あまったお菓子で星座
あまったお菓子で、冬の大三角形とその周りの星座も作った。
おせんべいがすごく好きなので、今回たくさん食べられて嬉しかった。これからは夜空を見上げると、おせんべいを思い出してお腹が空きそうである。
「星たべよ」という星形のおせんべいがある。あれを見るたびに、普通の丸いおせんべいの方が本当の星に近いよなと思っていた。
丸いおせんべいで太陽系を作ったら、真の姿の「星たべよ」が生まれるのではないか。
星たべよのお菓子が好きで、定期的に買っている。個包装になってて食べやすいし、ちょうどいい塩加減で美味しいのだ。
ただ、これは地球から見た、光っている「星」である。宇宙空間に出てもう少し星に近づけば、ただの丸の方が近い形だろう。
つまり本当に星は、普通の丸いおせんべいの方なのだ。
それこそ真の「星たべよ」ではないのか。
でも、ただ袋に入っているだけでは星に見えないだろう。おせんべいで、太陽系を作ってみることにした。
つまみ種、味わいミックスはいろんな種類のものが入っているので、便利かなと思い購入した。
全部おせんべいにしようと思っていたが、色味的に幅が欲しかったので豆菓子も買った。まぁ似たようなお菓子だから良いだろう。
星を配置していくなんて、神視点の遊びである。私が神であり、私がルールなので、豆菓子も含めて良いとする。
たまごボーロもおせんべいではないが、小さい星の不安があったのでいざというときの保険で購入。神様も天地創造のとき、保険で用意した星とかあっただろうな。
まずは太陽から。
えびみりん焼の太陽がここに生まれた。
そして、あまり深く考えずに線を描いたので、太陽に突っ込んでいく形の軌道になってしまった。一周で滅亡コースである。まぁいいか。
天地創造をおせんべいで疑似体験しているのだ。厳かな気分になってきたぞ!
この調子で、太陽の周りを回る惑星たちをどんどん配置していこう!!
次は、太陽に最も近い水星。
水星は太陽系の中では小さい方である。あおさ豆の方が若干小さかったので、そっちに決めた。
金星はかなりおせんべいっぽい色の星である。ここは「こつぶっこ」にしよう!
小袋系おせんべいは、1回で全部口の中に入れて、頬をパンパンにして一気喰いすると背徳感が増しておいしい。 私は柿ピーもこの食べ方をしているよ。
地球は青い星だが、青いおせんべいはなかったので、緑の豆にする。
なんとなくの地球っぽさで、グリーン豆に決定!!
火星は赤い星にしたい。
亀田のつまみ種に入っている、「うまくち豆」を使おう。
木星は絶対にこのお菓子にしようと最初から決めていた。
中にクリームが入っていて、せんべい版オレオという感じなのだが、これがめちゃくちゃ美味しいのだ。ふわっと口で溶ける感じが、ガスをまとっている木星っぽい。木星はこの白い風船以外考えられない。
順調にサクサク進めてきた太陽系づくりだったが、ここにきて手が止まった。
……土星の輪っかどうしよう。
大きめのおせんべいをくりぬこうかとも思ったが、全然上手くいく気がしない。失敗して貴重な星資源を減らすのもな……。
チーズせんべいという商品も見たことあるし、おせんべいと相性も良いだろう。チーズをくり抜いて輪にしよう!!
ここまでくればもう出来たようなもんである。
天王星、海王星は、いか豆とでん六豆にすることにしよう。
そしてついに完成のとき。
太陽系だ!!おせんべいが星にしか見えない!!!
地球のそばに月もあった方がいいと思い、味わいミックスの中に入っていた煮干しの頭を置いた。
こうして私が思う、真の「星たべよ」が完成したのだった。
天地創造した神視点で、太陽系を食べてみよう!!
苦労して作った太陽系ということもあって、おいしさもひと塩であった。真の「星たべよ」を食べられて満足である。なんとなく巨人になったような気持ちも味わえた。
こんなに一気に様々なおせんべいを食べる機会なんて、そうそうないだろう。せっかくなので、最後にこの太陽系の中で私のベスト3を発表したい。
本当に木星はおすすめ!一度食べてみてね。
あまったお菓子で、冬の大三角形とその周りの星座も作った。
おせんべいがすごく好きなので、今回たくさん食べられて嬉しかった。これからは夜空を見上げると、おせんべいを思い出してお腹が空きそうである。
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