1.シチュエーションの仮装
地味な仮装限定ハロウィンで最近人気の「○○している人」という仮装である。それで来たか!というアイデアが素晴らしい。
パンまつりの仮装の人がたくさん貼っているのは自作のシールである。会場でもこれを配っため、ほとんどの来場者がどこかしらにこのシールを貼っていた。
酒好きの親戚がいるとこういうことになる。親戚は否応なく年功序列なので
サービスエリアでソフトクリームを食べているツーリング仲間
スーパー銭湯にいる女子グループ
電車で降りる人にイヤホン引っかかった人
2. こういうタイプの人いる!仮装
次はこういうタイプの人、たしかにいるという仮装である。見たことある、あるある!と思うはずだ。
ABCクッキングスタジオに通う人
はじめてのおつかいの女の子とスタッフ(全員他人)
はじめてのおつかいにちなんだ仮装が3人いたので一緒にステージに上ってもらった。すっかりはじめてのおつかいである。
地味な仮装限定ハロウィンではネタかぶりはおいしいのだ。
ボケてのお題
プチプラ大好き女子は「キャンメイク最高!」と叫んで会場をわかせていた。
観光客
フリー素材(ポージングも絶妙!)
3.わからないけどわかる仮装
見たことないんだけど、わかる、という仮装である。分かりにくい説明だが写真を見てもらえれば分かってもらえると思う。
本当に教科書に載ってそうな雰囲気である。文化史のところ、戦前の女流詩人のあたりにいそうだ。本人曰く、着付けの先生にそう言われたという。
変身前の戦隊モノ(色が5色です)
四季折々の人は春、夏、秋、冬の要素が入っている。しかし四季を人で表すあたり神話の発想である。
おとなになりすぎたアラレちゃんとピエトロウサギ
お隣さん(左)、お前の母ちゃん(右)
スナイパーに狙われている人
おとなになってから、子どもの頃と同じ服装・同じポーズで写真を撮るのがネットで流行っている。その後半部分だけの仮装である。
クラブツーリズムのロゴ、左から2番めの人
(左)人間大砲で飛ばされる社長(右)春節に日本橋三越で買い物をする観光客
4.職業の仮装
地味な仮装限定ハロウィンの王道とも言える職業仮装である。人の仕事着を着たくてこの地味な仮装限定ハロウィンを始めたと言っても過言ではない。
今回もいろんな職業の人があつまった(フェイクだけど)。
献血の呼び込みと誘導スタッフ。献血ののぼりはamazonに売っていたそうだ。
この誘導スタッフの仮装は最後までカルカルのスタッフだと思って帰った人も多いだろう。実はこれも仮装なのだ。そして本当に誘導してくれて大いに助かった。
試食売り場の店員
ユーチューバー
左からしまむらの客、しまむらの店員、猫カフェの店員
美容部員、美容部員、コスメカウンターでメイクを半分落とされた人、美容部員
美容部員とお客の仮装がたまたま揃ったので同時にステージに上がってもらった
美容部員は休憩室で説教するようすも再現して会場に要らんリアリティを振りまいた
左から、実演販売員、JINS、まいばすけっと、コンビニ、鳥貴族、ソフマップ
ひよこ鑑定士
悪質居酒屋とはキャッチで連れて行かれるところである。実際働いたことがあるとのことだったが給料が振り込まれてないらしい。従業員にまでひどかった。
ヘルパーは若いか年をとっている人が多く、これぐらいの年齢は珍しいので「微妙な年齢」なのだそうだ。
クラフトビールの夫婦は雰囲気が本物っぽかったので、実際にやっているのか聞いたところ「全然」とのことだった。
説明を聞かされてない警備のバイト(気配の消し方がすごいと評判に)
5.無機物、ほか
最後はカテゴリに分けにくい仮装である。無機物だったり、肝心の人がいない仮装だ。
ごま油とタバスコ
ピエトロドレッシング
シチュエーションの仮装ではあるんだけど、その話の中心になっている人がいない仮装がふたりいたので並べてみた。
もっと見たい人はツイッター検索してください
以上、できる限り紹介したつもりだが、写真を撮れなかった人もいるかと思う。ごめん!
#地味ハロウィンでツイッターを検索すると、当日会場にいた人の写真が出てくるので興味のある人はぜひ検索してください。
集合写真は異業種交流会のようになった
天才が多すぎる
僕はステージで仮装してきた人を紹介する役をやっていたが、主に笑っていただけである。
いちばん近くで天才的なアイデアをたくさん見られて満足だ。
参加者同士もフレンドリーに交流していていい雰囲気だし、地味ハロウィンはデイリーポータルZの財産、いや、日本の宝ではないかと打ち上げで語ってしまった。
来年もまた地味に集まりましょう!