ダモクレスの剣とは、
である。ここでは1について記載する。
華麗な生活の中にも、非常に高い危険が常に迫っているということの例え。だから注意しろと言う意味でもある。
1961年9月25日、国連総会の一般討論演説でジョン・F・ケネディ米大統領が核兵器の危険性を訴えるために引用した以下の文が有名。
地球のすべての住人は、いずれこの星が居住に適さなくなってしまう可能性に思いをはせるべきであろう。人類は核というダモクレスの剣の下で暮らしている。それは細い糸でつるされ、いつ何時にも事故か誤算か狂気により切れる可能性がある。
シチリア島南東部の都市・シラクサの王ディオニシオスは、自らが治める国が栄華を極めているにもかかわらず、いつも神妙な面持ちをしていた。
ディオニシオスの廷臣であるダモクレスは、富も名声も力もある王が何をそんなに悩んでいるのか理解できず、彼がいかに幸せかを羨んでいた。
そんな彼を見かねたディオニシオスは、一日だけダモクレスと立場を交換することを決める。
「これは自分の人生で最良の日に違いない」と有頂天になるダモクレスだったが、いざ王座に座ると、その真上には細い糸で吊るされた剣が。
その日一日、王となったダモクレスは豪勢に持て成されるが、頭上の剣のせいで気が気でなかった。
ディオニシオスが夜明けと共に戻ってくると、ダモクレスは彼の足元に跪き、「あなたの苦しみが分かった」「人生で最悪の経験だった」と述べ、王冠の重さとその脆さを理解した。
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最終更新:2025/01/09(木) 07:00
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