リクルートテクノロジーズ、「2016年おすすめプログラミング言語」ランキングを発表、初めて習得する人にはどの言語？

　リクルートテクノロジーズは、事前調査で「過去に習得または勉強したことがあるプログラミング言語が3言語以上である」と回答した20代～40代のITエンジニア 507名を対象に、プログラミング言語に関するアンケートを実施。一定以上の学習を積んだITエンジニアが「初めて習得」「これから最も重要」と考えるプログラミング言語が明らかになった。

　このアンケートでは、「初めて習得する人に一番おすすめのプログラミング言語」と「これから最も重要になりそうなプログラミング言語」について調査。過去に3つ以上のプログラミング言語を学習したITエンジニアに尋ねているため、回答は広い視野から出ているといえる。

初めて習得する人に一番おすすめのプログラミング言語

　ランキングは次のとおり。「Java」と「C」が比較的近い支持率で1位・2位になった。また、3位以下を引き離しており、両言語が現在もプログラミング学習のスタンダードにあることが浮き彫りになった。Visual Basic（.NET）やVBAが第3位、第5位、第7位にランクしたのは、Basicのとっつきやすさゆえだろうか。

　発表では、なぜその言語を選んだかの理由やコメントも紹介されている。上位3言語については次のとおりである。

これから最も重要になりそうなプログラミング言語

　ランキングは次のとおり。こちらはJavaが圧倒的な支持を集めた。スクリプト言語（JavaScript、Ruby、Python、PHP）が多くランキングされている点は、これらが実案件での利用が増えている、あるいは増えると見る向きが多いことの現れだろう。とはいえ、Javaの優位は揺るがない。日本Javaユーザーグループでも、最近若手の参加が増えているという声を聞く。

　上位3言語について、その言語を選んだ理由・コメントは次のとおり。

　上記のほか、「仮に、ご自身をプログラミング言語に例えるとしたら、どの言語が最も近いと思いますか？」という質問項目もある。リクルートテクノロジーズでは「それぞれの「プログラミング言語の性質に対するイメージ」がを知ることができる」と述べている。

　なお、本アンケートの前に回答者を選択するために行われた事前調査は、20代～40代のITエンジニア2,505名に対して実施された。その質問項目「過去に習得したことがある、または勉強したことがあるプログラミング言語をすべて選択してください」の回答をベースに、学習したことのあるプログラミング言語数で分布をまとめたものが次のグラフである。過半数のITエンジニアがプログラミング言語を3つ以上学習していると回答した。各回答者が学んだ言語の組み合わせは発表されていないが、その人が辿った技術の道のりや職歴を表すものであり、興味深いデータだろう。

　より詳細な調査結果は、リクルートテクノロジーズのWebサイトにプレスリリース（PDF）としてアップされている。