1分で分かる海外消費者インサイトNo.6
Q6 日本のことを好きな国は?
2016/10/17
世界の人々の目に、今の日本はどう映っているのでしょうか? 日本の観光や土地、食や製品などの“ジャパンブランド”は海外でどんな評価を得ているのでしょうか?
2016年4月に世界20カ国・地域で行った「ジャパンブランド調査2016」の結果を紹介しています。今回は「日本への好意度」です。
A6 トップは、訪日意向でも1位のタイ。ASEAN諸国がトップ5を占める結果に
「とても好き」と「まぁ好き」を合わせた日本への好意度トップは、訪日意向でも1位のタイで、トップ5はASEAN諸国が占めています。
上位は各地域とも僅差で、特に9割以上の好意度を持つ国・地域はアジアが独占しており、非常に高い好意を得ている結果になっています。
また、対前年比を見ると15ポイント伸ばしたアメリカを筆頭に、カナダ、イギリスが数値を伸ばしており、欧米でも日本への好意の高まりがうかがえます。
日本でやりたいことや日本への興味関心は国や地域によっても違いがあります。日本のさまざまな面が世界からますます評価されれば、さらに好意を持たれる国になるのではないでしょうか。
<ジャパンブランド調査2016の概要>
●目的:日本の食や観光、製品など「ジャパンブランド」全般に関する海外消費者の意識と実態を把握し、企業のマーケティング活動を支援。
●対象エリア:20カ国・地域
中国(北京、上海)、香港、韓国、台湾、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、アメリカ、カナダ、ブラジル、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア
●調査手法:インターネット調査
●対象者条件:中間所得層以上の20歳~59歳男女
●サンプル数:地域ごとに200ss、計4000ss
●調査期間:2016年4月25日~5月18日
電通 チーム・クールジャパン
日本の文化や強みを生かした商品・サービスを海外市場に展開していく「クールジャパン関連事業」推進のために発足した全社横断プロジェクトチーム。電通は経済産業省のクールジャパン機構(ファンド)へも出資。海外展開するクライアント企業の担当者やメディア・コンテンツ担当、海外の現地法人ネットワーク担当、プロデューサー、プランナーが集まり、魅力的な日本を世界に打ち出していく取り組みを行っています。
電通総研 「ジャパノロジー」プロジェクト
2020年とその先に向けて、経営課題としての文化に焦点を当てた取り組みを電通総研で進めています。グローバル化を進める日系企業、日本市場の攻略を目指す外資系企業に異文化マネジメントや組織文化診断のワークショップやトレーニングを提供いたします。