神社に参拝すると運がよくなる「8つの理由」。敏腕コピーライターがビジネスパーソンにおくる1冊『「運のいい人」は神社で何をしているのか』

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更新日:2025/1/16

「運のいい人」は神社で何をしているのか
「運のいい人」は神社で何をしているのか』(川上徹也/ポプラ社)

 受験合格を願う学生、商売繁盛を祈るビジネスパーソン……。人は開運のため、神社へと足を運ぶ。「神頼みなんて……」と考える人も多いかもしれないが、かといって本気で馬鹿にする人は少ないものである。

 2025年1月8日(水)にリリースされた『「運のいい人」は神社で何をしているのか』(ポプラ社)は、ちょっぴり信じてみたくなる、ビジネスに効く開運作法を伝授してくれる1冊だ。

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 同書の著者である川上徹也氏は、これまでに数々の企業広告を手掛けてきた日本を代表するコピーライターのひとり。2008年からは作家としてデビューし、2014年の『物を売るバカ 売れない時代の新しい商品の売り方』や2015年の『1行バカ売れ』はビジネスパーソンのバイブルと言っても過言ではない。

 そんな川上氏だが、実を言うと大の神社好き。2007年に日本最古の神社とされる奈良県の大神神社を参拝したことがキッカケで、翌年の作家デビュー以来、毎年コンスタントに新作を上梓するようになった。もちろん本人の実力には違いないのだが、本人は神社参拝を習慣化して「運のいい人」になったことも要因のひとつだという。

 ちなみに同書は、いわゆるスピリチュアル本ではない。神社の歴史や細やかな作法を説いた本でもなく、川上氏の強い神社愛や専門とするマーケティング理論、そして経験則に基づくご利益の導き方が解説されていく。

 例えば第1章「『運のいい人』はなぜ神社に行くのか」では、参拝すると運がよくなる8つの理由を紹介。「マインドフルネス効果」「森林浴効果」「アファメーション効果」「アイデア発見効果」「Awe(オウ)体験効果」「プラシーボ効果」「神様(サムシング・グレート)効果」とあり、それぞれが生活やビジネス面で効力を発揮するという。

 また第2章では、神社参拝の効果を語った上で「運のいい人」が実践する参拝方法を解説。これといった厳格な決まりがあるわけではないが、さまざまな観点から川上氏が実際に行っている作法の数々は、きっと今まで漠然と参拝していた人の参考になるだろう。

 そして巻末には、神社の一覧とマップを掲載。各神社の楽しみ方や魅力がたっぷりと語られており、「非日常がアガる神社」や「ここぞという時の勝負神社」などが目的別にラインナップされているため、旅行先で訪れる神社選びにも役立つはず。

 仕事始まりに神社を参拝して、1年の成功をお祈りする人も多いのではないだろうか。2024年が良い1年だった人もそうでない人も、同書を読んで「運がいい人」を目指してみてはいかがだろうか?

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