そんなこんなであっという間に成虫7匹と幼虫多数を発掘。
彼らはこの後、Jさんの研究所で飼育・繁殖されることになった。研究目的でもあるが、それ以上に州内の小学校に飼育教材として殖やしたゴキブリを配布する目的が大きいという。
「ヨロイモグラゴキブリはペットとしても子どもたちに人気で、あちこちの学校で大切に飼われている。飼育しやすく、ペットインセクトにとても向いている。」
と行きの車中でJさんは語っていたが「ホントかー?あんたが勝手に送りつけてきたから渋々飼ってるんじゃないのかー?」と喉まで出かかったところでこらえた。
だが実際に生きた個体を手にしてみると、きっと本当にかわいがられているのだろうと思えた。それくらいカッコいい虫なのだ。ゴキブリのくせになあ!
…いや、そもそもゴキブリって先入観を抜きにすればかっこいい虫なのでは?と思う今日この頃である。