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―――ガンダムシリーズ最新作―――
カラー×サンライズ
夢が、交わる。
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『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(きどうせんしがんだむじーくあくす) とは、2025年に日本テレビ系列にて放送予定のテレビアニメ。ガンダムシリーズの一作である。
概要
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https://twitter.com/G_GQuuuuuuX/status/1864089751848104407
2024年12月4日のイベント「ガンダムカンファレンス WINTER 2024」内で発表。ガンダムのTVシリーズとしては通算24作目（配信先行の『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』『SDガンダムワールド 三国創傑伝』を含む）にあたる。放送局はこれまで主要民放局で唯一ガンダムシリーズ未放送だった日テレ系列。主役機が作品の題名に使用されるのはTVシリーズでは『機動戦士ガンダムAGE』以来14年ぶりとなる。
制作はサンライズに加え、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』や実写特撮『シン・シリーズ』でお馴染みのスタジオカラーが参加。監督に鶴巻和哉、シリーズ構成・脚本に榎戸洋司、メカニカルデザインに山下いくと……と、旧ガイナックスの『フリクリ』『トップをねらえ2！』でお馴染みの面々が関わっている他、庵野秀明も脚本にクレジットされている。
キャラクターデザインは『戯言シリーズ』『刀語』、近年では『ポケモン』の一部キャラデザなどを担当したイラストレーター：竹が担当。
主役機のジークアクスは山下氏のセンスが存分に発揮され、ガンダムとしては結構異質のデザインとなっている。
前作『水星の魔女』に続く女性が主人公の作品。企画は『水星の魔女』よりも先に立ち上がっていたのだが、コロナ禍や『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』制作の影響であちらよりも展開が遅れていた。
当初はオルタナティヴ系列の作品だろうと思われていたが、PVでは「ジオン公国軍」の制服に似た服装の人物や、「ザク」に類似したモノアイのモビルスーツ、シリンダー型のスペースコロニー,、スペースノイドやニュータイプといった用語など、宇宙世紀シリーズを思わせる要素が随所に見受けられる。世界観に関する公式からの発表はまだない為、これらが何を意味するのかは今後明かされていくものと思われる。
あらすじ
宇宙に浮かぶスペース・コロニーで平穏に暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハは、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれる。
エントリーネーム《マチュ》を名乗るアマテは、 GQuuuuuuXを駆り、苛烈なバトルの日々に身を投じていく。
同じ頃、宇宙軍と警察の双方から追われていた正体不明のモビルスーツ《ガンダム》と、そのパイロットの少年シュウジが彼女の前に姿を現す。
そして、世界は新たな時代を迎えようとしていた。
用語
- 【スペースノイド】
「宇宙移民者」「宇宙生活者」を指すガンダムシリーズお馴染みの造語。対義語は「アースノイド（地球居留者）」。『水星の魔女』で言うスペーシアンとアーシアンの関係とは異なり、本作ではスペースノイド側が被搾取階層であるような発言がある。 - 【ミノフスキー粒子】
主に宇宙世紀シリーズで登場してきた架空の素粒子。熱核反応炉や、揚力に頼らない飛行マシン、ビーム兵器などの成立に寄与している半面、そのまま散布すると著しい通信・探知障害を引き起こす性質がある。あえてこの粒子を大量散布し、誘導兵器を無力化した上で近接白兵戦を仕掛ける兵器がモビルスーツ(MS)とモビルアーマー(MA)である。 - 【MAV（マヴ）】
マブダチの略語……ではなく、ミノフスキー粒子散布下における機動兵器戦の基本となる戦術。前衛・後衛の2機1組で互いをフォローしあう、現実の戦闘機の「ロッテ」「エレメント」に似た戦術。単に自分の僚機・相棒を指して使われる場合もあるので、マヴダチの略でもあながち間違いではない。 - 【クランバトル】
違法に戦闘仕様に改造された民間MSで行う、非合法の賭けバトル。2vs2のMAV戦を前提としている。未来世紀におけるガンダムファイト同様、頭部を破壊された機体が敗北扱いになる。試合はリアルタイム配信されているが、試合時間は軍警察が駆けつけてくるまでの数分間に限定される。 - 【ニュータイプ】
宇宙に生活の場を移した人類は、それまで使用していなかった感覚・知覚に目覚め、旧人類（オールドタイプ）から隔絶した直感・洞察・理解力を持つようになる……という理論。自分に向けられる殺気を感知したり、テレパス現象を起こすこともある。
宇宙世紀シリーズで描かれ、オルタナティヴ作品『機動新世紀ガンダムX』で別視点の解釈が行われた概念。何気にオルタナティヴ作品では珍しい登場である。 - 【サイコミュ（サイコ・コミュニケーター）】
平たく言うと「ニュータイプの感応波を利用して機械を操作する」一種の思念操作装置。マシンの追従性を飛躍的に高めたり、ミノフスキー粒子を無視した遠隔操作を可能にするが、相当のニュータイプ能力者でないと使い物にならず、スペースノイドなら誰でも扱えるわけではない。現在ではゼクノヴァ事故のために使用も制限されている模様。 - 【ゼクノヴァ】
本編以前に発生したサイコミュの暴走事故。マシンではなく、サイコエネルギー自体が増幅され、軍の宇宙要塞の一部をサイコミュごと吹き飛ばす大破壊を引き起こした。
登場人物とキャスト
| キャラクター名 | 声優 | 解説 |
|---|---|---|
| アマテ・ユズリハ/マチュ | 黒沢ともよ | 今作の主人公。「マチュ」は幼少期の呼び名。 平穏なコロニーの日常を偽りと感じている女子高生。 ニャアンとの出会いを機に、ジークアクスのパイロット「マチュ」としてクランバトルに参加する。 |
| ニャアン | 石川由依 | 非合法な運び屋をしている少女。 戦争難民としてマチュの住むコロニーに転がり込んできた。最優先事項は生き抜くこと。 |
| シュウジ・イトウ | 土屋神葉 | あちこちのコロニーの外壁にグラフィティを書き、軍警から手配されている謎の少年パイロット。ある目的で金を稼ぐためにクランバトルに参加している。 |
イズマ・コロニーの人々
| キャラクター名 | 声優 | 解説 |
|---|---|---|
| タマキ・ユズリハ | 釘宮理恵 | アマテの母。コロニー監査局の職員。 |
| アンキー | 伊瀬茉莉也 | ジャンク屋「カネバン有限公司」社長にしてチーム・ポメラニアンズ代表。35歳の女性。 マチュの非凡なパイロットセンスを見抜き、チームにスカウトする。 |
| ナブ | 千葉翔也 | カネバン社員。20歳の黒髪の男性。アンキーの右腕的存在で社の実務を担う。 |
| ケーン | 永野由祐 | カネバン社員。18歳の金髪の青年。工科大学卒のメカニック。 |
| ジェジー | 徳本恭敏 | カネバン社員。20歳の眼鏡の男性。ポメラニアンズのメインパイロットだが、短気なのが珠に傷。 チーム名の由来は彼の愛犬の犬種から。 |
軍強襲揚陸艦「ソドン」クルー
| キャラクター名 | 声優 | 解説 |
|---|---|---|
| ？？？ | ？？？ | 中佐。かつてMAキケロガを駆り「灰色の幽霊」と恐れられたニュータイプ。「赤いガンダム」を捜索している。 |
| エグザベ・オリベ | 山下誠一郎 | 少尉。養成校を主席卒業したニュータイプ・パイロット。 |
| コモリ・ハーコート | 藤田茜 | 少尉。士官学校を優秀な成績で卒業したエリート候補生。？？？の補佐的立場にある。 |
？？？
| キャラクター名 | 声優 | 解説 |
|---|---|---|
| ？？？ | ？？？ | 赤の機体を駆る、仮面のパイロット。 |
登場メカニック
モビルスーツ（MS）
| 名称 | 解説 |
|---|---|
| gMS-Ω GQuuuuuuX |
今作の主人公機。読みは「ジークアクス」。 偶然からポメラニアンズの所属になった最新鋭MS。マチュの乗機となる。 |
| 型番不明 名称不明 |
通称「赤いガンダム」。軍の捜索対象になっている謎のMS。 無人子機「ビット」を搭載している。 |
その他メカ
| 名称 | 解説 |
|---|---|
| ソドン | 軍の強襲揚陸艦。艦橋が生えたメインブロックに2つの格納庫ブロックと2つのエンジンブロックがくっついた、「木馬」のような構造が特徴。 |
劇場版『-Beginning-』
正式名は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』。
一部話数を上映用に再構成した映画で、TV放送に先駆けて2025年1月17日から全国373館で劇場公開中。
スタッフ
- 原作：矢立肇、富野由悠季
- 監督：鶴巻和哉
- シリーズ構成：榎戸洋司
- 脚本：榎戸洋司、庵野秀明
- キャラクターデザイン：竹
- メカニカルデザイン：山下いくと
- アニメーションキャラクターデザイン、キャラクター総作画監督：池田由美、小堀史絵
- アニメーションメカニカルデザイン、メカニカル総作画監督：金世俊
- 音楽：照井順政、蓮尾敏行
- ゼネラルプロデューサー：杉谷勇樹
- エグゼクティブプロデューサー：小形尚弘
- プロデューサー：笠井圭介
- 制作：バンダイナムコフィルムワークス
楽曲
- 主題歌「Plazma」
作詞・作曲・歌：米津玄師 - 挿入歌「もうどうなってもいいや」
歌：星街すいせい、作詞：Yuki Tsujimura、作曲：Naoki Itai、Yuki Tsujimura、編曲：Naoki Itai - 主題歌「ミッドナイト・リフレクション」
歌：NOMELON NOLEMON、作詞・作曲・編曲：ツミキ
関連リンク
関連項目
- ガンダムシリーズ一覧 / 女性主人公のガンダム作品一覧
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女 - TVシリーズ前作
- 機動武闘伝Gガンダム - モビルスーツ（モビルファイター）による競技を題材とした作品繋がり。
| ガンダムシリーズ（映像作品） |
|---|
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