電気主任技術者試験(電験)合格基準点の調整について
過去の電気主任技術者試験(電験)の合格基準点は電気技術者試験センターのホームページ でプレス資料として公表されます。その資料を一覧にして掲載しています。
古い年度のプレス資料はもう公開されていないので、内容があっているかどうか確認する術はありませんが、 (電気技術者試験センターに問い合わせても60%以上ですとだけ言われ教えてくれません)参考でご覧になっていただければと思っています。
合格基準点は毎年調整(毎年平均点等から一定の合格率に近づくように調整していると思われる)がされており、60%より引き下げられることが多いです。 合格率がどれだけ高くなっても、60%を超えることはありません。逆に60%では合格率が下がる(=平均点が低いと想定)と基準点を下げて一定の合格率になるように調整が入っていると思われます。
令和2年度の電験1種1次試験では、合格率は50%ですが基準点はMAXの60点でした。どんなに簡単でも合格基準点は60点が最高です。逆に難易度が高い(合格者が少ない)と下がることがありますを下げすぎたようです
第2種電気主任技術者試験 1次試験
基本的に60%以上ですが、試験が難しい場合は合格点が引き下げられます。
年度 | 満点 | 理論 | 電力 | 機械 | 法規 | 合格率 | 備 考 |
R6 | 90点 | 54点 | 54点 | 54点 | 54点 | 28.9% | |
R5 | 90点 | 54点 | 54点 | 54点 | 54点 | 24.5% | |
R4 | 90点 | 54点 | 54点 | 54点 | 54点 | 35.2% | |
R3 | 90点 | 54点 | 51点 | 54点 | 54点 | 25.7% | |
R2 | 90点 | 54点 | 54点 | 54点 | 54点 | 27.2% | |
R1 | 90点 | 51点 | 53点 | 53点 | 50点 | 23.6% | |
H30 | 90点 | 49点 | 52点 | 52点 | 52点 | 24.1% | |
H29 | 90点 | 54点 | 54点 | 54点 | 54点 | 26.4% | |
H28 | 90点 | 50点 | 50点 | 50点 | 47点 | 22.3% | |
H27 | 90点 | 42点 | 51点 | 50点 | 51点 | 24.3% | 90点満点 表記に変更 |
H26 | 100点換算 | 55.25点 | 55.76点 | 56.3点 | 58点 | 23.9% | |
H25 | 100点換算 | 53.3点 | 55点 | 55.76点 | 55点 | 24.0% | |
H24 | 100点換算 | 46.5点 | 58点 | 58点 | 58点 | 24.9% | |
H23 | 100点換算 | 57.73点 | 55点 | 54.26点 | 45.65点 | 15.7% |
年度 | 満点 | 理論 | 電力 | 機械 | 法規 | 備 考 |
H22 | 100点換算 | 55.32点 | 60.00点 | 60.00点 | 60.00点 | |
H21 | 100点換算 | 54.86点 | 60.00点 | 60.00点 | 60.00点 | 100点満点換算 に変更 |
H20 | 90点 | 53点 | 54点 | 49点 | 54点 | |
H19 | 90点 | 49点 | 48点 | 49点 | 50点 | |
H18 | 90点 | 42点 | 50点 | 50点 | 50点 | 「点」表現に変更 |
H17 | 100% | 50.50% | 60.00% | 60.00% | 58.94% | |
H16 | 100% | 58.90% | 60.00% | 60.00% | 60.00% |
【電験2種1次】科目別の合格基準点と合格率および合格者数の推移
ここでは、年度毎の各科目別の合格率と合格基準点について考察してみます。
1次試験は足切り、とよく言われますが合格率に表れていると思います。3割~5割程度の高い合格率で推移しています。法規に至っては9割近い年もあります。
合格率5割を超える程度に合格基準点を調整しているような雰囲気に感じます。また、合格率が圧倒的に低いのは理論です。理論科目のみ苦労した思い出があり数字に表れていると感じます。
理論科目
年 度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
令和6年度 | 6,177 | 2,904 | 47.0% | 54点/90点 | |
令和5年度 | 5,123 | 1,714 | 33.5% | 54点/90点 | |
令和4年度 | 4,974 | 2,332 | 46.9% | 54点/90点 | |
令和3年度 | 5,033 | 2,074 | 41.2% | 54点/90点 | |
令和2年度 | 4,960 | 1,583 | 31.9% | 54点/90点 | |
令和元年度 | 5,290 | 1,791 | 33.9% | 51点/90点 | |
平成30年度 | 4,511 | 1,471 | 32.6% | 49点/90点 |
電力科目
年 度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
令和6年度 | 5,890 | 3,405 | 57.8% | 54点/90点 | |
令和5年度 | 4,480 | 1,702 | 38.0% | 54点/90点 | |
令和4年度 | 4,260 | 2,885 | 67.7% | 54点/90点 | |
令和3年度 | 3,662 | 1,913 | 52.2% | 51点/90点 | |
令和2年度 | 4,118 | 2,873 | 69.8% | 54点/90点 | |
令和元年度 | 4,715 | 2,331 | 49.4% | 53点/90点 | |
平成30年度 | 5,072 | 3,040 | 59.9% | 52点/90点 |
機械科目
年 度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
令和6年度 | 4,397 | 2,542 | 57.8% | 54点/90点 | |
令和5年度 | 3,953 | 2,848 | 72.0% | 54点/90点 | |
令和4年度 | 4,319 | 3,430 | 79.4% | 54点/90点 | |
令和3年度 | 3,635 | 1,881 | 51.7% | 54点/90点 | |
令和2年度 | 3,899 | 2,288 | 58.7% | 54点/90点 | |
令和元年度 | 4,822 | 3,032 | 62.9% | 53点/90点 | |
平成30年度 | 4,104 | 1,595 | 38.9% | 52点/90点 |
法規科目
年 度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
令和6年度 | 4,139 | 2,058 | 49.7% | 54点/90点 | |
令和5年度 | 4,329 | 3,892 | 89.9% | 54点/90点 | |
令和4年度 | 4,107 | 2,780 | 67.7% | 54点/90点 | |
令和3年度 | 3,899 | 2,426 | 62.2% | 54点/90点 | |
令和2年度 | 4,196 | 2,522 | 60.1% | 54点/90点 | |
令和元年度 | 4,778 | 2,505 | 52.4% | 50点/90点 | |
平成30年度 | 4,664 | 2,422 | 51.9% | 52点/90点 |
第2種電気主任技術者試験 2次試験
配点→電力・管理:120点満点 機械・制御:60点満点 合計180点満点
総合評価方式として全科目の合計点が60%以上で,かつ,各科目の最低取得点は,その科目の平均点以上を合格とする。
ただし,問題が難しい場合は,それぞれ5ポイント・5点引き下げることができる。
年度 | 満点 | 総得点 | 電力・管理 | 機械・制御 | 合格率 | 備 考 |
R5 | 180点 | 102点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 17.7% | 100点満点換算 で56.7点以上 |
R4 | 180点 | 108点 | 平均点 | 平均点 | 24.0% | 100点満点換算 で60.0点以上 |
R3 | 180点 | 102点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 17.2% | 100点満点換算 で56.7点以上 |
R2 | 180点 | 108点 | 平均点 | 平均点 | 27.9% | 100点満点換算 で60.0点以上 |
R1 | 180点 | 108点 | 平均点 | 平均点 | 22.8% | 100点満点換算 で60.0点以上 |
H30 | 180点 | 108点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 14.5% | 100点満点換算 で60.0点以上 |
H29 | 180点 | 99点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 13.5% | 100点満点換算 で55.5点以上 |
H28 | 180点 | 99点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 19.4% | 100点満点換算 で55.5点以上 |
H27 | 180点 | 90点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 12.3% | 100点満点換算 で50.0点以上 |
H26 | 180点 | 102点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 14.3% | 100点満点換算 で56.7点以上 |
H25 | 180点 | 90点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 11.3% | 100点満点換算 で50.0点以上 |
H24 | 180点 | 99点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 13.5% | 100点満点換算 で55.0点以上 |
H23 | 180点 | 93点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 11.3% | 100点満点換算 で51.7点以上 |
年度 | 満点 | 総得点 | 電力・管理 | 機械・制御 | 備 考 |
H22 | 180点 | 99点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 100点満点換算 で55.0点以上 |
H21 | 180点 | 93点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 100点満点換算 で51.7点以上 |
H20 | 180点 | 108点 | 平均点 | 平均点 | 100点満点換算 で60点以上 |
H19 | 180点 | 99点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 100点満点換算 で55点以上 |
H18 | 180点 | 99点 | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 | 100点満点換算 で55.5点以上 |
H17 | 100% | 60% | 平均点 | 平均点 | 平均点下記参照 |
H16 | 100% | 55% | 平均点▲5点 | 平均点▲5点 |
※H17年度平均点について
電力・管理:平均点52.51% 機械・制御:平均点37.17%
(2科目平均47.39%)
電気計算(雑誌)に平均点が記載されていたため、転載しています。
【電験2種2次】合格基準点と合格率および合格者数の推移
ここでは、年度毎の各科目別の合格率と合格基準点について考察してみます。令和になってから有資格者を増やしたいためか若干合格率が上昇しています。(それまで10%前半,令和以降は20%超えている)。
平成30年度の合格率(14.5%)では得点調整が入っていないのに、令和3年度の合格率(17.2%)では得点調整が入っていることからも20%超えくらいが目標と思われます。昔に比べれば難易度低下傾向と思われます。
年 度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
令和5年度 | 2,682 | 474 | 17.7% | 102点/180点 | |
令和4年度 | 2,904 | 698 | 24.0% | 108点/180点 | |
令和3年度 | 2,407 | 413 | 17.2% | 102点/180点 | |
令和2年度 | 2,512 | 701 | 27.9% | 108点/180点 | |
令和元年度 | 2,513 | 574 | 22.8% | 108点/180点 | |
平成30年度 | 2,624 | 381 | 14.5% | 108点/180点 |
過去の受験者数の推移
ここへは過去の受験者数と合格者数の推移を示します。引用元は一般財団法人 電気技術者試験センターの発表値です。例年1次試験は6,000人前後、2次試験では2,500人前後が受験されています。1次も2次も電験3種と比べても高めの合格率に見えますが、大抵が3種突破されたレベルの方ですので、”3種突破レベルの方”でこの合格率です。
3種突破レベルの方で2種2次合格にたどり着けるのが受験総数の10%程度となるため、相当高いレベルの試験と言えると思います。
西暦 | 年 度 | 1次 受験者 | 1次 合格者 | 1次 合格率 | 1次 科目合格 | 2次 受験者 | 2次 合格者 | 2次 合格率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024 | 令和6年度 | 7,479 | 2,159 | 28.9% | 3,416 | |||
2023 | 令和5年度 | 6,318 | 1,545 | 24.5% | 3,442 | 2,682 | 474 | 17.7% |
2022 | 令和4年度 | 6,189 | 2,178 | 35.2% | 3,048 | 2,904 | 698 | 24.0% |
2021 | 令和3年度 | 5,979 | 1,539 | 25.7% | 2,736 | 2,407 | 413 | 17.2% |
2020 | 令和2年度 | 6,235 | 1,695 | 27.2% | 3,050 | 2,512 | 701 | 27.9% |
2019 | 令和元年度 | 6,915 | 1,633 | 23.6% | 3,388 | 2,513 | 574 | 22.8% |
2018 | 平成30年度 | 6,631 | 1,600 | 24.1% | 3,089 | 2,624 | 381 | 14.5% |
2017 | 平成29年度 | 6,570 | 1,737 | 26.4% | 3,450 | 2,435 | 329 | 13.5% |
2016 | 平成28年度 | 6,521 | 1,456 | 22.3% | 3,007 | 2,364 | 459 | 19.4% |
2015 | 平成27年度 | 6,418 | 1,557 | 24.3% | 3,255 | 2,406 | 297 | 12.3% |
2014 | 平成26年度 | 6,676 | 1,595 | 23.9% | 3,261 | 2,443 | 350 | 14.3% |
2013 | 平成25年度 | 6,452 | 1,550 | 24.0% | 3,018 | 2,503 | 282 | 11.3% |
2012 | 平成24年度 | 7,034 | 1,748 | 24.9% | 3,522 | 2,249 | 304 | 13.5% |
2011 | 平成23年度 | 6,659 | 1,047 | 15.7% | 3,542 | 1,942 | 219 | 11.3% |
2010 | 平成22年度 | 6,786 | 1,549 | 22.8% | 3,395 | 2,636 | 411 | 15.6% |
2009 | 平成21年度 | 6,743 | 1,805 | 26.8% | 3,162 | 2,490 | 255 | 10.2% |
2008 | 平成20年度 | 6,693 | 1,572 | 23.5% | 3,499 | 2,251 | 675 | 30.0% |
2007 | 平成19年度 | 6,832 | 1,222 | 17.9% | 3,215 | 2,156 | 245 | 11.4% |
2006 | 平成18年度 | 7,038 | 1,523 | 21.6% | 3,231 | 2,285 | 295 | 12.9% |
2005 | 平成17年度 | 7,127 | 1,581 | 22.2% | 3,621 | 2,551 | 545 | 21.4% |
2004 | 平成16年度 | 7,536 | 1,777 | 23.6% | 3,531 | 2,702 | 303 | 11.2% |
2003 | 平成15年度 | 7,772 | 1,769 | 22.8% | 3,663 | 2,731 | 480 | 17.6% |
2002 | 平成14年度 | 7,405 | 1,855 | 25.1% | 3,500 | 2,993 | 641 | 21.4% |
2001 | 平成13年度 | 6,889 | 1,931 | 28.0% | 3,390 | 3,023 | 370 | 12.2% |
2000 | 平成12年度 | 6,339 | 1,837 | 29.0% | 2,926 | 3,127 | 476 | 15.2% |
1999 | 平成11年度 | 6,010 | 2,026 | 33.7% | 2,899 | 3,169 | 367 | 11.6% |
1998 | 平成10年度 | 5,704 | 1,944 | 34.1% | 2,567 | 2,807 | 440 | 15.7% |
1997 | 平成9年度 | 5,078 | 1,666 | 32.8% | 2,465 | 2,331 | 603 | 25.9% |
試験センタープレス資料について
ここへ記載している合格基準点に関するプレス資料は以下のようなものを基に表に直しています。本プレス資料の発行元は一般財団法人 電気技術者試験センターです。
コメント
今年(2024年)の二次受験生です。教えて頂きたいのは以下の3点です。
ご教授頂き、有難うございます。
1)30点の問題に3小問あり。1小問10点ずつ配点されるイメージでしょうか?
条件の見落としがあり、3小問中1小問だけ正答できた為、確認するものです。
2)結果は間違った小問でも、途中の計算が正しければ、部分点は多少もらえるのでしょうか?
循環電流(ループ電流)の計算が正しく、その後の送出電流計算(複素数の足し算・引き算)は条件を見落としたので、間違ってしまいました。
最初の立式が正しく、循環電流の値も合っていて、最後の計算は間違えてしまいました。
3)論述問題で設備名を間違えて、設備原理やメリデメなど正答の場合、どれだけ減点されるイメージでしょうか?
「分路リアクトル」のことを「並列リアクトル」と書いてしまいました。
原理や特徴、メリットデメリットはしっかり書いてあります。
こんばんは。管理人です。
私も試験関係者ではないのですべて想像の域なのですが、思うところを書いてみます。あくまで想像でしかないです。
なお、私が合格した時の自己採点の内容を公表しています。
よかったら参考にご覧ください。
https://denginoheya.com/denken/denken12/solve/
(1)配点
小問毎の配点はごめんなさい、分からないです。
雰囲気、同じ配点に感じています。
(2)計算の途中式
絶対部分点あると思っています。
根拠→問題冊子に次の記入があります。
「(計算問題)解に至る過程を簡潔に記入してください。」
「導出過程が不明瞭な答案は,0点となる場合があります。」
導出過程の方が重要だと読めます。なんなら答えだけあっていても導出過程が
ぜんぜん頓珍漢だったら0点になるということです。
(3)これも想像でしかないですが加点方式なのではないかと思っています。
満点から減点していくのではなくてある程度のレベルのことが書いてあれば加点していく
やり方に感じています。
過去問で、3相一括Trと単相Trのメリットデメリットの標準解答には次の記載あります。
「長所及び短所の解答例。下記のような解答が,いずれか1項目ずつ記載されていればよい。」
一個正答があれば満点くれる?
3個利点を書いて、正解+NG+NGを書いた時どうなるか?
真相は不明ですが、多少間違いが混じっていても極端にマイナスにはならないのでは?
と思っています。
確かな回答でなくすみません。
管理人様
度重なるご教示を頂き、有難うございます。
頂いたコメントをそのまま引用させて頂きますが、
「多少間違いが混じっていても極端にマイナスにはならない」。
今年(R6)の二種二次試験問1の②で火力発電所の「脱気器の役割と仕組み」が問われました。
私の回答としては、
「給水系統に混ざる気泡を除去する。気泡がキャビテーションを起こし、タービンへの壊食をきたす為、これを除去する。」
(これが誤りですが。しかも仕組みも答えていないのです。全く分からないからです。)
正解は
「ボイラ給水中に溶存酸素が存在すると配管などの腐食影響があるため,脱気器により除去する。
タービン抽気を給水に直接吹き込み加熱・攪拌することで溶存酸素の放出を促進
する。また,水を蓄える貯水槽の役割ももつ。」
というものです。
自己採点として、せめて2点でももらえないかと思います。
理由は「給水中の溶存酸素を除去するのが役割」ですが、
自分の答えでは、「給水中の気泡を除去する」ですから、
「空気除去」という意味では大間違いでもないと思ったからです。
地熱発電所の管理経験はありますが、火力そのもの経験が無いので、
耳学問で何となく答えたもので、最初から部分点狙いで、
満点は到底もらえないと覚悟できております。
「10点中2点でももらえないか?」という意味です。
こんばんは管理人です。
これまたあてにならない私の勝手な解釈となりますことご容赦ください。
また、火力のような機械ものは専門外でますます勝手な解釈となります。
脱気器の仕組みを調べると「気体は飽和温度の水には溶け込むことが出来ないので、脱気器にて給水を蒸気で飽和温度まで加熱し、酸素を取り除く」ようなものと理解しました。また、気泡と溶存酸素は次のとおり違うようでした。
溶存酸素:水中に溶け込んだ酸素分子、気泡:水中に浮遊したガスで満たされた空洞
溶存酸素の濃度が温度や圧力によって決まる飽和酸素濃度を超えると、過飽和状態になり、気泡が発生する。
こうなると役割も仕組みも違っていそうだし、主目的は「溶存酸素」を取り除くことだと感じたため、気泡と区別が付いていないという判断になりそうで、重要なポイントが抑えれていないという判断から得点をいただけないのではないかと感じます。
あくまで私採点です!
有難うございます。
ご指摘の通りだと思います。
そもそも捨てたつもりの問題なので、得点になれば「ラッキー」ですが、
無くても大丈夫です。
ご教示頂き、改めて有難うございます。
平成17年の平均点(例えば電力管理でいうと)ですが、
52点でしょうか?それとも52パーセントでしょうか?
52%となると、120×52%=62.4点となります。
ご教示頂ければ有難く思います。
こんばんは。
平成17年当時は得点が%基準でした。
%基準なので、120点満点という考え方ではなくて単純に全体を100%としたときに52%という意味で使われていました。
今なら120点×52%という解釈で問題ないと思います。
大体そのくらいの平均点になるのだろうなぁという感じは受けます。
違和感はない水準だと思っています。
1科目あたり半分は正答しておきたいとは感じています!
今年の二次の問題(機械制御)
同期発電機の
「短絡特性曲線と無負荷特性曲線が得られる試験方法を記述しなさい。」
の論述問題です。
答えは以下としました。
無負荷特性曲線
二次側(負荷)端子を開放し、無負荷状態にして、励磁電流を定格電圧が誘導されるまで印加し得られる。
短絡特性曲線
二次側(負荷)端子を短絡し、励磁電流を定格電流が誘導されるまで印加し得られる。
これらの答えの共通不足点として、「同期機を定格回転数で運転させながら」が抜けてます。
どれだけの減点なのか?イメージだけでも教えて頂ければと思います。
(もとの、自分の答えでも点数がとれると嬉しいですが。)
こんばんは。
管理人です。
あくまで想像ですが、私の思うところを書いてみます。
上の方の回答にも書いたのですが、私は加点法ではないかと思っています。
多少言葉が抜けていても、キーワードがあるだけ加点ではないかと思います。
ただ、必要なキーワードが不足すると満点に届かない、と考えています。
例えば、
(無負荷飽和曲線)
同期発電機を同期速度で無負荷運転(端子開放)し、端子電圧と界磁電流の関係を得て描く。
(三相短絡特性曲線)
同期発電機の端子を短絡し、同期速度で運転した時の電機子電流と界磁電流の関係を得て描く。
くらいが必要最小限のキーワードではないかと思います。
3386さんのご回答だと、無負荷飽和曲線は「定格電圧が誘導される・・・」という記述ですが飽和領域まで測るのではないかな(違ったらすみません)と思ったり、三相短絡曲線も定格電圧になるまで界磁電流を流した時の電機子電流も測定する(短絡比の定義式に使われる数値のところ)と思うので、どちらの曲線も測定点が不足しているのかな?と思いましたのと、何と何の関係を求めるのか明記した方が日本語的によみやすく明確になってよかったかと感じました。
不安にさせるようなこと書いて申し訳ないです。
採点者ではないので詳しいことは分かりませんが、0点ではなくて(加点あり)満点には届いていないのかなと感じました。半分よりは多いのでは?と思います。でも勝手な予想になっちゃいます(><)
勝手な想像ですが、2種・1種と挑戦してきた私の感覚だとこのような受け止めです。
もし気落ちさせたらゴメンなさい。
0点では絶対ないと思うので、その点は安心されてよいのではないかと思います。
教えて頂き、有難うございます。
(匿名のつもりは無かったのですが、まだスレッドの使い方に不慣れで失礼しました。)
3つとも私の質問でした。
1)今年(2024年)の機械の計算問題は自己採点で満点でした。
ただ、記述はお尋ねしたように、本質は分っているつもりですが、言葉にするとあれもこれもと漏れがあるのでは?と思ったところです。
が、機械の方が余裕があるので、記述が全滅となっても合格確実です。( ´艸`)
2)問題は電力の方です。(というより、記述問題です。)
計算問題は全問正解のつもりでしたが、後になって「はっ」と条件の見落としに気づき、「やばっ!20点ぶっ飛んだ!」と思ったところです。それでも2問で40点は確実です。
では、残りの32点をどこから掘り出せるかを考えたときに、
・部分点はとれるか?(途中計算は確実に正しい)
・記述問題でどれだけ掘り出せるか?
をお尋ねした次第です。
「加点方式」だと理解しました。
すると、
電力管理では(32+42=74点)
機械制御では(50点)
と自己採点できると思います。
結果発表には吉報できるように待ちます。
有難うございます!
加点方式も私の予想です。
そうでないと採点できないのかなとの思いからです。
吉報お待ちしています!
ぜひ自己採点結果と一緒に教えてください!
採点方法のヒントがあると参考になりますので!
「導出過程が大事」ならば、正解と同じ発想であれば部分点がもらえるということでしょうか?
具体的に言うと、条件を見落としてしまったのであって、計算方法は同じです。
回答には、「題意より、A・B両系統のインピーダンスがZa=Zb=Zなので、負荷電流を平等分担。」と明記し、
(条件読み間違いですから、)間違ったままの負荷電流の合計値を2等分したのです。
正答は400Aずつですが、私の答えは300Aずつとなりました。
結果的には間違ったものの、考え方が正しいものなので、多少部分点ももらえるのでしょうか?
図々しく申し訳ありません。
こんばんは。管理人です。
お返事遅くなりました。
問題見てみました。
電源となる配電用変圧器のインピーダンスも無視できるということなので
「題意より、A・B両系統のインピーダンスがZa=Zb=Zなので、負荷電流を平等分担。」
でおっしゃるように考え方は正解だと思います。
採点者ではないので分かりませんが、どのくらいもらえるのかも分からないですが部分点はあるんではないかと思います。まったく0点ではないと感じます。
あてにならない回答で申し訳ないです。
問題までご確認頂き、痛み入ります。
「負荷電流不変」という条件を見落としてしまいました。
すると、
・B系統は300Aなので、したがって、両系統ループ接続すると300Aずつ(合計600A)と。
・小問2も、間違った条件で計算したので、300Aずつのままです。(ループ電流は正解でしたが)阿呆みたいに検算までして、電流の「大きさの合計は600A、間違いなし!」と。
自己採点ですが、
電力論述 31点
電力計算 44点(途中式の部分点は2点ずつ頂けるとして)
機械論述 5点(超安全サイド)
機械計算 45点(計算は満点です)
よって、125点となります。
(条件の見落としが無ければ、電力計算も満点の60点…悔しい!!)
コメント失礼します。
令和6年
電力管理科目の問6(2)の回答に
系統側の需要家で、短絡事故発生により
変電所側からの供給が止まり、復旧までの間、分散型電源自立運転にて運転継続を行い、停電による損失や被害を最小限に抑える的な事を書きました、
回答速報では概ねFRT要件の事を書がなければいけないようでした。
ただ分散型電源の必要性というところで
5点ほどの部分点は見込めるでしょうか?
部分点ももらえないですかね、
管理人ですこんばんは。
採点者ではなく、得点の有り無しの判断はできませんが、私の勝手な思うところを書いてみます。
あくまで私の考えなので何の保証もないことをご理解ください。
問題を見てみました。
勉強不足で「FRT要件」というのを恥ずかしながら存じ上げませんでした。
「太陽光発電等の分散型電源の系統への連系時に求められる,事故時運転継続の要件について,対象とする事故事象を一つ挙げよ。さらに,その運転継続の必要性を 80 字程度で述べよ。」
電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドラインを見てみて考えてみました。
低圧・高圧・スポットネットワーク・特別高圧いずれも「系統の事故による広範囲の瞬時電圧低下や瞬時的な周波数の変化等により一斉に停止又は解列すると、系統全体の電圧や周波数の維持に大きな影響を与える可能性があるため、そのような場合にも運転を継続する」ような記述となっていました。
これを踏まえると、系統事故による停電ではなく系統に影響のある短絡事故(瞬低が起きる)や電源脱落等による周波数変化に高感度で分散型電源が脱落すると連鎖的に脱落が増えるので不要解列を回避するような目的と受け止めました。
つまり、要件としては周波数変動ならびに電圧変動が一定の閾値以内であれば解列せず踏みとどまるように制御しなさい、こうすることで系統全体の周波数維持・電圧維持に寄与しなさいということと思いました。
この趣旨を踏まえてダーのさんの記載した内容を見ると、「”分散型電源を持つ発電事業者が”系統事故で停電した場合に自立運転により自所の構内の負荷を賄う」ような趣旨で書かれたように感じました。
これだと「事故時運転継続の要件」とは無関係に感じました。この内容だと非常用発電機の趣旨が近く、系統連系のための条件には当たらない(あくまで電力系統や他の需要者に迷惑をかけない条件が「系統連系技術要件だと思っています。書かれたのは構内の需要設備の運転保証であり系統連系してよいかどうかの判定には無関係と想定)と考えますので、残念ですが得点が得られないのではないかと私は思います。
ちょっと残念な回答をしてしまって申し訳ないのですが、このように考えます。
最近、このコメント欄でいろいろ書き込みいただけるようになりうれしいです、
近いうち、資格に関する掲示板作ろうかと思います。
作ったらご質問など書き込んでくださいね。
FRTについて、私も恥ずかしながら実務経験があっても、良くは知りませんでした。
(高圧地熱発電所の管理をしていたので、その時に太陽光発電所が併設でした。)
得点(部分点)がもらえるつもりは全くないが、答えとして以下のように書きました。
・当該発電所以外の事故で、当該発電所が継続運転できるようにする。
・目的は電力の安定供給を継続する。
おはようございます。
3386さんの回答だと趣旨に沿っているように思いますので得点があると私思います!
最近の分散電源の連系の新技術・新制度が最近増えていますが、直接仕事にかかわらないと教わるものでもないから分からないですよね。
有難いお言葉、痛み入ります。
まぁ、得点があってもせいぜい2点程度かな~と思います。
書いたのは実際経験したことです。
当時は指宿の発電所で、(系統ではないが)どこかで地絡があったのです。
すると、うちの発電所は検出したものの、解列しなかったのです。
その記憶を書いたまでなので、得点になれば嬉しいですね。
ご返信ありがとうございます、
そうですね!
とても丁寧な説明ありがとうございました!
こんばんは。管理人です。掲示板を作ってみました。
追加のご質問とかそのほかなんでも書いてよろしかったら書いてみていただけたらうれしいです。
電験2種フォーラム
またまたつまらないことをお聞きしますが、
「I0(アイゼロ)ドット」の大きさは「I0ドット絶対値」ですが、
この「I0ドット絶対値」で答えず、
I0だけ(つまりスカラー表記)を使って答案とすると、やはり1点程度引かれるのでしょうね?(満点にはならないと思いますが。)
ご意見は如何でしょうか?
6π𝑓𝑀𝐷 𝐼0ドット絶対値を6π𝑓𝑀𝐷 𝐼0と答えたのです。
「大きさを求めているのだから」と。
I0はI0ドット絶対値と一緒なので、等価と言えば等価ですね~
こんばんは。
2種の電力・管理問3(2)ですね。
題意に「小問(1)のIo(ドット)・・・を用いて表せ」とあるので、用いてないから減点があるように思います。
あくまで私意見です!
また、こういった話題だったら先日作った掲示板の電験2種フォーラムに書いていただけると助かります。
https://denginoheya.com/forums/forum/denken2/
新規トピックにしてもらって、トピックタイトルを問題Noにしていただくと分かりやすいです!
掲示板ぜんぜん流行ってないので少し書き込みがあるとみなさんも書いてくださるかもしれないので(笑)
有難うございます。減点あると覚悟しております。
早速掲示板に書き込みました。
自分の事故を皆さんに共有し、KY(危険予知)に役立てるならと思います。