長いことブログの方を書いてなかったのですが、触れたいマンガはたくさんあるのでどこから書いていいか迷ったので、ちょっとテーマを設けて書いてみたいと思います。
4コママンガ(特に芳文社のもの)は、話数が確保されても単行本が必ず出るとは限りません。さらに連載が続いていても1巻の後必ずしも2巻が出るとも限らなかったりしますし、2巻が出ても3巻が出ないこともあります。しかし3巻まで出るとわりとそこからは連載が続く限り続刊になることが多い感じがします。
というわけで、続刊をお願いしたいという意図も込めて、今日はそれの「まだ刊行が3巻未満で自分が気に入っている4コママンガ」というテーマでピックアップしてみたいと思います。
今回は『まんがタイム』などの4コマ誌を対象としてあり、『まんがタイムきらら』系列のいわゆる萌え系4コマは今回は見送って後日また別にやります(まあ萌え系に近い作風のものも混じってるけど)。
おしかけツインテール(高津ケイタ)
まんがタイムファミリー連載。
ネオニート(金持ち)が一人隠棲していた家に、母娘が同居するという話。基本コメディ進行。ヒロインである花梨(家事万能、他も高スペック)はじめどのキャラもけっこう個性が強いのですが、どれも嫌味になっていないところが良い感じ。
個人的に主人公とヒロインの年齢差ものというのは、その関係性の表現やさじ加減がかなり難しいと思っているのですが(そこを間違えると不自然さや違和感が出る感じ)、こちらはわりとそのあたりアクにならないようにバランス保っている感じかなと。個人的には2巻くらいの距離感がいい感じ。
ざしきわらしと僕。(西岡さち)
まんがタイムスペシャル連載。
両親の離婚で田舎に越してきた主人公と、そこで見えた妖怪や友達とのほんわかカントリーコメディー。こちらも基本コメディ進行。田舎の牧歌的な雰囲気がわりと出ています。基本ポジティブな人間関係ものかな。
可愛い上司を困らせたい(タチバナロク)
まんがタイムスペシャル連載。
女上司と部下のラブコメディー。キャラが描き込んであって目立つ。
年齢高めだけど恋愛経験値の低い上司がかわいい。
北斎のむすめ。(松阪)
まんがタイムオリジナル連載。
江戸時代の歴史ものマンガで、葛飾北斎の娘とその周辺の人物を交えたもの。基本ギャグ進行だけど、たまにシリアス(吉原遊女の生き様とか描いてるしね)。ちなみに北斎のむすめは「葛飾応為」という実在の人物。晩年の北斎の代筆まで務めていた説まである人。このチョイスがなかなか面白かったのもあります。
最近4コママンガでは歴史ものが非常に多くなっていますが(大河ドラマ合わせのが高確率で出る感じだったり)、その中で特にお気に入りです。
課長と私のおかず道(梨尾)
まんがタイムスペシャル連載。
会社内での課長と部下のごはんのおかず道。カテゴリとしては食マンガに入ると思いますが、どちらかというと食べものの比重はあっさり目で、それにまつわるキャラたちの進行がメインな感じなので、食マンガとして見ないで普通の社内マンガ的な感じで見る方がいいかなと。
さわらせてっ!あみかさん(トフ子)
まんがタイム連載。
かなりぽっちゃりなあみかさんと、その肉の感触を目当てに集まる人(全員女性)のコメディー。エロくはない。
個人的に東北弁を話す兄妹のキャラがかなりいい感じ。
スズちゃんでしょ!(辻灯子)
まんがタイムオリジナル連載。
姪に大甘なアラフォー女子物語。
子煩悩な母とも違う、大甘が許される独自の立ち位置ならではのものがあり。
でも姪の遊び相手のイトコを作るために結婚考えるとか、いいのかそれは。
牧場OL(丸井まお)
まんがタイムファミリー連載。4コマ形式ではないけど、掲載誌がそれなのでここに。
企業に就職したと思ったら、牧場農家に派遣されることになったOLの物語。
牧歌的のみならず、農業ものならではの現地での苦悩もあり。
堕天使の事情(神仙寺 瑛)
まんがくらぶ連載。
以前同じ作者が連載していた『天使の事情』の主要キャラがそのまま中学生になっての連載。前作は赤ん坊が実は大人思考を持っているというキャラでファンタジー色が強かったが、こっちは学園ものに近い。個人的にはこっちの方が好き。
園芸部なので、植物関係のネタが多い。
先生ロックオン2nd(神堂あらし)
まんがくらぶオリジナル連載。
こちらも以前連載していた『先生ロックオン』の続編的なもの(なので今回のルールで入れるかどうか悩んだけどまあいいや)。
元教師と教え子の年の差ラブコメ。どうも個人的にアラフォーのかわいい系キャラ4コマはわりと好みに合うらしい(他にも思い当たるものがいくつかあるが、それはまた後日)
クマ男子(胡桃ちの)
マンガライフMOMO連載。
目にクマの出来るほとの心配&思いやり男子と、個性が強すぎる周辺の学園もの? 基本ギャグ。どうも主人公が気苦労が多いいい人キャラって作品もわりと自分は好きなようだ(『古見さんは、コミュ症です』とかもそれもあるかもしんない)。報われてほしいし。
胡桃ちの氏の作品はほとんどの4コママンガ氏で載っている印象があるが、今はこれが一番かな。
メェー探偵フワロ(ナントカ)
まんがタイムスペシャル連載。
2年前に感想を書いてました。
こちらストックはあると思うのですが、単行本が出ないので、このままじゃまずいと思って支援的に。
他にもいろいろある
ざっと挙げてみましたが、ほかにもいろいろあります。長期単行本が出ていない連載作品にも好きなのありますし(『はこいり良品』とか)。
そしてもちろん3巻未満だけではなく、それ以上のも、そしてまだ単行本になっていないのも。あと今回は対象にしなかったけど、Web連載とかでも。
今回抽出していたら「単行本化されてない連載でおもしろいもの」についても色々出て来たので、また後日やろうと思います(単行本画像がないから、雑誌から画像取り出すの大変なのもあるので)。