バナナは身体にいい
スーパーで「まいにち食べよう、バナナ!」と書いてあったのを見て以来、素直に毎日食べている。バナナがすごく体にいいといいのにと思ったので描いてみた。
バナナの効能を表した図
バナナはメンタルによすぎてスキップしてしまうという薬効を説明している。
もちろんぜんぶ嘘だ。
しかし眺めていると、そんな気がしてくるから不思議である。確かにバナナ食べているとうきうきした気持ちになる気がするな…。自分で書いた偽薬ならぬ偽模式図、プラセボ図にも関わらずだ。
このポスターを小学校に貼っておけば、給食にバナナが出た日の昼休みはスキップする子どもが続出だろう。
口内炎は猫の真似をすると治る
しょっちゅう口内炎ができる。
痛みのわりにすごく小さいのも腹立たしい。食べログレビュアー風にいえばコスパがよすぎるのだ。
あれもプラセボ図で解決したい。
猫の真似すると早く治るのだ。
口内炎を早く治す方法とその原理
ワイルドな動きをすることで動物の脳(大脳新皮質ではなく大脳辺縁系)を刺激し、唾液を増やす。それによって免疫力を高めるという理論である。
大脳新皮質まで書いておきながらすべて嘘である。
図では裸になっているが、特に裸になる必要はなく、動きやすい服装で十分である。
こういう注意書きを書くと嘘だとわかっていても信じそうになる。テレ東の青汁のドキュメンタリーCMのようだ。
食べてすぐ寝ると牛になる
模式図があれば迷信だって信じることができる。
迷信には理由があった!
行き場のない胃液が神経を刺激、それを牛的な本能を持つ脳の部分に伝わる。するとつい「モー」と言ってしまうのだ。扁牛体は発話を司る部分に接しているので反射的に声が出る。
って全部嘘である。
なんだ扁牛体って。人間がかつて牛だったなんて話もない。
自動改札の仕組み
模式図は機械の内部の説明にも使われている。
新幹線のながい自動改札機の仕組みを描いてみた。
新幹線の自動改札がほかの改札よりも長いのは、投入された切符をいちど裁断して溶解、撹拌、圧延、乾燥、印刷、裁断しているからである。
日本の技術力がひと目で分かる
新幹線の切符だけいまだに非接触ではなく投入になっていること、ときどき、ホカホカの切符が出てくる理由もこの図で理解できると思う。
これだけの作業をわずか1秒以内で実現する技術力はすばらしい。
なんども書くがもちろん嘘である。
こんど新幹線に乗るときにこの中で溶かしてるんだよな…ちょっと思い出してくれたら僕の勝利である。
どうして日高屋は新宿にたくさんあるのか
新幹線の自動改札が長いことぐらい不思議なのは日高屋が新宿にありすぎることである。
東口の靖国通り近くだけでも3軒が密集している。なのにこのまえ飲みに行こうと思ったら満員で入れなかった。
いったいどういうことだ。
密集の理由はきっとこうである。
プレート日高屋テクトニクス
3つの日高屋は同じように見えて全て別のプレートの上にあるのだ。プレートの移動により3つの離れた日高屋が集まって今の状態になっている。
将来的には3つの日高屋は合体して大きなひとつの日高屋になると考えられている。
考えられてない。
しかしあの密集状態はプレートテクトニクスを持ちだしてでも説明したくもなる。
身近なところに影響を及ぼす重力のずれ
地球は太陽の引力と遠心力がつりあって公転をしているが、公転軌道は真円ではないので季節によってそのバランスがずれることがある。
わずかなずれなので人間には分からないが、バランス感覚に優れた猫は反応する。
いわゆる猫玉と言われている器官に作用し、それが人間の耳にはゴロゴロ鳴ってるように聞こえるのだ。猫玉はバランスを司るホルモンを分泌する器官であることがわかってきている。
また、物忘れやコピー機の紙詰まりもその重力のバランスのずれが原因といわれている。
全部嘘ですからね。
猫玉がジャイロの役割を果たしているという設定はなかなかリアルだと思う。
どうして僕は泥酔するまで飲んでしまうのか
泥酔するまで飲んでしまった翌日は自己嫌悪である。
どうしてさっさと切り上げられないのか。おれのバカバカ。いっそのこと泥酔は確率的に避けがたいものであることにしたい。運命だ。自分の能力では抗えないものだと思えば気が楽である。
理論的には9割の人が泥酔することになる
結果的に飲酒する人の9割が泥酔してしまうということを表している。ニュートンの数学特集を意識して適当に書いた。
適当に書いたが結局ちゃんぽんがよくないんじゃないかという気がしてくる。運命のせいにするつもりが問題点をクリアにしてしまった気がする。
インフルエンザにはデイリーポータルZ
いまインフルエンザが流行っているので最後にそれに効く図を描いてみた。デイリーポータルZを見ることでインフルエンザウイルスが死滅するメカニズムである。
サイトを見るだけでインフルエンザがなおる
これを見て自分の身体の中でウイルスがどんどん死滅しているようすを想像してもらえたら幸いである。
もちろんインフルエンザになったらスマホなど見てないで薬を飲んで安静にしているのがいいのは言うまでもない。
科学おまもり
幕末にコレラが流行ったとき、獣の絵がお守りとして人気があったそうだ。本で読んだ。模式図を眺めて安心しているのってそのお守りみたいな話である。
みたいな話、というかそのままですね。
とりあえず、インフルエンザになったら病院に行ってください。