広田 望

広田 望

日経ビジネス記者

2016年3月奈良先端科学技術大学院大学修了、物性物理学で博士号(理学)を取得。同年3月、日経BPに入社。IT総合雑誌「日経コンピュータ」とウェブ媒体「ITpro」でクラウドや量子コンピューターなど先端技術を中心に取材。2017年10月から日経ビジネス記者として、家庭消費財や化粧品を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネス電子版に記事を最後に執筆した時点のものです。

この著者の記事

新規事業という病

新規事業という病

新規事業という病

既存事業の成長が鈍化する中、多くの企業が新規事業や新サービスの開発に力を入れている。だが、新しいことに取り組んだ結果、本業がおろそかになったり、顧客離れが起きたりするケースも少なくない。自社の事業の性質と適合しない流行の新サービスに手を出す。存在しないシナジー効果を求めて、M&A…

新しいことのやりすぎはよくない

新規事業という病

新しいことのやりすぎはよくない

新規事業や新サービスばかりやり続けると、経営に悪影響が出る──。多くの企業が新しいことにまい進する中、そんな考えを持つ企業が現れ始めた。新しいことはあくまで成長の「手段」。それが「目的」になると経営の弊害になる。

やってはいけない 新しいこと3パターン

新規事業という病

やってはいけない 新しいこと3パターン

流行に手を出す、シナジー効果を過剰評価する、過去を安易に否定する──。新しいことが「目的」になってしまった企業の行動は、そんな3パターンに分類できる。いかに本業が危機でも、こんな新規事業・新サービスをやってはいけない。

やるなら専門部隊で 経営陣からの特権も

新規事業という病

やるなら専門部隊で 経営陣からの特権も

現状に先がないからと、本業に並行してとりあえず新しいことに取り組む。そんな姿勢では“新規事業という病”は重症化し、現場は疲弊する。本気で新しいことに取り組むには、経営陣の覚悟が必要だ。

ナイアンティックCEOが語る「ポケGO」の次

時事深層

ナイアンティックCEOが語る「ポケGO」の次

スマートフォン(スマホ)向けゲーム「ポケモンGO」の世界的な大ヒットを記録した米ナイアンティック。人気映画「ハリー・ポッター」を題材にした新作など、AR(拡張現実)技術を軸にしたゲーム開発を続ける。ジョン・ハンケCEO(最高経営責任者)は「技術開発に投資し続ける」とし、ゲーム以外…

「没入感」はすごいけど、ゲーム業界が高性能化に青息吐息

時事深層

「没入感」はすごいけど、ゲーム業界が高性能化に青息吐息

ソニーは5月21日に開いた経営方針説明会で、家庭用ゲーム機「プレイステーション」後継機の一端を明かした。飛躍的な描画スピードでさらなる没入感を実現するという。よりリアルな感覚でゲームを楽しめるようになるわけだ。一方で、ゲーム機の高性能化にソフト業界が苦しむ。開発費が膨らみ、採算確…

プリント基板の新たな製造技術で7兆円市場に挑む

フロントランナー 創造の現場

プリント基板の新たな製造技術で7兆円市場に挑む

家電やスマートフォンなど、電子機器で必ず使われるプリント基板分野に参入。業界の常識にとらわれない安全で低コストな生産技術で成長を続ける。

売られて幸せな企業ソフトバンクホークス、年収1.5倍も

売られた社員 20の運命 シャープ、東芝、タカタにいた人の今

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ソフトバンクによる球団買収は、M&A(合併・買収)によって社員が幸せになれた象徴的事例かもしれない。「買われて良かった」と思える買収の条件を、福岡ソフトバンクホークスに学ぶ。

幸と不幸の分岐点 重要なのは売却のタイミング

シリーズ「会社とは何か」 売られた社員 20の運命

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「売られた社員」の運命を最も左右するのは、会社売却のタイミングだ。自分で育てた会社でも売るべき時に売る。そんな経営者の決断が社員の幸せを呼ぶ。会社は経営者のものであるようで経営者のものではない。

売られた社員 20の運命 シャープ、東芝にいた人の今

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後継者不足や市場成熟などを背景に、日本でも一般化してきたM&A(合併・買収)。企業の再編が進む中、今や誰もが“売られる”可能性のある時代。「その時、何が起きるか」は、多くの人にとってもはや他人事ではない。M&Aの対象になった企業と社員のその後を追った。