krage:『天宮賜福 貮』日本語吹替版、『俺だけレベルアップな件』エンディングテーマを歌う
2024.02.16
『BOYS PLANET』『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』といった人気オーディション番組で挫折を経験するなど、6人それぞれが紆余曲折の末にチャンスをつかみ、KJRGL(カジャーグル)としてCDデビュー。
アーティストとしての第一歩を踏み出したAKIRA、KOUKI、DIEN、SAERON、RIKU、ISAACに、今、KJRGLについて知っておきたい事柄を聞く。それぞれのオフショットも公開。
KJRGL
カジャ―グル
ソニーミュージックの日韓合同プロジェクトから誕生したボーイズグループ。日本、韓国のオーディション番組出身者を中心に結成された、日本人メンバー3人、韓国人メンバー3人(うち米国籍1人)の6人組。2024年9月18日、デジタルシングル「overture~the blue wave」でデビュー。1st EP『prelude~the brilliant blue』が発売中。12月23日に、デビューライブ『KJRGL DEBUT LIVE~KJRGLad to sea you!!』を開催する。
──9月4日にプレデビュー曲「prologue~the deepest blue」、9月18日にデビュー曲「overture~the blue wave」を配信リリースし、2024年から本格始動したKJRGLですが、まずはどんなグループかを教えてください。
KJRGL "prologue~the deepest blue" Music Video
KJRGL "overture~the blue wave" Music Video
AKIRA:KJRGLは、日本人メンバー3人とアメリカ国籍を含む韓国人メンバーの3人で構成された、グローバルボーイズグループです。
グループ名のKJRGLは、日本語の“クジラ”と、クジラの韓国語“ゴレ”、このふたつの単語を組み合わせた造語なんです。深海に住むクジラが自分の声や仲間を取り戻していくというコンセプトが元になっています。それと、“Kind(of)Just Right Good Luck(うまくいきますように)”という願いも込められています。
そして、KJRGLのファンネームはVOISEA(ヴォイシー)で、これは“VOICE(声)”と“SEA(海)”を融合した造語です。
──では、メンバーの皆さんのグループ内での役割やキャラクターなどを含めた自己紹介をお願いします。
DIEN:DIENです。僕は明るくてエネルギーいっぱいな、グループのムードメーカーです。そして、カッコイイです(笑)。パフォーマンス面では、ダンスに自信があります。
KOUKI:KOUKIです。甘い歌声、ミルクティーボイスが僕の魅力だと言われます。グループでは年長組なので、割と全体を見てアイデアを出したりするような役割です。
RIKU:僕はスタイルの天才、骨格RIKUです(笑)。ステージ上では、ダンスが自分のポイントかなと思います。キャラ的には天才……? 普段は真面目なことを一切言わない人間です(笑)。
AKIRA:筋肉ボーカル担当です! AKIRAです! 筋トレと歌が好きなので合体させました。でも、歌は優しめです(笑)。グループではお父さんみたいな感じだと思います。
SAERON:SAERONです。僕はグループのなかでは、ダンス担当だと思います。キャラクター的に基本は優等生なんですけど、ときどきわんぱくボーイになるかもしれないです(笑)。
ISAAC:僕はKJRGLの末っ子ISAACです。キャラクター的には、不思議なキャラ担当だと思います。性格がちょっと変わってるみたいで、話しててもどこに飛んで行っちゃうかわからないって言われます(笑)。
──プレデビュー曲、デビュー曲の発表を経て、11月27日に1st EP『prelude~the brilliant blue』がCDリリースとなりました。KJRGLの楽曲は「overture~the blue wave」などダンスミュージックがベースとなっていますが、1st EP収録の「Beautiful Dream」はより歌を聴かせる、ドラマティックなミッドチューンです。この曲はKOUKIさんが作詞されていますが、どんな思いを込めましたか?
KJRGL “Beautiful Dream” Music Video
KOUKI:自分で歌詞を書いたのが初めてなんです。以前から作詞に興味があって、今回機会をいただいて挑戦しました。
ここにいるメンバー全員が、それぞれ場所は違うけど挑戦と挫折を経験していて、KJRGLが初めての芸能活動のメンバーっていないんですよ。なので、そんなメンバーの葛藤から生まれた気持ちや、複雑な感情を歌詞にしていきました。
──歌詞でこだわった部分はどこですか?
KOUKI:2番の頭のISAACが歌うパートで、“Everything is beautiful”直後の“君とならView and More” というフレーズです。意味的には“もっと見たい”ということなんですけど、あえてネット用語的な、今の時代っぽい表現にしたんです。あと“Everything is beautiful”とちょっと韻を踏むように母音を寄せたりしました。
そのほかにも、曲全体のストーリーを考えながら、1個1個のパートの意味やつながりだったり、文字がはまるように音数を考えたりってことをたくさんやりました。なので、歌詞全部にすごくこだわりがあります。
──歌詞には、過去の悔しさを振り切り美しい夢に向かって仲間と進んでいこうという思いが描かれています。歌詞に出てくる“君”“仲間”は、メンバー同士とも受け取れるし、KJRGLとファンという関係性にも受け取れますね。
KOUKI:そうですね。いろんな環境のいろんな人たちが共感できるような歌詞にしたいっていう気持ちで書きました。
──では、メンバーの皆さんは「Beautiful Dream」をどのような思いで歌いましたか?
DIEN:KOUKIくんが僕たちのことを考えて歌詞を作ってくれたから、僕もKOUKIくんのことを考えながら歌いました。歌詞には、僕たちがデビューするまでに経験した失敗や、ファンの皆さんに対する思いも描かれているので、ステージではファンの皆さんに届くように歌いたいです。
RIKU:レコーディングするとき、ブースに入って歌う瞬間はKOUKIくんの顔だけを思い浮かべてました。「KOUKIくん、KOUKIくん」って言いながら。
KOUKI:それはないでしょ(笑)。
RIKU:あははは。でも、KOUKIくんっぽい歌詞だなと思いましたね。彼は甘いミルクティーボイスポエマーですし(笑)、“これ、KOUKIくんが考えそう”みたいなフレーズが結構多いので、そこがこの曲の僕の好きなポイントです。ただ、KOUKIくんのポエム節がドンと出てる部分が僕の歌割りじゃなかったので、それがちょっと悔しいです(笑)。
AKIRA:歌詞は、挫折や辛い経験をしたときの情景が思い出されるものなので、デビューした今、早くこの曲をお客さんの前で歌いたいなって思います。自分たちの生の歌声で、VOISEAのみんなに聴いてもらうのがすごく楽しみです。
SAERON:KOUKIくんが僕たちのことをいっぱい考えて歌詞のストーリーを考えてくれたのかなと思ったら、胸がいっぱいになりました。僕が好きな歌詞は、ブリッジの“巡り会えた奇跡のように 同じ夢みた仲間(僕ら)がいる”っていうところです。一人ひとり歩んできた6人が、偶然にもKJRGLというチームとして出会ってデビューできて、僕はほんとにうれしいんです。
あと、今、KJRGLがVOISEAのみんなに伝えたいことが込められているなとも思ったので、そのふたつのことを考えながらレコーディングしました。
ISAAC:メンバー同士がお互いをより強く感じられる曲だと思ったので、その気持ちを込めて歌いました。今まで苦労したこととか、一人ひとりそれぞれのストーリーがあって、ラストのサビで合わさっていく感じがとても感動的でした。これまで苦労したことも、自分にとってすごく意味がある時間だったと思うんです。そうしたことも思い出せる曲だなと思いました。
──メンバーそれぞれが挫折を経験しているということですが、KJRGLに辿り着くまでのエピソードを教えてください。
DIEN:僕はいろんな事務所に入っていろんな経験をしてきたんですが、一度アイドルの夢を諦めて、美容師の仕事をしようと思って資格を取りました。モデルの仕事もしていましたが、その間もアイドルをずっとやりたいっていう気持ちがありました。
そんなときに韓国のオーディション番組『BOYS PLANET』に参加することになって、それをきっかけにKJRGLのメンバーになりました。なので今はやっと夢が叶った実感があります。また、KJRGLの活動のなかで、『BOYS PLANET』のときに応援してくれていたファンの皆さんと初めて直接お会いできたこともとてもうれしかったです。
KOUKI:僕は夢を目指して、初めて大きなオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』に出演したんですが、デビューはできなかったんです。それでどうしようかって考えて、最終的にKJRGLを選びました。
ただ、そこからデビューに至るまでも結構長い時間がかかったんです。加入してもう2年半くらいですし、このメンバーになるまでも長かった。ときには前に進めない時期もあって、ようやく形になって一歩踏み出した感じです。今の体制になってからは、もちろん大変なこともありますけど、楽しくできてるなと思っています。
──夢をどうしても諦められなかった一番の理由はなんですか?
KOUKI:僕は歌を歌い続けたいという思いがありました。将来的なことも考えて、今はこれがベストだって思って頑張ってます。
RIKU:僕は高校2年生くらいのときに芸能の事務所に入って東京に来て、そこから2年くらい練習生をしていました。そのときにDIENと一緒で韓国のオーディション番組『BOYS PLANET』を受けました。ただ、番組ではあまり上手くいかないことばかりで、そこで初めて、難しい世界なんだということを感じました。
日本に帰ってきてから、誘ってもらってKJRGLに入ることになったんです。KOUKIくんとAKIRAくんが長くこのプロジェクトにいて、僕は最近入ったメンバーなんです。大変なこともありましたけど、でもKJRGLになって良い感じで進んでいけそうだなって感じてます。
──『BOYS PLANET』のときに感じた悔しさを逆転させたい気持ちはありますか?
RIKU:確かにそれはあります。『BOYS PLANET』は人生で初めて出たテレビ番組で、しかも韓国の番組だからわからないことがすごく多かったんです。全然上手くいかないなと感じていたので、そうしたこともバネにして今は頑張ってます。
AKIRA:僕は、20歳くらいのときにソニーミュージックのオーディションを受けたんですが落ちてしまい、いったん夢を諦めて地元に帰ったんです。トラックの免許を取って働いてました。自分が落ちたオーディションで一緒だったメンバーたちがデビューしていく姿を見ると挫折感があったし、それに僕はどうしても歌いたいという気持ちがあったので、『TORA PROJECT』(ソニーミュージックグループのグローバルアーティスト発掘・育成プロジェクト)の1期生として参加させてもらったんです。
今、KJRGLとしてデビューできてCDリリースもできるようになって、ようやく自分がやりたかったことが形になってるなって感じますし、ほんとに良かったなって思ってます。
SAERON:僕は中学3年生くらいからアイドルになりたかったんです。僕のお母さんが韓国で有名な歌手で、小さいころからその影響はあったかなって今は思います。実際に中学3年生くらいから1年間くらいは活動したんですが、自分には才能がないなと思って1回アイドルは諦めました。
そのとき演技に興味を持つようになって、演技の勉強をして、韓国年齢で20歳くらいまで大学路(テハンノ)という韓国で有名な演劇の街で舞台に出たりしてたんです。
その活動をきっかけに歌のお話もいただいたんですが、なかなかうまくいかずでした。そしたら偶然にこのプロジェクトのお話をいただいて、ようやくアイドルの道に辿り着くことができました。長年の夢が実現できてほんとにうれしいです。
ISAAC:僕はずっとアメリカで暮らしていて、小さいころからアイドルをやりたい思いがありました。でも、現実的に自分がアイドルになれるとは思えなかったし、なかなかオーディションを受けられる機会もなかったんです。
そしたら、運良く韓国の有名な会社からお話をいただけて、韓国で2年間練習して頑張りました。そこからこのプロジェクトのお話もあって、すごくいいチャンスだと思って参加しました。今は夢が叶ったという感じがしています。
──そうして今、CDデビューも果たしたKJRGLですが、12月23日にはデビューライブ『KJRGL DEBUT LIVE~KJRGLad to sea you!!』が開催されます。皆さんの意気込みを聞かせてください。
DIEN:僕たちのライブを観てみんなが幸せな気持ちになれるように、僕たちはたくさん準備をしています。僕はたくさんの方に明るいエネルギーをあげたいので、ぜひ一緒に楽しみながらライブをしたいです。ライブでは僕のキラキラな目をたくさん見てほしいです。僕も皆さんの目をたくさん見ます!
KOUKI:KJRGLの初めてのライブなので、完璧さよりも最初だからこその余裕のない感じも包み隠さず見せたいなと思ってます。僕は、ファンとアーティストは一心同体だと思ってるんです。デビューから応援してくださってるファンの方に、もっと夢中になってもらい、強いつながりが持てるようなライブにしたいです。
KJRGLをもっともっとたくさんの人に届けたい、VOISEAの輪をもっともっと広げたいって、皆さんに思ってもらえるようなライブを作りたいです。
RIKU:初めてのライブなので、来てもらった方には絶対に後悔して帰ってもらいたくないんです。僕たちは、デビュー前の準備期間から毎日TikTokライブをしたり、ファンの皆さんと近い距離で活動してきました。でもライブでは普段とはまた違うKJRGLの姿や、メンバー個々の魅力も皆さんにお見せできたらなってすごく思ってます。とにかく楽しくライブをしたいです。
AKIRA:チームがひとつになったパフォーマンスを見せたいですし、僕たち、いい意味でバラバラな個性を持ったグループだと思うので、それぞれの音楽性や好きなものも見てもらえるライブにできたらなって思ってます。自分としては、やっぱ筋肉を見てもらいたいです(笑)!
SAERON:僕たちの面白さ、カッコ良さ、かわいさ、感動とか、いろんな魅力を伝えられるステージにしたいです。例えるなら、剥いても剥いても美味しい玉ねぎみたいな魅力を感じてほしいです(笑)。
ISAAC:自分的には、ファンとメンバーが一緒に楽しめるすごくいい雰囲気のライブがしたいです。グループとしてはもちろん、メンバー個人の色も、たっぷり見せられるように一生懸命練習してるので、ぜひ楽しみにしててください。
──KJRGLは、まさにこれから大きく羽ばたいていくタイミングだと思います。どんなグループになっていきたいか、今後の目標を聞かせてください。
DIEN:KJRGLとVOISEAが、一緒にたくさんの幸せを感じられる活動ができるように頑張りたいです。今はデビューしたばかりで、まだファンの皆さんと会える機会が少ないんですけど、もっともっと有名になって、いろんな国にも行ったり、スケジュールいっぱいな活動がしたいです。あと、いつかはアリーナとか大きな会場でライブができるようになりたいです。
KOUKI:KJRGLの楽曲が、街中を歩いてたら聴こえてくるぐらいになったらいいなって思います。とにかく長く愛されるグループになりたいですね。そうなるためにももっと自分たちを磨いて、自分たちとファンの皆さんとで一緒に成長していきたいです。強いチームになったその先で、子どもからお年寄りまで知ってるような楽曲が生まれたらうれしいです。
やってみたい会場は、めっちゃ個人的にですけど、幕張メッセに立ちたいです。以前、1度立ったことがあるので、そこにKJRGLとして立ちたいんです。めちゃくちゃ高い目標ですけど、大きな夢に向かってこれからもっともっと頑張っていきます!
文・取材:土屋恵介
撮影:古里裕美
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