申し分のない相手
DPZの記事を動画で振り返る「アフタートーク」で、林編集長から「唐沢さんと石井さんの記事はボケっぱなしでちょっと戸惑うから、記事の中にツッコミ役がいると良いかも」と提案があった。そこで私の企画を唐沢さんが、唐沢さんの企画を私がレポートすることになったのだ。
みかんの木になった自分を客観的に見て、確かに私の企画はちょっとだけ分かりにくいかも、と感じた。だが、唐沢さんは違うだろう。学術肌の研究熱心。企画も面白くて読みやすく、実際に会って話しても気さくな方だ。
…と思っていただけに、林さんから送られてきたメッセージを読んで驚いた。
おい、何を言ってるんだ?まったく分からないぞ。慌てて唐沢さんの過去の記事を読み返してみる。「マスクの下でドキドキお歯黒ライフ」「クリオネをしこたま食べたいのでグミにする」?
この企画、私の相手として唐沢さんは申し分ない人だと理解した。
彼女の名はカミラ
企画当日。指定された北ウィング到着ロビーで待っていると、唐沢さんが現れた。
唐沢さん、もう設定に入り込んでいる。待って。私を置いてかないで。
カミラ…?ここで初めて企画の概要らしきものが判明した。
・カミラは日本への本格的な留学を前に、まずは一年間語学留学をしに来る(らしい)
いきなりハプニング発生
「メキシコから成田の直行便もあるんですけど、カミラはバンクーバー経由で来るんですよ」と説明しながら、発着案内板を確認する唐沢さん。何か様子がおかしい。
「石井さん、私勝手に北ウイングだと思ってましたが、南かもしれません!」。唐沢さんの一言で我々は急いで南ウイングに向かった。
思わず私もホッとしてしまったが、冷静に考えると何にホッとしたのだろうか?
甘い匂いに誘われたあたしはカブトムシ
唐沢さんはトートバッグからガサゴソと色々取り出した。
ん?カブトムシ?
高尾山で買った面白グッズなのは分かるが、何故それを今回選んだのかはよく分からない。