【ニコニコ大百科 : 医学記事】 ※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。 |
日本脳炎ウイルスによって引き起こされる病気で、重い脳炎を起こす。
大正時代に日本国の岡山県で大流行したことから「日本脳炎」と名付けられた。
人から人に伝染することはなく感染してもほとんどの人は無症状で済むが、一度発症してしまうと致死率が40%にもなるとても怖い病気である。また、治っても後遺症が残ることが多い。
日本脳炎ウイルスはフラビウイルス科に属している。近い仲間のウイルスとしてはウエストナイルウイルス(西ナイルウイルス)やデングウイルス、黄熱ウイルス、ジカウイルスなどがいる。
普段は豚の体内に生息しているウイルスで、ウエストナイル熱やデング熱などと同様に蚊が媒介する。
現在は主に東アジア(中華人民共和国、韓国・朝鮮半島)、東南アジア、南アジア(インド、バングラデシュ)、オセアニアの一部(パプアニューギニア、オーストラリア北部など)で発生することが多い。
日本では撲滅されたと誤解されがちだが、今でも発生することがあるので油断は禁物(特に西日本では要注意)。
高熱、激しい頭痛、意識障害、痙攣などがみられる。嘔吐や下痢などの胃腸症状を伴うこともある。
ちなみに発症してからは使える治療薬が存在しないため、予防が重要である。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/10(金) 20:00
最終更新:2025/01/10(金) 20:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。