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北イタリアの家庭料理
セージが爽やかに香る"セージバターのパスタ"

セージが爽やかに香る"セージバターのパスタ"

爽やかな強い芳香を持つセージがアクセントのパスタです。乳製品や米、生ハムといった特産品を使ったしっかり旨味のある北イタリアの家庭料理を、料理家の山内千夏さんに習いました。

“セージバターのパスタ”のつくり方

乾麺より生麺になじみのある北イタリアの家庭で、気軽に食べられているパスタといえばこれ。コツは何といっても、躊躇なくたっぷりとバターを使うこと。やさしいセージの芳香と相まって、するりと胃に収まります。

材料材料

生パスタ240g(*)
バター60g(食塩不使用)
セージ1枝
適量
胡椒適量
パルミジャーノ・レッジャーノ適量

*生パスタはリングイネを使用。タリオリーニ、フェットチーネなどお好みで。

1パスタをゆでる

鍋にたっぷりの湯を沸かし、湯量の1%の塩を入れてパスタをゆでる。

2セージバターをつくる

フライパンにバター、セージを入れて弱火にかけ、焦がさないように注意して、セージの香りをバターに移す。

3仕上げ

ゆであがったパスタを2のフライパンに入れて和え、塩、胡椒で味をととのえて器に盛る。好みでパルミジャーノをふる。

完成

教える人

山内千夏

山内千夏

やまのうち・ちなつ●料理家。製菓メーカーで商品企画に携わった後、イタリアへ料理留学。以降、定期的に現地で家庭料理を学んでいる。湘南の自宅で料理教室を主宰。著書に『トルタ・サラータ イタリア式塩味のタルト』(文化出版局)など。

※この記事の内容は、四季dancyu「冬のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu 冬のレシピ
四季dancyu 冬のレシピ
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833480833
2021年12月15日発売/1,100円(税込)

文:鹿野真砂美 撮影:宗田育子

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。