ビールの歴史
ビールの歴史は古い。紀元前6000年前には作られていたと推測される。紀元前3000年頃にはメソポタミアのシュメール人がビール作りをしていた記録も残っている。ヨーロッパでは紀元前1800年頃にはビール作りが始まっていた。つまり歴史あるお酒なのだ。
最初の頃のビールは麦を使い作られていた。ホップがビールに添加されるのは11世紀になってからだ。ホップを添加することで雑菌の繁殖を抑え、品質の向上にもなった。今ではビールといえば、麦とホップだ。
日本でビール醸造が始まるのは明治以降のことだ。1860年にアメリカ人醸造技師が横浜に醸造所を開設したのが始まりとされる。ちなみに私はビールが好きだ。とても好きだ。乾杯のビールから最後の一杯までビールを飲んでいることもある。ワインやウイスキーも好きだけど。
ビールでは一般にデンプンの含有量が多い二条大麦が使われるけれど、六条大麦や小麦が使われることもある。麦から麦汁を作り、そこにホップを加える。この工程でビール特有の香りと苦味をつけるわけだ。
乾燥ホップ
ホップはどこのスーパーに行っても必ず並んでいることはない。ただ育てているのは何度か見たことがある。岩手県の遠野はホップで有名な地域だ。ちなみに国内のホップ生産量では岩手県が約50%のシェアを持っている。
海外で作られた乾燥ホップを手に入れた。生のホップは先にも書いたように見たことがあるのだけれど、乾燥ホップは初めてだった。匂ってみるとあまりいい匂いとは言えないので驚いた。どちらかと言えば不快な匂いな気もする。
ホップはビールだけではなく、上記のようにハーブティーとして飲むこともできる。これが驚きで乾燥状態ではあまりいい匂いではなかったけれど、ハーブティーにするとその匂いが消え、むしろ香り豊かで、味としては薄いけれど、甘みのようなものがあり美味しく感じた。
そこで思いついたのだ、ビールにこの乾燥ホップを入れてはどうかと。詳しい人に話を聞いたら「味は変わらないと思うけど、香りは豊かになると思う」と言っていた。素晴らしいではないか、ビールの魅了の一つは香りだ。
ビールに追いホップ
追いホップのやり方は簡単だ。乾燥ホップをティーバッグに入れてビールに投入するだけ。私はクラフトビールも好きで、その理由の一つがやはり香りが芳醇な点。だから追いホップも期待している。
飲んでみる。なるほろ、と思う。確かに追いホップをした方が香り豊かだ。劇的な変化は正直に言ってない。ただ鼻に抜ける香りがいいように思える。味は変化を感じなかった。香りだけがわずかだけれど向上している。