プロジェクトを炎上させない言葉と習慣
納期・予算・品質のいずれか(または全て)が制御不能になって炎上した問題プロジェクトを鎮火させる技術は、[ITエンジニアが修羅場を生き抜く3冊] に書いた。
一方、そもそもプロジェクトを炎上させない技術もある。
いま「プロジェクトを炎上させない技術」と呼んだが、要するに言葉と習慣だ。
プロジェクトである限り、必ず、何らかの火種をはらんでいる。要件は膨らむものだし、見積もりはズレが生じるもの。予想外の問題は常に起きるし、重要な問題ほど後から見つかるものだ。
こうした火元を察知して、手を打つ。あるいはそもそも火種にさせない。
そのために、何か特別なセンスが必要というわけではなく、トレーニングで身につけることができる。具体的には、ある言葉や習慣をくり返し実践し、チームに浸透させることで自然に備わるスキルだ。
- ご要望は承りました、要件に落とす検討をします
- ノー、それは我々の優先順位に合致していません
- あとどれだけ?(何日?/何時間?)
- いま、取り組むべき問題は何だろう?
これらは、経験者からすると「常識ですね」と片づけられるが、知らない人からすると初見殺しになる。いちど自分が痛い目に遭うか、そんな先輩や上司を見ていれば覚えるけれど、初見だと間違いなくハマる。
これらの言葉が、なぜプロジェクト初見殺しなのか、そしてどのように実践に適用していけばよいかを、[プロジェクトを炎上させない4冊] にまとめた。同時に、このスキルのエッセンスが学べる書籍も併せて紹介する。
ぜひ参考にしてほしい。
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