
こんにちは、京都府のMs+Factoryの大橋です。今回のコラムテーマはFシリーズのミニ用のカスタム・チューニングパーツについてです。これからミニに乗る方にはFシリーズと言ってもわかりませんよね。新車で販売されている現行モデルのミニに与えられたモデルコードの頭文字をとってFシリーズと呼んでいます。具体的にはミニ3ドア(F56)、ミニ5ドア(F55)、ミニクラブマン(F54)、発売間近のミニコンバーチブル(F57)がFシリーズですね。ミニクロスオーバー(R60)など、まだFシリーズに代替わりしていないミニもあります(2017年にはクロスオーバーもFシリーズに切り替わる予定)。では、やっと充実してきたFシリーズ用のカスタム・チューニングパーツについてご紹介しましょう。
Ms+factory
大橋 正典さん
ディーラーのメカニックを経て、2013年にMs+factoryを創業。愛車兼デモカーはR56をベースにしたジオミックのコンプリートカー「G156S(EDITION-G)」。整備の腕に定評があるが、ドレスアップやチューニングも得意。
デザインパーツから機能性パーツまでが揃ってきたFシリーズMINI用パーツ

機能性パーツは開発に時間がかかる
Fシリーズ用のカスタム・チューニングパーツですが、2014年に販売がスタートしたミニ3ドア、5ドア用の製品がかなり充実してきました。Ms+Factoryも販売代理店になっているCABANAのシートカバーやMINIMAXゲージフェイスなど、ミニのデザイン性を高めてくれる製品はFシリーズに対応するのは早かったですね。しかし、運動性能を高めるためのチューニングパーツにはどうしても開発期間が必要です。そのため、ニューモデルが出てもすぐに発売とはなりません。ビルシュタインやGIOMICなど、本気で製品を開発しているメーカーほど製品開発から販売までに時間がかかってしまいます。エンジンコンピューターの書き換えやブーストアップモジュールのようなエンジンチューニングパーツとなると、さらに時間がかかりますが、その辺りのチューニングパーツも出そろってきて、Fシリーズに乗るお客さんへの提案の幅が広がってきました。
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後付けMINIドライビングモードはどのFシリーズでもOK
MINIではアフターパーツを使ったカスタム・チューニングだけではなく、メーカーオプションの後付けも人気メニューです。過去にこちらで紹介しましたが、FシリーズだとMINIドライビングモードやマルチファンクションステアリングの後付けなどですね。こちらはメーカーが開発したシステムを後からコンピューターを繋いで機能をONにするだけなので、そのやり方さえ分かればすぐ対応できます。新型クラブマン(F54)でもMINIドライビングモードやマルチファンクションステアリングにすでに対応できるようになりました。新型クラブマンや新型コンバーチブルはニューモデルですが、エンジンや搭載されたコンピュータープログラムは同じFシリーズのミニ3ドア(F56)や5ドア(F55)とほぼ共通です。簡単にFシリーズの共通点とそうじゃない点を紹介しておくと、新型コンバーチブル(F57)はミニ3ドア、5ドアとほぼ共通。新型クラブマン(F54)はボディパーツや足回り、インテリアなどがオリジナルなので、パーツが充実してくるのにはもう少し時間がかかるでしょう。
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Fシリーズ用カスタム・チューニングの人気メニューについて

どのミニでも定番人気なサスペンション交換
続いてはMs+Factoryが最近手がけたカスタムメニューとその効果を簡単に紹介しましょう。まずはサスペンション(車高調)から。Fシリーズ用サスペンションではビルシュタインの対応が早く、付随する機能に合わせて2種類のサスペンション(B14、B16)が用意されています。また、GIOMICからも純正サスペンションのスプリング部分だけを交換するローフォルム・スプリング、サスペンションを丸ごと交換する高機能なCCSサスペンションキットも販売されました。足回りのチューニングは単に車高を下げたいのか、どこまで走りにこだわるのか、によって提案させていただく製品が違います。走行環境(サーキット走行をする、自宅駐車場の入口に段差があるなど)によって車高を何㎝下げるのか、セッティングをどこまで詰めるのかが変わってきます。曖昧なイメージでも結構ですのでサスペンションに求める機能についてご相談ください。

ブレーキも強化したい人はホイールに注意!
また、足回りのチューニングは大きく分けてサスペンション、ホイール、ブレーキの3つに分けることができますが、部品の脱着やセッティングにかかる工賃を考えると一度にやった方が安く済みます。ただし、交換したアイテムの効果を確かめながら少しずつカスタムを進めるのも面白いですよね。その際に前もって考えておいて頂きたいのはブレーキを強化するかどうかです。純正のJCW用ブレーキキャリパーを代表例として、Fシリーズではフロントに制動力の高いブレーキを採用するとなるとノーマルホイールでは収まらない、大型のフロントキャリパーに交換する必要があります。そういったキャリパーに対応したホイールもすでに複数のメーカーから販売されているので、ブレーキの強化を考えている人はホイール選びの際にキャリパーのスペースも考えておきましょう。なお、ミニ3ドア、ミニ5ドア、ミニコンバーチブルはホイールや装着するタイヤの種類は共通です。しかし、新型ミニクラブマンは車重や全長などの違いから、幅も外径も違うタイヤが装備されており、ホイールの種類が違います。ミニ3ドア用のホイールを装備できないわけではないのですが、そうなると加工が必要だったり、スピードメーターの速度に誤差が出てきたりします。そのため、新型クラブマンにはそろそろ販売がはじめる専用のホイールを履かせるのをオススメします。GIOMICから近日中に発売予定ですよ。

街乗りでも体感できるエンジンチューニング
次にエンジン回りのカスタムについて。エンジンプログラムを書き換えるチューニング(DMEチューニング)についてはCLUB CARSの別の記事で詳しく紹介されているので、そちらをご覧ください。エンジンチューニングと言うとスポーティな走りだけが注目されますが、チューニングメニューによっては街乗りの低回転でのトルクを太くするなど、乗りやすくなったり燃費をあげたり、などもできるんですよ。Fシリーズ用のDMEチューニングもMs+Factoryではエンジンコンピューターの書き換えやブーストアップモジュールともに提供しています。
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価格も手頃で効果を体感しやすいエアフィルター交換
上記のようなエンジンチューニングをする前にオススメしたいのは吸気と排気の強化です。吸気について説明すると、エンジンをパワーアップさせるためにはエンジン内部に送り込む空気とガソリンの量を増やしてやる必要があります。空気とガソリンは決まった割合で混合させる必要があり、ガソリン量はコンピューターが制御しています。空気の量もコンピューターで一部制御できるのですが、最大流入量を増やすにはエアフィルターを吸入効率がいいモノに変更する必要があります。Ms+Factoryで取り扱っているメーカーではGIOMICのダイレクトエアインテークをオススメですね。この製品は単に空気の流入量を増やすだけではなく、エンジンからの熱を遮るエアクリーナーボックスが用意されているなど、他にはない高機能なエアフィルターとなっています。

排気チューニングはキャタライザーとサイレンサーの2種類があります
一方の排気についてですが、エンジンから排出される排気ガスをスムーズに車外に放出できるようキャタライザー(排気ガスを浄化するための触媒)とその後方にあるサイレンサー(排気音を小さくするための消音機。マフラーと呼ばれることが多い)をそれぞれ抜けのいい、高性能なモノに変更する必要があります。キャタライザーにも複数の種類がありますが、Ms+Factoryでの人気はGIOMIC製です。サイレンサーはGIOMICやドイツのREMUSなどが定番ですね。エンジンと吸排気に手を入れたFシリーズのエンジンは非常に元気がよくなりますよ。特にクーパーSの2000㏄エンジンのポテンシャルは非常に高く、ノーマルのJCWを超える性能を引き出すことも可能です。
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運動性能が高まったミニにオススメなボディ補強パーツ
ミニのボディ剛性を強化するアイテムについても触れさせてください。ミニは他メーカーの同サイズの車に比べると非常にボディ剛性が高く設計されています。ドアを閉めるときに感じる重厚感などから皆さんもそれはわかっていただけるでしょう。しかし、性能を突き詰めていくと、特にエンジンやブレーキなどを強化し、高いレベルでの走行性能を追いかける人ほど、さらにボディ剛性を強化したいと感じるはずです。ボディ剛性は強いGが車体にかかる際の姿勢の変化に大きな影響があります。常に安定した姿勢を維持するためにタワーバー(エンジンルームに取り付けるボディ補強パーツ)やボディ下を補強するメンバーブレース(サブフレーム。フロントとリアの2種類があります)などがあり、走行性能を追求したいミニオーナーにはオススメの製品です。ボディ補強パーツはGIOMICをはじめ、複数のメーカーから製品が出ていますよ。
チューニングポテンシャルが非常に高い、現行Fシリーズ
ミニ3ドアからスタートしたFシリーズはボディサイズが大きくなったことやファミリー向きのミニ5ドアが登場したことで、スポーティなイメージがあまりないかもしれません。しかし、第2世代ミニの1600㏄エンジンから排気量を拡大したクーパーSやJCWの2000㏄エンジンや、そのパワーを受け止めるだけのボディなど、先代以上にポテンシャルが高い車だと感じています。ミニらしい走りを徹底して追求するならミニ3ドアがオススメですが、日常的な走りも楽しみながらスポーティな走りも堪能したいと言う方にはミニ5ドアや新型クラブマン、新型コンバーチブルもオススメです。どのミニを購入した方であっても、皆さんのミニライフをもっと楽しくするお手伝いができればと思います。日常的な整備からカスタム・チューニングまで何なりとご相談ください。
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