Q28: 「スチュワーデス」は現在では正式にどう呼びますか? 呼称が変わったのはなぜですか?

A:stewardess(スチュワーデス)は現在では男女差別を避けるため、flight attendant (客室乗務員)と呼ぶのが一般的。



flight attendant

stewardessは今でも非公式に広く使われています。しかし1970年代に、この言葉を使うこと自体が「これは女性がする仕事」という固定観念を広めてしまうとして、公の場では別の名称を使うようになりました。

「飛行機で飛んでいること(flight)の最中に、乗客のattend(世話をする)人」なので、flight attendantと呼ぶのが最も一般的です。

同様に日本語でも、「スチュワーデス」でなく正式には「客室乗務員」と呼ぶようになりました。

欧米では男性のflight attendantsがたくさんおり、stewardessの男性版であるstewardでもあります。日本やアジアではいまだにflight attendantsはほとんど女性であるようです。

近年ではflight attendantではなく、cabin crewやcabin staffと呼ぶ動きもあります。attendant(世話をする人)では軽く聞こえるかもしれないので、まず第一に乗務員チーム(crew、staff)の一員であることを強調しようという考えです。なお、cabinは船や飛行機の「客室」です。








このコーナーでは、時事英単語や、英文を読む上で必須となる基本の英単語などを、イラスト入りのイメージトレーニング方式で楽しく解説します。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさんです。 

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※本コラムはおよそ7年前に執筆されました。
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