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2024年11月の読書メーターまとめ

有坂汀
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感想・レビュー
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82ナイス

2024年11月に読んだ本
20

2024年11月のお気に入り登録
2

  • ニャンちゅう
  • pippibato

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

有坂汀
「所有のない社会」を目指す「カルト村」で生まれ、19歳で村を出て一般社会で生活を始めた高田かやさんが自分の幼少期を淡々とした筆致で綴ったエッセイコミックです。実を言うと彼女と僕は同年代。筆者は現在こそ、愛する伴侶と出会い、幸せそうに暮らしているものの、筆者は自分が「村」で暮らしていたことを告白するシーンで相当躊躇する場面が最初の頃に描かれており、彼女の告白や「村」での生活を(よい意味で)面白がって受け止め漫画に描くことを勧めた夫の「ふさおさん」の存在が大きいことをこの文章を書きながら改めて感じたのでした。
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2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

有坂汀

今後、X(ツイッター)などでクソリプを受けるたびに西原理恵子画伯の名言「人のことを憎み始めたらヒマな証拠」とテンプレのように返していこう。

今後、X(ツイッター)などでクソリプを受けるたびに西原理恵子画伯の名言「人のことを憎み始めたらヒマな証拠」とテンプレのように返していこう。
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2024年11月の感想・レビュー一覧
20

有坂汀
医師。僧侶。フリーメイソン…。数々の伝説に彩られ、規格外の人生を送ってきた高須克弥先生が「お金」の観点から綴った一冊です。ご本人もおっしゃるとおり、読んでも参考にはなりませんが面白さは保障します。高須先生は常々、自身とお金については「僕はね、お金を大事にしないの。お金は、ぐるぐる回ってる血液みたいなもの。使えば自分のところに戻ってくるんだよ。」ということで使いたいから稼ぎはするが、蓄財の趣味は一切ないとのことであり、本書の中には真似はできないにせよ、規格外の人生を送り続けた高須先生の一面が垣間見えました。
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有坂汀
本書は三浦敬三、豪太、雄一郎の三代にわたって受け継がれている食事のレシピを集めたものです。バランスのよい食事と工夫に焦点を当て紹介されており、アスリートには参考になる事が多いことでしょう。僕が本書を読んでいたのは忘れもしない2005年のこと。札幌に僕がいた最後の1年であり、すきっ腹を抱えて夜の待ちをさ迷い歩いては明日の見えない日々(今もそうかもしれませんが)を送っていた時に読んでいた本の内の一冊です。あれから幾星霜もの月日が経ってしまいましたが、本書を読んだことは苦い記憶と共に僕の中で息づいているのです。
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有坂汀
本書は爆笑問題太田光の妻にして彼らが所属する芸能事務所「タイタン」を設立し、牽引する太田光代さんの自伝的なエッセイです。大爆笑と過剰な愛に満ちた話に、書き下ろしのエッセイや特別対談も収録しております。爆笑問題はもちろんのことですが、光代社長もこれまた個性の強い女(ひと)でありまして、ここには自らの生い立ちから爆笑問題の二人との出会い、独立騒動をへてよがバブル時代にも関わらず『神田川』を地で行くような極貧生活の果てに夫、太田光の窮状を見かねた光代社長はある一つの決断を下すのです。「私が社長になります!」と。
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有坂汀
本書はカリスマ経営者、孫正義と気鋭のITジャーナリストである佐々木俊尚両氏による対談の模様を書籍化したものです。当時の民主党が青写真を描いていた「光の道」構想が現在どうなっているかは知りません。それはさておいて1ユーザーの立場からすればいつでもどこでもネットができる環境があるというのは非常がありがたいことです。それがスマホの普及によって実現しつつあり、そういう社会ができつつあるのかななどと思うわけですが、それによって生まれる『メディア・リテラシー』のあるなしなどの様々な問題をどーするのか?という対談です。
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有坂汀
「2015年までに超高速ブロードバンドを100%普及させる「光の道」構想」。本書は民主党政権の時に原口総務大臣(当時)が打ち出した国家的なプロジェクトについて書かれた一冊です。ソフトバンクの孫正義社長がこの企画を全面支持し、出版社もソフトバンク系列の会社なので、孫氏の主張が色濃く反映された内容となっております。要約すると、税金を投入せずに2015年までに全世帯に光ブロードバンドを普及させ、NTTからアクセス回線会社を独立させる必要があるということです。が、それ以外の意見もある程度は取り入れられております。
有坂汀
この本の元になったSAPIOに連載されていた記事のころから好きで読んでいたのですが『食べる』という人間の行為が武器になったり国家戦略の一つとして扱われているという現実に慄然としたことを思い出します。ここに特集されていた内容で『怖いなぁ』と思った箇所は戦争が終わっても1970年代に返還されるまでずっとアメリカの領土だった沖縄の食事情に関するルポルタージュで、油や肉を主体とする欧米型の食生活が入ってきたおかげで、沖縄県の肥満や平均寿命や疾病に関するデータが全国でもワーストクラスになっているというくだりでした。
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有坂汀
「あー。これは永田カビ版の『地下室の手記』なんだなー」最後のページを閉じたとき、僕が最初に浮かんだ感想はこれでした。本書は作品の投稿・閲覧が楽しめる「イラストコミュニケーションサービス」Pixiv発祥の「突撃ルポエッセイコミック」です。僕が本書のことを「永田カビ版の地下室の手記」と思ったのはドストエフスキー版での『地下室―』の第二部『ぼたん雪にちなんで』の劇中に主人公である「地下室人」と娼婦リーザとの間で繰り広げられた「イターイ」思い出が綴られており、それが本書に通底すると思ったからでした。前途多難です。
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有坂汀
そのあまりに赤裸々な描写で2016年のコミック界に衝撃を与えた『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』(イースト・プレス)の永田カビさんが自身へと『交換日記』の形式で綴るpixivコミック[ヒバナ]にて連載していたものを書籍化したものです。読んでいると、彼女の持っている「闇」の部分へと吸い込まれていきそうになるので陰鬱になりますし、自分が傷つけられることには敏感でも、(自身の両親を含めた)「他者」を傷つけるのは残念ながら鈍感なご様子で、それをどこかで見直さない限りは残念ながら…。ということになるでしょう。
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有坂汀
本書は実務者である筆者が、まったくのゼロからウェブサイトを構築し、運用の仕方を様々な角度から開設したものです。ワードプレスの導入からサーバの借り方、アクセス解析からSEO対策、SNSの使用までを網羅。CMSを使ったサイトの構築に始まってエックスサーバの導入。BASEを使ったネットショップ立ち上げなどから、ウェブ担当者であるなら決して外すことはできないSNS、ツイッターに始まり、フェイスブックやインスタグラム、LINE@の紹介などが101の項目にまとめられてあって、最後までとても楽しく読むことができました。
有坂汀
「所有のない社会」を目指す「カルト村」で生まれ、19歳で村を出て一般社会で生活を始めた高田かやさんが自分の幼少期を淡々とした筆致で綴ったエッセイコミックです。実を言うと彼女と僕は同年代。筆者は現在こそ、愛する伴侶と出会い、幸せそうに暮らしているものの、筆者は自分が「村」で暮らしていたことを告白するシーンで相当躊躇する場面が最初の頃に描かれており、彼女の告白や「村」での生活を(よい意味で)面白がって受け止め漫画に描くことを勧めた夫の「ふさおさん」の存在が大きいことをこの文章を書きながら改めて感じたのでした。
が「ナイス!」と言っています。
有坂汀
本書は『カルト村で生まれました。』(文藝春秋)にて、自身の生まれ育った「カルト村」(評者注:99.9%ここで指す「村」とは「ヤマギシ会」のことであり、それを前提に筆を進めていくがあくまでも本書の中では具体名は示されていない)での衝撃的な半生を綴り、それが朝日新聞、毎日新聞、新潮45、TVブロス、アンアンなど、数多くの書評欄で取り上げられて大反響を巻き起こし、(僕も含めた)読者から「その後の話が読みたい!」の声が殺到し、それを受けて描かれた前回以上のインパクトを持って上梓された「青春編」です。すごい話です。
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有坂汀
本書は作家で元外務省主任分析官である佐藤優氏が語ったキリスト教神学の講義録です。「現代の難問の根底にはすべて宗教がある。」とのことで世界宗教の在り様を学び、21世紀と正しく向き合うために贈られた一冊です。この本は「新潮講座」の一つである「一からわかる宗教」第一期(2015年1月~3月)の講義をもとに加筆修正を加えたうえで書籍化したものであり、日々の仕事に追われて「生きているのが苦しい…。」とあえいでいたり、あるいはルサンチマンから「そんな世界にしたのは誰だ?」と人生に迷えるビジネスパーソンに贈る一冊です。
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有坂汀
本書は自らが体を張って取材を重ねて書かれた大宅賞候補作の新装版です。「対立や争いごとのない、金の要らない幸福な農村―」を目指して創設された「ヤマギシ会」はいかにしてカルト化し、崩壊への道を辿ったのか。僕が本書を読むそもそものきっかけとなったのは僕と同年代である高田かやさんの『カルト村で生まれました。』とその続編である『さよなら、カルト村』(共に文藝春秋)を読んだことでありました「自分と同年代の人間(性格には高田かやさんの方が1、2歳年上)がこんな半生を送っていたなんて…。」とショックを受けてしまいました。
有坂汀
本書は2ちゃんねる、ニコニコ動画、英語圏最大の匿名掲示板4chanを創設した「ひろゆき」こと西村博之氏の実践する「コスパいい考え方」を紹介した自身初のビジネス書です。無人の道を歩んだからこその内容。僕はかねてより、ひろゆきさんの言動やほかの著作を読んでいて「この人結構シニカルにものを見たり考えたりしてるなぁ。」といぶかしんでいたのですが、その「根っこ」にあるものが本書の中でまとめられていて、読んでいて「あー。この人は独自のロジックで合理的に動いているからこその言動だったんだなぁ。」と認識を少し改めました。
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有坂汀
本書は日本経済新聞の記者を15年務めた松林薫氏が「ポスト真実」の時代にニュースを正しく読むための「リテラシー」を伝授するものです。僕が本書を読もうとしたきっかけは、松林氏の前著である『新聞の正しい読み方:情報のプロはこう読んでいる!』(エヌティティ出版)を読んで大いに啓発されることがあったからであり、本書にあるのはその延長と言ってもよいのかもしれません。これからの世界を生きる人々は「情報」の受け手だけではなく、自らも発信する側であるからこそ、本書に書かれていることをよくよく吟味する必要性があるみたいです。
有坂汀
本書はライブストリーミングのプラットフォーム。「SHOWROOM」を起業、けん引する前田裕二氏が上梓した自身初のビジネス書です。爽やかな見た目とは裏腹に、泥臭く熱い内容がつづられていました。そもそも前田氏のビジネス上の「原点」はストリートミュージシャンとして行っていた路上での弾き語りライブであり、幼くして母親を亡くし(「もともと、物心ついたころから父親はいませんでしたが」とのこと)10歳離れた兄と親戚の家で暮らすことになり、そこでもらったギターで始めたことだそうです。事業を興すことの大変さを痛感しました。
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有坂汀
本書はTBS系の『クレイジージャーニー』で一躍時の人になった犯罪ジャーナリスト、丸山ゴンザレス氏の著作です。戦争と平和、富める国の表と裏、都市の光と闇、そして生と死―。あらゆる要素が詰まっております。ここで取り上げられている内容のほとんどは『クレイジー』で見たことがあったのですが、本書を読むことによって番組内では描くことのできなかった箇所を見ることが出来て、大満足でした。我々が目を背けたくなるような現実一切を、丸山氏は現場に体一つで飛び込み現地を歩き、住民から話を聞き、生々しいレポートを書いていくのです。
有坂汀
LINE、Facebook、Twitterに次ぐSNSとして話題のInstagram(インスタグラム)。本書は基本的な使い方に始まり、さらには安心便利に楽しむための機能や設定までを丁寧に解説した一冊。インスタの機能。自撮り、夜景、いいね! ハッシュタグ、動画、写真の撮り方、探し方…。さらに関連アプリの紹介に至るまで、これを読んで使いこなせば大体のことはできるようになるでしょう。これを読んで使いこなせば大体のことはできるようになるでしょう。インスタをいこなしていく『手掛かり』として僕は本書を使っていきます。
有坂汀
本書はコミュニケーションアプリLINEにおける解説書売上No.1の最新改訂版です。著名ブロガーであるコグレマサト。まつゆう*の両氏が実体験を基にLINEの使い方やエピソードを披露し楽しさを紹介します。僕がスマホを手に入れてからやりたかったことが二つあり、その一つはInstagramであり、もう一つがコミュニケーションアプリ、LINEでありました。トークアプリのほかにもスマホ一つで誰でもライブ配信できるLINE LIVEや、ニュースサイトであるLINE NEWSなど、さまざまな機能がリリースされております。
有坂汀
21世紀を迎えた日本社会は、これから世界で誰も経験したことのないほどのすさまじい人口減少と高齢化を経験することになる―。本書はNHKの同名番組を書籍化したものですが、読んでいると気が滅入る…。僕は本書の同名番組を以前、テレビで視聴していたことがあり、そのあまりのディストピアぶりに数日間、気が滅入って仕方がありませんでしたが、今回その番組が書籍化された本書を読んでいて「あぁ、自分が今いる場所は、本書に書かれていることのまさに『最前線』なんだ…。」ということを改めて実感するにいたった次第であります。辛いです。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/11/05(5320日経過)
記録初日
2010/11/11(5314日経過)
読んだ本
574冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
160637ページ(1日平均30ページ)
感想・レビュー
226件(投稿率39.4%)
本棚
1棚
性別
年齢
42歳
血液型
O型
職業
自営業
現住所
北海道
URL/ブログ
https://lit.link/arisakamigiwa
自己紹介

北海道釧路市出身。北海学園大学人文学部日本文化学科中退。著述家兼書評家、歌人。様々な職業を転々とした後に小説『遠浅の海』(KDPほか)やエッセイ集『生産性はなくても本は出せる』(同)など8作を自己出版。座右の銘は「曾子曰、君子以文會友、以友輔仁」(孔子)など。

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