幽霊より恐ろしい…。プロの怪談師が職場のインシデント事例を語る異色のイベント「情シスだけが怖い話」に注目

ビジネス

公開日:2024/9/9

 企業向けのクラウドセキュリティサービスを開発・販売するHENNGE株式会社が2024年9月12日(木)、東京都千代田区の神田明神ホールで、情報セキュリティにまつわるインシデント(事故につながりかねない事態)を“怪談”として披露するイベント「情シスだけが怖い話」を開催する。

情シスだけが怖い話

情シス担当が肝を冷やす実例をプロの怪談師が語る

 情報システム管理者に向けたイベントで、サイバー攻撃などの重大なインシデントや、パソコン紛失といった身近なヒヤリハットを伝えることで、危機意識を高めることが目的。プロの怪談師・夜馬裕さんと伊山亮吉さんが“怪談”として語ることで、ただのケーススタディではなく恐怖を追体験できるという。

夜馬裕さん
夜馬裕さん
伊山亮吉さん
伊山亮吉さん

advertisement

100年前には存在しなかった「最先端の恐怖」

 イベントでは、インシデントの発生前にリスクを察知できる情シスを「霊シス」と定義。イベントに参加して「霊シス力」を高めることで、さまざまなリスクを“霊視”できるようになるという。

情シスだけが怖い話
“霊視”によって、「覗き見防止フィルムを使わずに情報漏洩するリスク」や「パソコンを開いたまま離席することで情報漏洩するリスク」などを発見できる

 夜馬裕さんは「怪談で語られる恐怖とは、『未知なるモノ』が理不尽に襲い来る怖さです。それが避け難く、逃れ難いモノであるほど恐ろしい。情報システムの仕事で日々感じる恐怖もまた、怪談と根源は同じ。二つが融合した『霊シス怪談』こそ最先端の恐怖かもしれません」とコメント。

 伊山さんは「”怖い事”と一口に言っても、『根源的に変わらないもの』『時代と共に形を変えるもの』と様々だと思います。このイベントはまさに100年前には存在し得なかった恐怖の事象を語るものであり、その機会を頂けた事を現代の怪談師として大変光栄に思います」と意気込みをみせる。

情シスだけが怖い話
参加者全員に「標的型電子郵便封印札」を30枚セットでプレゼント。同僚や上司のパソコンに貼ってもらうと、「標的型攻撃メール」への危機意識が高まるかも?

 さらに、運営担当者は次のようにコメントを寄せている。
「『セキュリティ対策費用を上申する場合、ホラーストーリーで語るべからず』とはよく言われますが、『とんでもなく怖く語ったら経営陣も納得するのではないか…?』というアイデアが最初のきっかけでした。それから半年間、どうやったら情シスの方に喜んでいただけるイベントになるかを突き詰めてイベントを企画してきました。当日はぜひ現地でご参加ください」。

 イベントでは「ケーススタディ怪談」のほか、標的型攻撃メールの社内訓練が簡単に実施できる同社の新サービス「Tadrill(タドリル)」の紹介や、懇親会も行われる。また会場内には、イベントでは語られなかったエピソードが掲示される。イベントに参加できるのは企業で情報システム部門に従事する人のみで、事前登録による抽選制。参加費は無料。詳細は公式サイトで確認を。

■イベント「情シスだけが怖い話」
・イベント公式サイト:https://hennge.com/special/scarystory2024/
・会場:神田明神ホール(東京都千代田区外神田2丁目16-2 神田明神文化交流館2F)
・対象:企業で情報システム部門に従事する人
・参加費:無料(事前登録による抽選制)
・主催:HENNGE株式会社
・タイムテーブル:
 16時 開場
 17時〜18時30分 講演
  ・実話を元にした4つのケーススタディ怪談
  ・新サービス「Tadrill」の紹介
 18時30分〜19時30分 懇親会

あわせて読みたい