HDR-TG5V vs Xacti HD2000 暗所比較は若干HD2000に軍配?
2009/04/20■2009/04/01 [Sony HDR-TG1 の後継は「HDR-TG5V」、しかしスペックの差はあまり無い?
Sony HDR-TG1 の後継は「HDR-TG5V」、しかしスペックの差はあまり無い?]
■2009/04/04 [Sony HDR-TG5V を注文完了 - データの扱いには一抹の不安も・・・。
Sony HDR-TG5V を注文完了 - データの扱いには一抹の不安も・・・。]
■2009/04/13 [Sony HDR-TG5V、4/20(月) 発売日のはずが 4/15(水) に早くも「発送済み」?!
Sony HDR-TG5V、4/20(月) 発売日のはずが 4/15(水) に早くも「発送済み」?!]
■2009/04/18 [来たぞSonyの小型HDハンディカム「HDR-TG5V」 - まずは恒例の写真館から
来たぞSonyの小型HDハンディカム「HDR-TG5V」 - まずは恒例の写真館から]
■2009/04/19 [Sony HDR-TG5V 撮影テスト - テレ端でも破綻しないフォーカスと手ぶれ補正
Sony HDR-TG5V 撮影テスト - テレ端でも破綻しないフォーカスと手ぶれ補正]
Sony HDR-TG5V、最後は 暗所性能 というか室内撮影のテストです。
例によって、人間の目にはそれほど暗くは感じない「若干暗め」程度の室内で、
動くオブジェを至近距離で撮るというテストをしてみます。
その前にまず、前回 Xacti HD2000 を購入したときに行った、
Xacti HD2000、HD1000、HD700、CG65の4機種のテスト結果はこちらです。
■2009/02/08 [Xacti 暗所撮影比較 HD2000、HD1000、HD700、CG65 - Cシリーズの独壇場は崩せるか
Xacti 暗所撮影比較 HD2000、HD1000、HD700、CG65 - Cシリーズの独壇場は崩せるか]
このときは明るさ「のみ」でいえばCG65が相変わらず強かった
のですが、実際に問題になるのは、どのくらいの明るさで
どの程度 「絵が破綻しないか」 という点です。
というのも、明るさというのは、「ノイズがいくら乗っても良い」
という条件であれば、あとからガンマ補正でもして持ち上げてやれば
いくらでも明るくなるものだからです。我慢できる程度のノイズで
どこまで明るく撮れるか、という比較でいうと、前回テストでは
HD2000がCG65より良い結果を出すというお話をしたところでした。
さて、そのときにはISO 100、200、400という3種類のISO値でテストをして
みたのですが、実はSony HDR-TG5Vにはマニュアル撮影時にISO感度を指定
する項目がありません。あるのは 「カメラ明るさ」 という項目だけです。
これを調整するのも条件が分かりにくくてややこしくなりますので、
ひとまず オート で撮ったときの絵を基準として見てみることにしました。
例によってブログ上で再生されるのはエンコードを繰り返して小さくしたFLVですので、
実際の画質などは 生ファイル のほうをダウンロードしてご確認ください。
まずは Sony HDR-TG5V から。
■Sony HDR-TG5V FHモード (1920x1080, 16Mbps, 60i)
オリジナルデータ ⇒ sony_hdr-tg5v_roomtest_mts.zip (22MB)
対する Xacti HD2000 もオートで撮影してみました。
これは結果的に ISO 200相当 の撮影になっています。
■Sanyo Xacti HD2000 FullHRモード (1920x1080, 24Mbps, 60p)
オリジナルデータ ⇒ sanyo_xacti_hd2000_roomtest_mp4.zip (31MB)
この時点で若干ではありますがHD2000のほうが明るい絵になっていますね。
そして実際の絵というかノイズ感のほうは元ファイルのほうでご確認を頂ければ
と思うのですが、HD2000はこののISO 200の撮影時点でTG5Vのオートより若干
明るいにも関わらず、TG5Vよりノイズが少なく パリッとした絵が撮れています。
あくまで僅差ではありますし、そもそもHD2000とTG5Vでは最高画質のレートが、
HD2000=24Mbps 60p、TG5V=16Mbps 60i という具合に差がありますので
一概に比べるのも可哀相といえなくもないのですが、あくまでこの至近距離で
固定してオブジェを撮るというテストについては、暗所性能はわずかながら
HD2000に軍配を挙げても良いと思います。
一方、前回のレビューのとおり、フォーカスの迷いなどについてはおそらくは
HD2000よりもTG5Vのほうが優れていますので、それが 暗所における「ぼやけ」
や「ブレ」 を誘発するかどうかについてはまだ未確認です。今回のオブジェは
完全に固定距離の撮影でしたのでHD2000はそうした不安とは無縁でした。
いずれにせよこうした撮影は1つや2つのサンプルではっきり優劣が
付けられるものではなく、本当にちゃんとした比較をしたければ両機種で
数十におよびシチュエーションでひたすら撮り比べてみるくらいの
ことが必要でしょう。ここではそこまではできませんのであくまで
1つのサンプルとしてご参考にして頂ければと思います。
私としては、昼間の屋外に持ち出すガジェットとしてはTG5Vのほうが
パッケージとしてよくまとまっているという印象を受けました。
24Mgpsの60pを実現するHD2000のほうがベスト時の映像は綺麗になりそうな気が
するのですが、TG5Vの フォーカス性能、ズーム速度、小型サイズ を考えると、
日常ツールとしての取りまわしはTG5Vのほうがよさそうです。
一方で、前回もお話しましたが、画質とフルHDにこだわる必要がないという
ことであれば、TG5Vの半額以下、3~4万円で買えるXacti CG10、CA9
という選択肢があることも忘れてはいけません。
それにしても、こうして日常持ち歩き用の 縦型ムービーカメラ の
選択肢が広がってきたことは素直に嬉しいです。これらの製品では俗に
「運動会カメラ」といわれる横筒型とは違う楽しみを見つけられると思います。
2009/04/20 [updated : 2009/04/20 23:59]
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