ケツプリ団とは、真島ヒロの漫画『RAVE』『FAIRY TAIL』に登場する変質者大強盗団で、真のワルである。
漫画ではたった5話の登場にも関わらず、強烈なインパクトから、初登場から10年以上経過した現代でも未だに人気は衰えていない。
ケツプリ山脈に住む三人の変態悪党が結成した真の悪の軍団。でかい尻を持ち、全身黒のレザータイツという一度見たら忘れられない強烈なインパクトを誇るキャラ。
ハルとは親友だが、エリーと関わると大抵ガンズトンファーで痛い目に遭う。ムジカは彼らの天敵で、初めて会った時に怪我をさせて機嫌を損ねて以後、「デコピアス」と恐れている。なお、彼ら三人が仲間同士であることをケツプリ団メンバーは知らない。一方、妖精メンバーはウェンディ以外は列車強盗(とガスケツ)の被害者とあって、印象は最低である様子(ハッピーからは「吐きそう」とまで言われた)。
必殺技は三人で強力な屁をする『ガスケツトリプルエクスタシー』。この技はすさまじい臭いを発する故に自分達でも耐え切れない自爆技だが、威力自体は高く、『FAIRY TAIL』では貨車一両を軽々と動かせるウェンディの天竜の咆哮に匹敵する推進力を誇っていた。漫画では一度しか使われていないにも関わらず、ゲーム版やアニメ版『FAIRY TAIL』で使用されるなど彼らを代表する屁殺技となっている。
初登場は『RAVE』の第32話「それゆけ!ケツプリ団!!」。最初の作戦は「爆弾仕掛けて車掌を脅した挙句大金貰うぜ大作戦」だった。
その後、第76話~第78話に再登場し、無謀にもドリュー幽撃団(ハル一行が束になってようやく壊滅した組織)に喧嘩を売るが、あっさり敗退。ガスケツエクスタシーでカジノをパニックに陥れるが、これが結果的にハル一行とルビーを助けることにつながり、ルビーがハル一行に同行するきっかけとなる(ちなみにケツプリ団もプルーが連れて行くよう進言しているが、ヘビに断られている)。
その後、次の登場までかなり間隔が空き、第144話「ケツプリ番外地」を最後にストーリーがメインキャラが死にまくる重くハードな方向になったためか、二度と登場することはなかった。
なお、最後の登場は幼女誘拐(の後に捕まり脱獄)という、後のウェンディ加入を予言するような内容であった。ケツプリ団マジロリコン。
しかし、再登場は何度か検討されたようで、最後の最後でジークハルトの50年前からの手紙を受け取った人々としてハル一行を援護するという大役を任される構想もあった。
が、彼らは戦闘機を所有しておらず、しかもその場に現れたほかのキャラクターは、かつての敵や共に闘った戦友たち、別れ別れになった仲間という明らかに場違いなキャラクターとなってしまうこともあり『RAVE』での復活は断念された。
なお、真島作品は多彩なメディアミックスがなされているが、その中でもケツプリ団は原作漫画版の登場はもちろんのこと、ゲーム、アニメはおろか、小説にまで登場している。2012年5月まで4媒体を制覇した真島キャラは彼ら以外にはグリフォン加藤の宿敵である『プリン軍団』だけであったが、FAIRY TAILの小説版が発表されたことで、その座も譲ることになった。
最後の登場から10年後の2012年。
アニメ版『FAIRY TAIL』第126話にてついに復活を遂げた。この時の登場の為だけに『RAVE』でも果たされなかったオープニング映像にも登場した。
しかも全員『RAVE』のオリジナルキャストのままで、最初の計画は列車強盗と『RAVE』のセルフパロディがふんだんに盛り込まれた内容であった。放送局が違うとか言わない。
そして、『RAVE』ではほぼ未遂に終わっていた強盗も一応途中まで成功はしている。
ちなみに、『FAIRY TAIL』には前作のジークハルトやプルーが設定を変えて登場しているが、彼らは姿こそ同じであるものの、声優はまったくの別人で、オリジナルの配役のまま『RAVE』『FAIRY TAIL』の両方に出演したのは、2012年4月現在、このケツプリ団だけである。
さらに、何より喜ばれたのはまさかの『新メンバー加入』であった。
最後はナツに鉄拳制裁を喰らうが、懲りずにまだ真の悪を目指しており、『また出てやるからな!!』と再登場を臭わせる匂わせる発言をした結果、本当に再登場!
再登場時、さらにメンバーを増やしたほか、史上唯一となる悪事「シャルルにケツプリ悪夢を植え付ける」という偉業(?)を成し遂げていたことが発覚した。また、RAVEでは明らかにならなかった「何故ケツプリ団が全身黒タイツなのか?」というどうでもいい謎も明かされている。
2度目の登場では主人公ナツですら成し遂げていない『エルザを一発KO』という快挙を成し遂げた(後で壮絶な復讐をされているが・・・)。さらにここでも「また出てやるからな!」と言い捨て彼方に飛ばされる。シャルルからは「もう出るな」と言われるのだが・・・
2度あることは3度あるという言葉の通り、再々登場まで果たしている。RAVE最終登場時以来の投獄生活となっていたこの時には、ナツをケツプリ団に誘うのだが、エルザやカナでさえ着用した栄光のケツプリユニフォームの着用は丁重に断られた。しかし、この回では恐らく史上初めてとなるまともに敵を倒したシーンが描かれた(尻についた火を屁で噴射というアレな方法ではあるが・・・)。これにはナツも感心していた。
やはり、3度目も彼方に飛ばされて終わるのだが、アニキの「また出・・・」のところで台詞が途切れてしまっており、今後出演できるかどうかは不明である(少なくとも原作では出番になりそうな話は無い)。
・・・と思っていたらさらにとんでもない方法でまた復活した。
年明け早々の2013年1月18日になんと原作者Twitterにて実に11年ぶりに本人の筆によるアニキの姿が書き下ろしの落書きとして登場した。かなり期間が経ったにも関わらず顔がまったく変わっていない上、デザイン、デカイ尻ともに健在であった。恐るべしケツプリ団の執念。
なお、2度目と3度目の登場の間に今度はFTオリジナルであるライバルグループ『胸プリ団』なる連中まで登場した。が、エルザの人生初ピクニックを台無しにしたことで、妖刀紅桜の錆にされてしまった。
なお、FTに入ってから加入したメンバーはネコも含めて全員女性である。
女神様。アニメ版『FAIRY TAIL』第126話にてアニキより任命を受ける。
ガスケツエクスタシーは使えないが、持ち前の滅竜魔法とどんな悪党でもほんのり癒してしまうその芸風から、三人に「妖精の尻尾」で行われている魔導士通信教育を受講することを勧めている。
当然ながらケツプリ団に加入とあってユニフォームも着用したのだが、団員全員があまりのかわいさに「ケツプリ団やっててよかった」と涙を流していた。
しかし、この格好をさせたこと対しては、さすがのルーシィやシャルルもキレた。
なお、「ケツプリ団にヒロインを加入させる」という案は『RAVE』の読者投稿イラストが先だが、作者は「そんなことしたらPTAから苦情が来そうだ」と本編での採用は見送っていた。
が、当の本人はかなりこのユニフォームを気に入ったらしくなんと予備ユニフォームまで所持していた。
ケツプリはともかくとして、どうやら胸プリ団にはかなりのジェラシーを感じていた模様。
女王様。第136話にて「真の悪であるが為の信念」を教育するために加入した鬼教官。
アニキに対し、「上に立つ立場のものであれば、まず自らその手本となるべし」という実にごもっともな
意見を提示し、中途半端な計画、罰ゲームに対し厳しくダメ出しを行い
アニキに対し「腕立て100回」を命じるなど、現時点でアニキを差し置いて事実上のトップである。
しかし、アニキに喰らわされた新屁殺技「零距離エクスタシー」でアクセントの花を枯らされたことで
「人生最初の想い出を汚した」として3人を八つ裂きにしている。
その後、やり直しの人生初ピクニックでも指揮を執るなど、次世代ケツプリ団を担うであろう偉大な女性魔導士である。
なお、この後原作版でキャットウーマンのごとき様相の
「フェアリーウーマン」なるリアルタッチのアメコミ調ヒーローに変身するという話が描かれている。
彼女にとって、このケツプリ加入が一つの契機となったのであろうか・・・?
(原典キャットウーマンはケツプリ団と同じ泥棒である)
アニキ。どうみても33歳には見えない老けたおっさんである。父親も同じく泥棒。
『RAVE』では悪党が当たり前のように使っているダークブリングの話を聞いた時には腰が抜け足が震えて動けなくなっていた。プルーのようなファンシーな小動物に弱いらしく、『RAVE』『FAIRY TAIL』共に見た瞬間に「癒される~」と完全に目的を忘れていた。
本編登場の1年前に東の方を旅しているときにハルを涙させる過去があり、劇中では詳しく語られなかったものの、ファンブックで作者が内容を明かしている。
その全容は以下の通り
「東の方を旅しているときに、財布を落として一文無しになり、家に帰ると妻子に出て行かれ、翌日20年勤めた会社をクビになり、途方に暮れているところをクルマにはねられ全身骨折。さらに入院中その病院が火事になり火傷まで負い、その後も不幸続きでケツプリ団を結成し、現在に至る」
というものである。どうだろう? 涙なくしては聞けない悲しい過去であろう。
しかし、問題はそこではなく、「20年勤めた会社を」とあるので、12歳から働いていたという実は大変な働き者であり、さらに「妻子に」とあることから結婚暦があり、しかも子供までいるというかなり衝撃的な事実である(子供もやはりプリケツなんだろうか?)。さらにそこから、わずか1年の間に悪の団体を結成して暗躍(?)しているという超行動派なのである。日本のフリーターやニート諸君も少しは見習っては如何だろうか?
なお、演じた一条は『FAIRY TAIL』ではれっきとした悪役「ホットアイ」として既に出演したことがある。
子分A。痩せ出っ歯の男。爆発物処理が特技だが、どちらの作品でもまるで役にたった様子は無い。
子分B。太った大柄の男。扉ページでは無謀にもレットに柔道で挑み背負い投げを喰らっていた。
ほかの二人より若干知的な発言もあるものの、『FAIRY TAIL』ではウェンディに対し下品な質問をする。
演じた稲田は一条同様に既に悪役で『FAIRY TAIL』に出演しているが、この時の役はナツと互角以上の戦いを繰り広げた闇ギルド六魔将軍のマスター「ブレイン/ゼロ」であった。
研修生A。第138話にてエルザの人生初ピクニックで「全員の統一感」を出すためにユニフォームを着用。
妖精の尻尾最強の魔導士ギルダーツの娘という優れた血統の持ち主なのだが、シャルルやウェンディと共に尻を振りながら会話する姿はもはやケツプリ団の一員そのものである。
このことが父親に知れないことを祈ろう。
研修生B。ケツプリ団史上初のエクシードメンバー。カナと同じく第138話でユニフォーム着用(しかもきちんとサイズが合っている)。
最初の襲撃を受けて以降、ケツプリユニフォーム姿をした大量のウェンディに追いかけられるという悪夢(人によってはうらやましい夢?)にうなされるようになったらしく、そのトラウマを克服するために加入。
やはりプリプリと尻を振る姿に、そのトラウマを克服した(逆に悪化した?)様子が伺える。
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最終更新:2025/01/03(金) 15:00
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