今回は4ヶ所を巡ってみましたが、どれも絶妙に意外で、先入観を揺さぶられる感じが心地よかったです。
これが逆に、住人や近隣の方からすれば当たり前なのも面白いですね。勉強になりました。
放出(はなてん)・十三(じゅうそう)・内代(うちんだい)など、大阪には難読で有名な地名が多々あります。
ですが実際住んでいると、そこまで特殊ではないものの、音読み・訓読みのレベルで地味に読みがややこしい地名がちらほらあることに気づいたので、いくつか巡ってみました。
まずは金田町から。
金田町は守口市の中でも寝屋川市寄りで、守口ジャガータウンという商業施設が近くにあります。
それでは、読みが書いてあるところを探していきたいと思います。
ただうろうろするのも何なので、見つかるまでは道中で気になったものも紹介していきます。
では、スタート。
守口門真子ども音頭の看板。
逆に作曲者が誰か気になる。
守口の忍者掲示板が真っ白。
やっぱり忍者じゃないと読めないのでしょうか。
田舎の米が売ってました。
「田舎の米」という品種なのか、ガチで店主の田舎の米なのかは不明。
装飾テントを避けるポール。
優しい。
お、公園に地図が!
これは読みがありそうな予感がします。
どれどれ――
ありました!「きんだちょう」!
「かねだ」ではなく「きんだ」です!
由来としては、津島部神社がある立派な土地、もしくは「立派な田んぼ」という意味の「金の田」から来ているそうです。
「きんだ」なので、きんだ幼稚園は「キンダキンダーガーデン」。
一度は声に出して読みたい単語ですね。
せっかくなので寄ってみました。キンダキンダーガーデン。
英語表記は地図上だけでした。
そしてその向かいの金田きりん公園。
その名の通り、キリンの置物が堂々と置かれています。
ちなみに「きんだ」なので、金田一丁目は「きんだいち」と略されたりします。
この日は特に事件などは起きていないようでした。
続いては金田のあった守口市のお隣、寝屋川市の神田です。
神田は守口市に非常に近くて、川を挟んで反対側の地域になります。
それでは読みを探していきます。
し。
怖い。
規則性がわからない透かしブロック。
こういうのって、ランダムに置いちゃってもいいんですね。
微妙に曲がってるバス停。
電柱がなければ気づかなかったかも。
めっちゃ字が多い標識。
よく見ると英語表記はほぼローマ字。
おお!
あれは!
ありました!
「かんだ」かと思いきや「かみだ」!
聞けば納得ですが、なかなか読み間違えられそうな地名ですね。
由来は「神社所属の田んぼ」というところから来ているようですが、詳細は不詳とのこと。
こっちにも、わかりやすく「かみだ」。
そして、神田には上神田・中神田・下神田などのバリエーションがあるのですが、僕のイチオシは上神田です!
「かみかみだ」!
アナウンサーさんやお笑い芸人さんにはプレッシャーがかかる地名ですね。
次は北摂へとワープ。
摂津市にある別府を巡ります。
別府を巡っていると、あちこちにあるのがこういったオリジナルの標語です。
数パターンある中で、一番好きなのがこれ。
謎なブラシの置き方。
ブラシの先にはケーブルがかけてあって、ますます謎。
味府神社のひょっこり看板。
由緒ある神社なので、金属でしっかりと作られてますね。
プロトタイプみたいな名前の橋。
いつか有名になってほしい。
やや!
もしや!
読み発見!
「べっぷ」と読んじゃいそうですが、「べふ」。
ザクとかグフみたいですね。
別府は新開地や荘園など、特別扱いされている土地が由来となっていて、「べふ」と読む地名は兵庫県にも多いそうです。
最後は摂津のお隣の吹田です。
またしても金田ですが、2つ目なので予想しやすいかも?
それでは出発。
究極みたいな落書き。
DEATH + OPPAI。
南吹田公園の謎遊具。
個人的にかなり好きです。
パん。
そんな目立たせ方があったとは。
揉めごとの雰囲気。
こういうのはつい撮ってしまいます。
手作り感のある飛び出し禁止のポスター。
いなぶあ~。
あ!
これは!
電柱のプレートに書いてありました!
「かねだ」でも「きんだ」でもなく「かねでん」!
「かねでん」は江戸時代にできた新田らしいのですが、読みの由来は不詳。
ただ、「かねでん」という読みはかなり珍しいそうです。
もちろん街区表示板でも「かねでん」。
なんだかとても関西弁っぽい感じなので、妙に親近感を覚えちゃいました。
今回は4ヶ所を巡ってみましたが、どれも絶妙に意外で、先入観を揺さぶられる感じが心地よかったです。
これが逆に、住人や近隣の方からすれば当たり前なのも面白いですね。勉強になりました。
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