特集 2024年5月8日

木を放置してはいけない~成長して手に負えなくなった木を伐採してもらう~

山桜にはプロも苦戦

ドングリを楽々クリアした植木屋さんだが、山桜の前で動きを止めた。

わかるよその気持ち、おれも先週そうだったもん。

……

「安藤さん、これはちょっとややこしいことになっていますね」

え、どういうことですか?(わかってたくせに)

「木の幹が変なところから生えているでしょう、しかも伸びる時にフェンスを噛んでしまっています」

葉っぱに隠れている根本のあたりを見てみると
境界のフェンスを挟んでお隣さんちとうちとに分かれて生えているのだ(片方の幹はさっき切ってもらった)

これはもう根っこから抜くことは物理的に不可能、ということで、今は地上部分を伐採し、時間をかけて根を枯らしていく戦法をとることになった。すべては見て見ぬふりを何年も続けた僕が悪いのだ。

「よくここまで放置しましたね!」と言われた。はい、放置しました
伐採はチェーンソーで

伐採自体はこちらも15分くらいで終わった。

まず枝を落とし、幹を上から三分の一くらいずつカットしていく。チェーンソーが欲しくなってあとでメルカリで調べた。

木はフェンスを取り込んで成長してしまっていた。こうなるともうフェンスごと倒すしかないのだが、フェンスごと倒すと隣の家と俺んちがつながるので別の問題が発生する

桜の木は地上部分のみを伐採し、あとは残った根と根気よく(根だけに)戦っていくことになった。具体的には穴に酢を入れて枯らしていくそうだ。

切り株に開けてもらった穴に酢を入れるらしいです

忘れずに酢を入れると1年くらいで根が根負けして(根だけに)、枯れて抜けるらしいが、酢を怠ると横から強い枝が生えてきてまた伸びるのだという。

ちなみに酢を入れるのは僕である。つまり今年一年の僕の行動が勝負の分かれ目というわけだ。数年後の裏庭の様子が目に浮かんだ。


木を放置してはいけない

繰り返すが、これは僕が木を数年にわたり放置してきた結果である。とくにドングリについては、小さいうちに然るべき場所に植え替えておけばこんなことにはならなかったはずなのだ。

木を放置してはいけない、今日はこれだけ覚えて帰ってください。

おまけでもう一本抜いてもらいました。おれんち、木生え過ぎだろう
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