前例のないプロジェクトに臨むときにまず最初にやること
こんな人のおすすめ
- 初めてプロジェクトマネージャーになる
- 自社にノウハウや前例がない
- 不確実性が高いプロジェクトを担当することになった
自社の前例にないプロジェクトに臨むときに、何をすればいいのか悩みませんか?
少なくとも私はかなり悩みました。何から手をつけたらいいのかもわからなく夜も眠れないくらい・・・
そんなときに、「最初の第一歩はこれをすればいい」というものがあるだけで気持ちが楽になると思います。
そこでこの記事では、私の経験をもとに「前例のないプロジェクトに望むときにまず最初にやること」をお伝えしたいと思います!
これを読み終わったときには、あなたのプロジェクトの初速が上がると嬉しいです!
Contents
プロジェクトを進める上で考えなければいけないことを洗い出す
まず最初にすることは「プロジェクトを進める上で考えなければいけない項目を洗い出す」です。
ここではプロジェクト推進するために考えなければいけないことをとりあえず洗い出しましょう。
例えば、最近だとコロナ禍で急にオンラインのイベントプロジェクトを立ち上げなきゃいけなくなった。という人もいるのではないでしょうか?
するとまずしなければいけないことは
「オンラインイベントを開催するまでに考えなければいけないこと」です。
- イベント概要
- 目的
- ターゲット
- 出演者
- コンセプト
- タイトル
- 日時
- 配信方法
- コンテンツ
- 予算
- 人員
- 製作物
- 全体スケジュール
などなど、思いつく限りたくさん書き出しましょう。
もちろん、現時点で埋められないものがあっても問題ありません。
とりあえずたくさん書き出すことによって決まっていること・決まっていないこと・漏れていることなどを把握できるようになります。
洗い出した項目をスプレッドシートにまとめる
次は洗い出したものをスプレッドシートにまとめましょう。
項目ごとのシートを作って、管理すれば「このスプレッドシートを見ればプロジェクトの全体像を把握できる」という状態を作り出すことができます。
なぜここでスプレッドシートなのかと言いますと
- すぐ着手できて
- 共有も簡単で
- 制約が少なく
- バージョン管理もできる
- 多くの人がUIに慣れている
とあげ出すとキリがないのですが、前例がなくかつスピードを求められ、メンバーのリテラシーもバラバラというプロジェクトでもすぐに着手できるのでスプレッドシートをおすすめしております!
現状で考えられる情報を全部書く
あとは、作ったシートにどんどん考えられる情報を書き込んでいくだけです。
このとき大切なのができるだけ「具体的に」「解像度高く」書くことです。
前例がないプロジェクトにざっくりした情報は必要ありません。なぜなら「メンバーごとに解釈の違いが生まれる」からです。
オンラインイベントの場合
- 配信方法はzoomで〇〇のアカウントを使うことを想定している
- コンテンツは何時から何時までこれをして、その次はこれ。そのとき配信チームはこういう動きをして・・・
など、誰が読んでもプロジェクトの内容がイメージできるように書きましょう。
特に、このご時世リモートワークが主流となっているので「このスプレッドシート読んでおいて」と言っておくだけで済むくらいの解像度を目指しましょう。
リモートワーク時代の社内コミュニケーションについては以前のこの記事をぜひご覧ください!
ここまで準備が終わったらメンバーとキックオフをしましょう!
ここまで準備ができましたらすぐにメンバーとキックオフをしましょう!
現時点で自分が思いつくことは全てスプレッドシートに落とし込んだと思いますが、ここからはメンバーの観点を借りてさらに具体化していきましょう。
ここまでの注意点としては以下2点です。
- スプレッドシート作成に時間をかけすぎない(数時間で作るべし)
- キックオフには意見をもとに変更がある前提で臨む
解像度を高める必要はありますが、前例がないことを自分だけで考えすぎても時間が無駄です。時間を決めて思いつくことをひたすら書き出しましょう。
キックオフでは、メンバーの意見を積極的に取り入れて、自分が作ったものがどんどん変更される前提で臨みましょう。
前例がないものなので何が正解かもちろんわかりません。なのであくまでたたき台を作ったというスタンスでメンバーと一緒に作り上げることを意識しましょう!
大学卒業後、コンサルティング会社にてCRM導入プロジェクトに従事。
2017年スタートアップに転職し、社内事業部COOとしてこども向け教育事業の立ち上げを行う。
現在はNowDo株式会社にて0-1フェーズの事業を複数担当。PMだけでなくUXリサーチ、カスタマーサクセスなどフェーズ、状況に応じて複数の役割を兼任する。