライオンの顔が出現した後ポーズを決める」箇所で着色のミスが発生しており、本来黄色く塗られているはずのライオンの目の上が、周囲に合わせて白く塗られた状態となっていた)


備考編集

「スポーツカーから変形する、ライオンの胸を持ったロボット」という基本的なコンセプトは企画のごく初期から固まっていたようだが、当初はライオンの頭部を模した胴体から、頭と手足が直接生えたようなスタイルとされており、この胴体が合体後の胸部も兼ねる形とされていた。

頭部のデザインについても、早い段階で決定稿に近い案が提示されている一方、これとは別に口元がマスクで覆われた、グランゾートにも通ずるラインの頭部形状も考案されており、関連書籍などからはこちらの案も決定稿に至るギリギリの段階まで検討されていた節が見られる。


関連イラスト編集

エクスカイザーマスクパリーン/しーっ\


関連タグ編集

勇者エクスカイザー

宇宙警察カイザーズ


ダ・ガーン:『伝説の勇者ダ・ガーン』に登場する勇者の一人。こちらもエクスカイザーとCV担当を同じくする主役勇者である

ビクティム・オーランド:『勇者警察ジェイデッカー』の登場人物の一人。最終回のラストにて登場した新たなボディが、エクスカイザーのそれを意識したデザインとされている。

檜山修之:日本の声優の一人。勇者シリーズにおいて、速水と同様に主人公を2に亘って演じた経験を持つ

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