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2015.04.17
海に行く前に立ち寄りたい、鵠沼海岸のおむすび専門店「くげぬまライス」
※こちらの記事は2015年4月17日に公開されたものです。 神奈川県藤沢市の鵠沼海岸にほど近い「KUGENUMA RICE(くげぬまライス)」は、定番から変わり種まで手作りのおむすびがおいしいと評判のお店。おむすび以外にもおいなりさんやおはぎなど、お米にこだわったメニューでファンを増やしています。
元パン屋さんが開いたお米のお店
小田急江ノ島線の鵠沼海岸駅から徒歩5分。海へ向かう通り沿いに「くげぬまライス」はあります。ペパーミントグリーンの壁にヒノキ枠のガラス戸が目印のお店は、サーファーが多く開放的な雰囲気の街並みに溶け込んでいます。 オーナーの宇井廉人、まどか夫妻がおむすびメインの店をオープンさせたのは、2014年5月のこと。以前は廉人さんの出身地である愛媛県松山市でパン屋さんを営んでいました。お昼過ぎには売り切れることもある人気店でしたが、開店から7年がたった頃に廉人さんが小麦アレルギーになり、続けることができなくなってしまいました。 「海外で飲食店を営むのもいいなと思い、外国でやるなら日本食だと改めてお米に注目したことがこの店に繋がりました」と、まどかさん。彼女の出身が神奈川県だったこと、鵠沼の街に活気があったことなどが決め手となり、この場所にお米にフォーカスした店を構えることになりました。
こだわりの特別栽培米で作るおむすび
羽釜で炊いた玄米が味わい深い「カリカリ梅とひじき」(150円)
メニューは白米と玄米のおむすび、おはぎ、おいなりさん、とシンプルな「くげぬまライス」。主役となるお米は、農薬や化学肥料をできるだけ使わない特別栽培米のつや姫(山形県庄内産)とひとめぼれ(宮城県加美郡産)を仕入れ、毎日使う分だけ精米して羽釜で炊いています。 ふっくら、つやつやのお米が食欲をそそるおむすびは具の種類も豊富。白米は20種類、玄米でも10種類があり、どれにしようか悩んでしまいます。「紅塩鮭」(170円)や「紀州南高梅」(130円)、「自家製いくら醤油漬け」(200円)といったスタンダードもいいですが、「たらことマッシュポテト」(160円)や「クリームチーズおかか」(170円)といったオリジナルメニューも気になります。 中でも一番人気なのが、具だくさんの「鶏ごぼうめし」(180円)です。薄口に味付けされた具材とお米の甘みが噛めば噛むほど口の中に広がり、滋味深いおいしさを味わえます。チーズとオリーブオイル、塩こしょうで味付けしたリゾット風の「紅鮭とパルメジャーノ・レッジャーノ」(190円)もファンが多いそう。お店で買うおむすびだからこそ、自分では作らない変わり種を試してみるのもいいですね。
ココナッツおはぎは、まるでスイーツ
左は「ココナッツおはぎ」(180円)、右は「黒ゴマくるみおはぎ」(170円)
贈答用にと注文が入ることもあるおはぎは、全部で5種類。北海道富良野産の有機栽培小豆から作った上品な甘さの自家製あんが自慢です。 つぶあんやきなこといった定番も並びますが、イチ押しは「ココナッツおはぎ」(180円)です。ココナッツミルクで味付けしたもち米であんを包み、ココナッツファインをまぶしたもので、ひと口ほおばるとココナッツの甘い香りがフワッと広がります。口に入れた瞬間は洋菓子のようですが、あんことの相性が抜群で後味は間違いなく和菓子です。 ココナッツおはぎを買いに来たリピーターのお客さんは「今まで食べたことのない新しい味わいですっかり気に入りました。何よりココナッツファインの食感がいいですよね」とニコリ。和菓子好きにも洋菓子好きにもおすすめしたいおはぎです。 まろやかな酢飯がやさしい味わいのおいなりさんは全部で4種類あります。湘南名物のしらすを使った「しらすみょうがごまいなり」(130円)は、潮風に吹かれながら食べたい一品。意外な組み合わせの「くるみクランベリーいなり」(140円)は、パン屋さん時代に人気だったベーグルからヒントを得たものだそう。クランベリーの甘酸っぱさとくるみの香ばしさが薄味のお揚げによく合い、くせになるおいしさです。
左は定番の「おいなりさん」(80円)、右は「しらすみょうがごまいなり」(130円)
朝7時からオープンしている「くげぬまライス」。店の一角にはイートインのスペースもありますが、これからの季節はおむすび片手に海へ出かけるのが楽しいですね♪行楽シーズンには予約注文にも応じてくれますよ。
KUGENUMA RICE
クゲヌマライス
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