Q38: アメリカ出張中に、警察を呼ぶことが必要な緊急事態になりました。日本の「110番に電話してください」に相当する表現は何でしょうか?

A:“Call 911.”





アメリカへ旅行中・出張中に、警察が必要な緊急事態になったら、すぐに911番に電話しましょう。

“Call 911.”は、いざというときにすぐ口から出るように暗記しておきましょう。


英会話は苦手、ましてやパニックした状態で電話で英語を話すのは無理かも、という方もいらっしゃるでしょう。その場合は現地の人に、
“Call 911.” 
と頼んで電話してもらえばよいでしょう。日本での「110番に電話してください」「警察を呼んでください」に相当します。
“Call the police.”(警察を呼んでください)でも結構です。


アメリカでの緊急電話番号は火事・救急・犯罪どれでも911に統一されています。
ですから、日本での「119番に電話してください」「救急車/消防車を呼んでください」も同じ番号で、
“Call 911.”
です。日本のような「110番」「119番」の区別はありません。


“Call 911.”
は「命令形」なので、「911番に電話しろ」ではきついからとpleaseを付けたくなるかもしれませんが、特に付ける必要はありません。英語の「命令形」は、このような強い依頼をしたいときなどにも使います。
“Call 911.”(911番に電話してくれ)
というニュアンスです。


911の読み方は、nine one oneが普通です。nine hundred elevenではありません。


2001年の米国同時多発テロは、9月11日に行われました。わざと緊急電話番号である911と同じ日にテロを起こしたものでしょう。

この同時多発テロを指して簡単に
9/11
と言うことがありますが、この場合はnine elevenと発音されることが多いです。


911番に電話すると、緊急センターの係員にどんな事態なのかを聞かれます。最初に、その場所の住所を聞かれることもあります。住所を言えるように準備しておいてください。固定電話からかけた場合は、緊急センターの方で住所判別ができることが多いようです。


911番に電話すると、緊急センターから聞かれる表現の例:
・911. What’s the location of the emergency? (そこの住所は?)
・What’s the emergency there? (どんな緊急事態ですか?)
・May I help you? (どうしましたか?)






このコーナーでは、時事英単語や、英文を読む上で必須となる基本の英単語などを、イラスト入りのイメージトレーニング方式で楽しく解説します。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさんです。 

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※イラスト・写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件に基づいて使用しています。








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