北海道江別市の公園で起こった男子大学生集団暴行死事件。10月26日早朝、大学生の長谷知哉さん(20)が、顔や上半身を中心に激しい暴行を受け、全身にあざがある状態で発見された後、死亡が確認された。傷害致死容疑で逮捕されたのは、長谷さんの交際相手だった八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)と少年4人の計6人。
八木原容疑者は、長谷さんと同じ釧路市の中学校の1年後輩だ。川村容疑者とも中学時代に地元の塾で出会っている。一方の川村容疑者は、逮捕された少年の1人と交際していたとみられている。
長谷さんと八木原容疑者は、今年8月から交際を始めていたが、既報の通り、長谷さんが八木原容疑者に対し、「1年後に別れる」と切り出したことが今回の事件の端緒である。
「八木原容疑者は、事件当日25日の夜、長谷さんと八木原容疑者の自宅で会う約束をしていて別れ話で揉めていたと供述しています。その話し合いの最中には、八木原容疑者が、川村容疑者へ電話を繋ぎ、話し合いの内容を共有していたことも分かっています。その後、2人は公園に移動し、長谷さんは逮捕された男女6人から暴行を受けた」(社会部記者)
さらに捜査が進み、より残忍な手口が明らかになった。
キャッシュカードの番号を暴行中に聞き出して…
「容疑者らは暴行後、長谷さんの衣服や持ち物を持ち去っています。その中にはキャッシュカードが含まれていて、八木原容疑者をのぞく5人が、札幌市内のコンビニのATMで現金十数万円を引き出し、分け合ったと一部の容疑者が供述しています。暗証番号は暴行中に聞きだしたとみられています」(同前)
金銭が絡んでいるため、今後容疑は傷害致死から強盗致死に変わる可能性もある。だが、金銭が絡んでいるのは現金引き出しだけではなかった――。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 電子版オリジナル