NovelAIとは、AIを用いた小説や画像を生成できるWebサービスである。
概要
人工知能を用いて、文章や画像生成を行えるサービス。名前の通り小説を生成するAIとして、2021年に稼働を開始した。2022年10月より画像生成AI「NovelAI Diffusion」を公開している。サービス展開としては、日本の「AIのべりすと」の英語圏版といった趣である。
一定以上の利用は有料で、サブスクリプションサービスに加入している必要がある。サービスにはそれぞれ3つのプランがあり、最も安いTabletプランは10ドル。
小説生成
文章を入力することでAIが次の文章を予測して書いてくれる、本サイトのメインコンテンツ。GPTというデファクトスタンダードの言語処理AI技術に基づいており、自然な表現が可能となっている。高機能で豊富な設定項目から、意図したように文章を生成できる。たまに、生成した文章に、AIが外枠で茶々を入れてきたりもする。
2022年10月現在4種のAIモデルがあり、最新モデルは「Euterpe」。試験中ながら「Genji」という日本語の文章を生成できるAIモデルも制作されており、日本ユーザーも安心。Euterpeモデルでは様々なモジュールがあり、行動やセリフの入力で物語を進行させる「Text Adventure」には独自のUIも用意されている。
非登録ユーザーは50回まで文章の生成を試せる。有料会員であれば、プランに限らず生成は無制限。
画像生成
2022年10月3日からサービス開始した「NovelAI Diffusion」と呼ばれるサービス。画像生成AI「StableDiffusion」を元にしており、キーワードを入力することでAIが画像を生成してくれる。キーワードをもとに画像生成を行うtxt2imgと画像を元に画像を生成するimg2imgといった機能が存在する。
類似サービスと比べて日本のアニメや漫画のキャラクターの画像生成に強いのが特徴で、絵柄もそれに準じたものが多い。手などディテールの破綻も少ないため、大きく注目を集め、中国圏では消去法によってより効率的にプロンプトを作り出す「元素法典」(ネガティブプロンプト集)まで作られた。曰く、元から描ける人を魔法使い(神様)とするならば、呪文を使って構築する術士(言語的科学)になれる、という感覚らしい。無論、魔法使いでも生成AIに教育させ負担軽減を図る人もいるほどである。
一方で、StableDiffusion同様に無断転載が指摘されるWebサイト「Danbooru」の画像(およびそれら個々に編者が累積した属性タグ類)を使い学習データを蓄積した経緯や、研究用にデータを公開しないなどの点は、ネット上において問題視され、議論が重ねられている。
画像の生成には有料会員登録が必須で、またサイト内通貨「Anlas」を消費する。これはサブスクリプションに登録していれば更新時にもらえ、また追加購入も可能。
関連動画
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関連項目
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