侵入者の視点で見るとあまりに恐ろしい南九州型城郭
今回は鹿児島県にある三箇所の南九州型城郭と麓の武家町を紹介させて頂いた。シラス台地の特性を利用して築かれた断崖絶壁の山城は、敵を寄せ付けない迫力があるものだ。
侵入者の視点で城内を歩いてみると、常に高所を取られるため、まったくもって生きた心地がしない。また深く狭い空堀は薄暗く、そういう意味でもちょっと怖い雰囲気だ。
なお南九州型城郭は鹿児島県のみならず、シラス台地が広がる宮崎県や熊本県にも存在する。普通の城とはちょっと違う、迫力ある土の城が見たければ、南九州型城郭がオススメだ。