巨樹王国・武雄
自然界にある天然の巨大○○だったら佐賀が強い。以前、でかい石がごろごろある
巨石パークに行った時も、その圧倒的スケールに失禁寸前だった。(おっと、、表現に気をつけないと)
今回向かったのは佐賀県は武雄市。
ここに佐賀県内の巨樹ベスト3が集結している。
武雄のシンボル、桜門。
武雄といえば、武雄温泉にあるこの門が有名なのだが、そこでクイズ。
【問題】
門の内部(上の写真の白い部分の中)はどうなっているでしょう?
1.受付がある
2.物置になっている
3.金剛力士像がある
4.お食事処
ヒント: 桜門は国の重要文化財
正解はまさかのお食事処。
佐賀県No.3:塚崎の大楠
最初に向かったのは県内3位の大きさという「塚崎の大楠」。
太っ!
説明によると、落雷で上部がなくなっている。
異常なまでの幹の太さと相まって、まるで別の生き物のようだ。
データ
幹周:13.6メートル
樹高:18メートル
枝張り:18メートル
推定樹齢:不明
・武雄市天然記念物
中は空洞で、木のイスが置いてあった。(楠は大きくなると根本が空洞になる)
ちなみに木の大きさは一般的に幹の太さで比べる。なので高さはないものの、この木は佐賀県第3位にランクインしている。
T斎藤を探せ
写真だと大きさが分かりにくいので、比較用に自分を入れて撮ってみたところ、意外にも風景に溶け込んでいたのでクイズにしてみた。
【問題】
私はどこにいるでしょう?
どこにいるでしょう? (難易度:★★★) ⇒画像クリックで正解表示
どこにいるでしょう? (難易度:★)
佐賀県No.2:武雄の大楠
次に見るのは、武雄神社の御神木として奉られている大楠 。
武雄神社
絵のような風景の中、案内板に従って進んでいくと、やがてその先に…
でっかっ! (左下に小さく写ってる作業中のおじさんから大きさを想像しよう)
林の中に、なんとも神々しい姿の大楠が佇んでいた。
こちらは柵で囲まれており少し遠くから眺めるようになっている(昔は根元まで行けたそうだ)。左下に写っている、清掃作業をしていたおじさんの姿から木の巨大さを想像してほしい。
幹の根元の部分の空洞は12畳もの広さがあるとのこと。
どうなってるんだろうこれ? (これも落雷を受けたのだろうか)
データ
幹周:20メートル
樹高:30メートル
枝張り:33メートル
推定樹齢:3000年
・武雄市天然記念物
・巨樹ランキング全国7位
(
環境省)
佐賀県No1:川古の大楠
次はいよいよ佐賀県内第一位、全国第5位の巨木である。
周辺が大楠公園となっている。
盆栽のような形の良さ。
データ
幹周:21メートル
樹高:25メートル
枝張り:27メートル
推定樹齢:3000年
・国の天然記念物
・巨樹ランキング全国5位
(
環境省)
根元には祠が埋まっている。(空洞部分は埋めてあるようだ)
ここは周辺が憩いのスペースとして整備されており、観光スポットとなっている。土産物屋や、水車などもあった。その中心に巨木がある。
半端じゃない大きさ。 クイズ:私はどこにいるでしょう? (⇒ 画像クリックで正解表示)
一瞬、「え?オムロンが植えたの?」と思ったがそんなはずない。(周辺の植木です)
番外編:有田の大イチョウ
さて、最後に武雄の隣、有田にある国の天然記念物の大イチョウも見てきた。
泉山弁財天神社の境内にある。
屋根越しに見える姿がすごい迫力。
すぐ隣に家があるため、それとの対比で異様に大きく見える(実際大きいが)。怪獣映画のアングルである。
ザ・記念撮影。
データ
幹周:12メートル
樹高:38メートル
枝張り:31メートル
推定樹齢:1000年
・国の天然記念物
でかい木いいよね
以前、「
オオクスめぐり」という記事で、長崎市内にある大楠を巡った時、「相当大きい」と思ったにもかかわらず全国巨樹ランキングでは50位にも入ってなかった。
今回見た中の「川古の大楠」、「武雄の大楠」は全国でも5位と7位に堂々ランクインしている。
さすがに大きかった。
そして「大きい」以外の言葉が出てこない。
でかい木とはそういうものだと思う。