隙間を埋める楽しさ
見た目のインパクトももちろん可笑しいのだけど、隙間を埋めることがすごく楽しかった。
限度があることで、これ以上ないくらいに頑張った!という達成感を味わえるからかもしれない。「勝手に詰め放題」、楽しいのでちょっとやってみてほしい。
お菓子の袋とかお刺身の容器って、スペースにずいぶん余裕がある。
きっと中身が割れにくいように、とか、余裕があったほうが豪華に見えるとか、なにか色々理由があるんだろう。
今回はそういうのを無視して、とにかく袋や容器をパンッパンにしてみたい。かねてからの願望を実現する時が来たのだ!
検証1:ポテチの袋
パンッパンにしたいナンバーワンといえばポテチの袋だろう。最近は若い頃ほどあまり量を食べられなくなってきたものの、やはり袋を開けたときの物足りなさはいまだに感じる。
さて、これを袋パンパンにしてみたいとおもう。
別に用意した大きいサイズのポテチを追加で流し込む。一気にいれると空間があくので、時おり机にトントンして、ならしながら追加していく。めいっぱい詰め込んだ。
形状の変化を見比べたいので、シーラーでしっかり封をしよう。(アマゾンで1000円くらいなのだがこれがなかなかいい。早いし便利。最近買ったもののなかでイチオシです)
「若い頃はあんなにシュッとしてたのに」と言いたくなるように丸々と太ったポテチが完成。思わず触りたくなる我がままボディ。このまま丸焼きにしてもおいしそうだ。
子供の頃からいままで、物足りないとずっと感じていたポテチの量。袋だけでなく心もすっかり満たされた。
※なおこのポテチ検証は大北さんの記事(こちら)でもいろんな種類でやっていました! なぜか結果をお地蔵様に報告しているぞ。
検証2:ロールパン
さてお次は毎朝お世話になっているロールパン。これ、改めてみると袋の余裕がすごいのだ。
結果、追加で3袋分いれてぴったり4袋分。24個のパンが入った!
はあ、興奮がおさまらない。本当にお祭り状態だ。
検証3:蒲焼さん太郎
お次は、一見ジャストサイズに見える蒲焼さん太郎をチョイスした。
なぜ選んだかというと、最近ツイッターで意外な情報を仕入れたからだ。
なんと、まれに袋の中に2枚はいってしまうことがあるそうなのだ。機械で封入しているなかでミスが起こるのだろう。「ご了承ください」とあるが消費者にとっては嬉しいミスである。
今回、手にして気づいたけど、蒲焼さん太郎の袋の手触りが前と違っている気がする。
開けたときの感じも、なんか昔より余分にスペースがあるぞ。
入る。自分の想像をはるかに超えるくらいたくさん入る。
途中、蒲焼さん太郎が足りなくなりコンビニにあったもの全て買い占めに走った甲斐がある。
この驚き、新鮮さ、達成感。
長い海外旅行から帰るとき、スーツケースにうまく荷物をまとめられたときの満足感に通づるものもある。ドヤ!である。
検証4:たらこ
次はたらこだ。別にたらこじゃなくても良かったのだけど、とにかくこのタイプのパッケージの空き具合が前から少し気になっていたのだ。これをギュウギュウにしてみたい。
外側は見た目がきれいなたらこで固め、内側は形がより柔軟なぶつ切りのをしきつめた。その方が安くあがるという理由もある。
超満員。
いままで都営大江戸線で余裕だったのに、乗り換えて最終の中央線に乗っちゃったみたいな。そんな気分をたらこに味わわせてしまっている。
ちょっと見てられなくなったのでパッケージから開放しよう。
当たり前だけどあふれ出るということはなく、たらこは四角く積み上げられていた。
その姿はなにかの建造物のようでもあり、迫力がすごい。
さて、いよいよラスト。
検証5:生肉
トレーに載せられラップでくるまれている生肉。これの限界を知りたい!
このトレーの上に、880gのお得パックの肉を載せていく。どれだけ載るんだろうか。
頑張ればもうちょいいけたかもしれないけど、金銭的な事情によりここでストップとした。
それに、今度は冷凍庫がパンッパンになってしまう。
見た目のインパクトももちろん可笑しいのだけど、隙間を埋めることがすごく楽しかった。
限度があることで、これ以上ないくらいに頑張った!という達成感を味わえるからかもしれない。「勝手に詰め放題」、楽しいのでちょっとやってみてほしい。
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