特集 2023年3月15日

ベトナムは今年ねこ年!ねこ年グッズを探す

闇夜の国道に咲く一輪の花、むしろ花畑

今年はうさぎ年だ。でも実はベトナムではねこ年だ。

なんでも中国語の卯の発音「mao(マオ)」が、ベトナム語の猫の発音「meo(メオ)」に近いから猫になったのだとか、いくつか説がある。

日本で年越しの際にうさぎモチーフのアイテムがいろいろ登場するように、ねこ年のベトナムでは猫のモチーフのアイテムがいろいろありそうだ。いや、あるはずだ。

12年に1度のねこ年にねこグッズがどれだけあるのか。強い期待をもってベトナムの旧正月(tet)後にその様子を見に行ってみた。

変なモノ好きで、比較文化にこだわる2人組(1号&2号)旅行ライターユニット。中国の面白可笑しいものばかりを集めて本にした「 中国の変-現代中国路上考現学 」(バジリコ刊)が発売中。

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プロパガンダでねこ

バイクもそうだがプロパガンダ絵に目が行く。芸術だ。

街歩きからはじめた。走り去るバイクとプロパガンダ広告が目に入る。プロパガンダも2023年新年モード。

書かれた文字はどれもChuc mung nam moi。GoogleにChuc Namと手入力していったらすっと出てくるほどの定型文だ。これだこれだ。発音も文字通りチュックムンナムモーイ。

これは新年を祝う、ベトナムの挨拶。時期によってデザインは変わるようだ。

プロパガンダを見るとベトナムに来たなあと思う。プロパガンダアートグッズも外国人観光客に向けて売られているし、みんな思ってるはず。

なんとなく撮った写真。これをよく見ると
ねこがひっそりといた!いや、プロパガンダのほう見ますって!
他のにも同じようにねこは潜んでいるではないか。猫の下には競争とか実績とか書いてある。Googleレンズありがとう。

実は写真を撮っているときは、そこに猫が描かれいていることに気づかなかった。画面で見てから「あっ、ねこが潜んでる!」と気づいたのだ。しれっと隠れているのがねこらしい。

ただこれはグッズと違って買って持ち帰ることはできない。見てみたい方は、次のねこ年にもプロパガンダの中にねこがいるかもしれない。12年後に忘れずに見に来よう。

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街の横断幕にねこ

まだ新年ムードなのか、小さな路地への入口に横断幕が張られている。中国も赤いイメージがあるが、それよりももっと赤い。

その下に、いつも通りの日常があり、モノを運んだりバイクに乗った人が移動する。

こんな感じの横断幕をいろんな十字路で見かけた。
おっ、金色の猫!
切り絵のような金色の猫だ

横断幕にもいろんな種類があり、たまに切り絵で描かれたようなねこが混じっていた。

ベトナムだと当たり前のようにバイクで移動するので、後ろに乗っていても爆速すぎてこのねこは見逃しがちだ。近隣住民のみぞ知るねこ。あえて徒歩移動すれば金色の姿を見かけることができるかも。

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ガラス扉にねこ

ベトナムの大通りには個人商店がひしめき合う。大通りを歩いていくと、たまにガラス戸に貼られたねこシールと出会う。

10軒に1軒、いやそれ以下かもなので、少数派ではあるけれど、でも歩けば歩くだけシールを貼った店があった。

イラストも
色も
結構バリエーションがある。

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