アッパー全クリ感想

先月購入したフェイト/タイガーころしあむアッパーを全キャラクリアしました。PSPそのものも前作タイガーころしあむ無印と同時に購入したのですが、携帯ゲームとは便利なもので、イベントで遠出する際の行き帰りの電車等でプレイしていたら、8〜9月でイベントが多かったこともあり、1ヶ月たらずでリアルモードで完全に終わらせることができました。

 
ゲーム内容としては順当に、前作からのキャラ追加・ゲームシステム拡張。ですが、どちらかというと前作よりも改悪されている点が多いように思われました。
まず、キャラが多すぎるためかストーリーモードが一部のキャラにしか無いという点。容量の関係から仕方ない部分ではありますが、それにしてもどのキャラにストーリーを割り振るかという選定において、ネタキャラをかなり多めに選んでるのはどうかな、と。そもそもそのストーリー自体がネタに走りすぎてるがゆえに「魔法少女勢いらねーから、セイバー・士郎・アーチャーはまず入れとけよ」という声が多いみたいです。
ゲームシステムの面でも不満が多いです。まず、殴ってる側しかMPが貯まらない&多対一で殴られ続けると脱出不能&一旦ダウンしてしまうとステージ上のアイテムを相手に独占されてしまう、という部分が前作から改善されずそのままなので、勝ってる側がどんどん有利になるというアンバランスさ。加えて今作から追加された共闘システムは多数で殴ることをさらに有利にするためアンバランスさをさらに強化するうえ、シナリオも一対多の状況が多すぎて萎えることうけあい。もし次があるなら、次のような変更を入れて、負けてる側が勝ってる側に追いつきやすくして欲しいです。
・殴られてる側もMPが貯まるようにする。
・多対一の状況下では一のほうが有利になるようパラメータ補正する
・勝ってる側がアイテムを取っても効果が小さくなるよう補正する
また、カメラワークが前作よりも悪くなっていて非常に見づらい(かなりステージ依存だったりする)のもストレスになるので、そういった面でのプレイアビリティも充分にチェックして欲しいところです。

 
まあいろいろと不満はありますが、SDキャラで多人数対戦というコンセプト自体はかなり大好きなので、次回作にはとても期待してます。