2024年3月に6年間のロンドン駐在を終え、帰国しました。久々の日本は利便性の高さなど、多くの点で新鮮な驚きがあります。その感覚を保ちながら、できるだけグローバルな視点を失わず、さまざまな事象を追いかけていきます。日本と海外のそれぞれに長所短所があるので、今後も学び合うことを大切にしていきたいと思います。
写真は新型コロナウイルスの感染拡大で、ロックダウン(都市封鎖)をしていた頃のロンドンの金融街です。常に混雑する交差点から人の往来が途絶え、それまでの常識が非常識になりました。経済社会がダイナミックに動き、極端な言説が多い中で複数の視点を持つことの重要性を改めて痛感しました。ロンドン駐在中に連載していたコラム「遠くて近き日本と欧州」を引継ぎ、「複眼レンズ」にコラム名を変え、日本でもあらゆる角度から物事を掘り下げていきます。