シロフクロウとは、フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属のフクロウの仲間である。
ハリー・ポッターでおなじみの、真っ白なフクロウである。しかし、真っ白なのはオスのみで、メスや若い個体は黒や褐色の縞模様がある。
全長は50~65cm、翼開長は140~165cmほど、体重は1.6~3kgの、大型のフクロウである。北極圏のツンドラ、草原、開けた岩場などに生息しているが、冬の時期はアメリカ合衆国北部くらいの緯度にまで南下する。フクロウの中では珍しく、昼間にも活動する。これは、北極圏の夏は白夜であることと関係している。夜の時間が短いからこそ、昼間でも活動できるようになっているというわけである。
そもそも樹が生育しにくい環境であるためか、樹に止まることはめったになく、単独で平原の氷塊や切り株の上など、見通しの効く高い場所に止まることが多い。地面に止まることが多いためか、歩行速度はフクロウの中では速い方。とはいえ、かぎ爪が邪魔をしてそれほどスマートには走れない。
寒いところに生息しているため、暑いところは苦手。暑いと人間にとっては面白く見える顔をして、呼吸して熱を逃がす。面白いからといって暑くしてはいけない。また、まぶしかったり眠かったりして目を細めている顔が、笑っているようにも見える。やはり、わざとそういう顔にしてはいけない。
野生でのエサは、レミングやヤチネズミなどの小型のネズミを食べる。飼育下では他のフクロウ同様、マウスや冷凍ヒヨコなどを与える。ヒナの頃から人間と接していないと懐かないのは他のフクロウと同じである。
繁殖成功率はエサの多さに比例しており、エサが少ないと繁殖行動すら取らない。親鳥は縄張り意識が強いため特に危険で、たとえオオカミに対しても襲いかかる。
動物園では、夏場は暑さを避けるために展示されない場合もあるが、かといって冬だと今度は鳥インフルエンザを避けるために展示されないという場合も多い。インフルエンザが流行する前だと結構元気な姿を観ることができる。
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最終更新:2025/01/24(金) 20:00
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