マッハ新書を読もう!
執筆からたった12時間後には電子書籍として出版してしまう、いま最も尖ったインディーズ出版(自力出版)の極北「マッハ新書」ムーブメント。
大変ありがたいことに、その電子書籍の売り場としてBOOTHをご活用いただいておりますので、早速我々スタッフも緊急特集を組みました。
【12時間以内に書いて出版する電子出版レーベル その名も『マッハ新書』】[*1]
マッハ新書は、@GOROman氏 [*2] が提唱する電子出版レーベル (というよりはむしろ電子出版のスタイル?)です。
時間をかけて執筆し、編集し、校正して、万全のものをリリースする従来の紙の出版のあり方に対し、即時リリースかつアップデート可能な電子書籍の特性を利用して、瞬間的に執筆して販売する、熱意ドリブン・情報鮮度第一の出版形態です。
【全ての出版社は多分潰れる】は、この世で最初のマッハ新書。
正確には「紙の書籍のみを取り扱う出版社」は立ち行かなくなるであろう、という内容です。
@GOROman 氏が紙の書籍を出版した際の体験がきっかけで執筆されたもので、明快な論拠と高すぎるテンションによって、デジタル時代の出版のあり方を提案しています。
【加速都市深圳】は、この世で3人目のマッハ新書執筆者「伊藤亜聖」氏[*3]の電子書籍。
ツイートするが如くポンと生み出されるマッハ新書の有り様に共感し、マッハ新書をムーブメントとすべく執筆された、アツアツの一冊です。
いま技術者の間で注目されている中国の都市「深圳」に起こっている急激な変化を、 現地で活躍する立場から生々しくレポートされています。
マッハ新書はアップデートを前提とした書籍です。
このアップデートは、しばしば本人の手によるものではなく、その応援者たちによって行われます。
荒々しいままに書きつづられ、販売開始されるマッハ新書は、Twitter での誤字報告や、Google Docs での直接校正などを経て、コミュニティの力によって「バージョンアップ」されます。
そのため、マッハ新書は「販売開始されたばかりの書籍が、次の日にはアップデートされているかも知れない」、もっと言えば「僕が、私が校正して爪痕を残してみよう」という楽しみ方ができる、ライブ型のコンテンツでもあるのです。
【シンギュラリティが止まる日】は、2人目のマッハ新書執筆者 @shao 氏[*4] の作品。
2045年にはコンピュータが人間の知能を超え、以後はコンピュータ自身が世の中にイノベーションを起こし、人類はコンピュータほど創造的な生物ではなくなる(この現象は「シンギュラリティ」と呼ばれます)と言われています。
それに対し、「シンギュラリティは起こらないであろう」という予見を記した意欲作が、このマッハ新書です。
この書籍はバージョンアップによって33%増量し(購入すると、前後両方のバージョンをダウンロードできます)、かつ @shao 氏自身も「マッハ新書の作り方 [*5]」を公開するなど、書籍そのものを超えたムーブメントとしての面白さも味わえる逸品です。
【礼儀2.0】は、@GOROman 氏の第二作。
服装、連絡手段、時間の使い方、会議…
インターネットの普及の前後で、「礼儀」のあり方が大きく変わりました。
本書は、そもそもの「礼儀」の正体を紐解くことにはじまり、来るべき未来の「礼儀」を提唱しつつ、それはそれとしてツイッターハッシュタグ「#ゴロマン本校正」によってアップデートされていく(!)書籍です。
4/29に生まれたばかりの「マッハ新書」という言葉ですが、特集執筆時点(5/2)ですでに11冊、そして今もなおTwitterでは数多くの執筆報告がされています。
そんな中で、技術に関する書籍が中心だったマッハ新書にDIYリフォーム(という名の下の、超本格的な古民家再生)本が出版されたり、ついには最もマッハなスタイルである「箇条書きによるマッハ新書」が登場するなど、内容の幅・出版スタイルは恐ろしい勢いで深化をしています。
全ての作品を文章でご紹介しきるのは難しいですが、以下、いずれも熱量が高く、かつ「今尚アップデートされるかもしれない」というライブ感の詰まった作品をご紹介します。
マッハ新書、要チェックです。
【追記】ゴールデンウィークもあけ、おかげさまでマッハ新書は40冊を超えました(ありがとうございます)!
新書の内容・容態共にどんどん幅が広がっておりますので、下記の検索ボタンからここで紹介しきれなかったマッハ新書をチェックしてみてください。
またBOOTH事務局にて非公式のロゴを作成してみましたので、執筆者様はお気軽にご利用くださいませ。