うしろ髪を伸ばそう
それではさっそく後ろ髪を伸ばそう、などと言っていると何か月も時間がかかってしまう。
そこで今回はダイソーでウィッグを購入。
これを二つ購入し自らの後頭部に装着する。
これをつけるだけで…
あっという間に襟足だけ長い人。
さあ完成した。
さっそく、これで男気を満ちあふれさせられるかやってみよう!
港で男気
男気と言えば波止場ということで、まずは港へやってきた。
こうしてボラードに片足を乗せていると風に襟足がなびき気持ちがいい。
変身効果で「俺をみてくれ」という気持ちが湧いてきた。
自信、それが男気なのかもしれない。
足を乗せているボラードにつながれた船で、5人の船員さんたちが休憩していた。
あの船に乗せてもらえないだろうか?―
普段なら絶対にそんなことは思わないのだが、うしろ髪が長いことでそんな自由な発想が浮かんでくる。
しかし、そんなことを言って船員さんに怒られるのもいやなのでそんな発想は心の中で打ち消した。
男気、港とくれば若手刑事、ということでサングラスでおもちゃのピストルを持ってポーズをとる。
そして若手刑事っぽく走る。走りながらも、どうしても船に乗って撮影したいと思う。
が、船員さんたちに話しかける勇気がない。
だから今回はまあ、港での撮影はこれくらいにして別の場所へ移るとしよう。
しかし…。
冗談抜きでうしろ髪をひかれる思いがする。
そもそもこれは、うしろ髪が長ければ男気を満ちあふれさせることができるかどうかの検証ではなかったか?
だったら男気を出して聞いてみるだけ聞いてみよう。
たむろしている船員さんたちに勇気を出して、船に乗って撮影させてもらえないか話しかけてみると「いいよ」とあっさり許可が出た。
勇気を出して声をかけたら、船に乗って撮影することができた。
勇気、これも男気だ。